【無料プラグイン5選】Sleepfreaksが自信を持ってお勧めする"音が良いフリー音源" Vol.1
即戦力の無料プラグインを厳選して紹介
DAWに付属するインストゥルメント・エフェクトから、「もう一歩クオリティを高めたい」となった際に導入する「サードパーティ製のプラグイン」
近年では無料で配布される”フリープラグイン”でも有料製品と遜色ないクオリティを持つ製品が多数リリースされています。
ここでは実際に様々なフリープラグインを使い楽曲制作を行い、中でも皆様にお勧めしたい製品を厳選してご紹介します。
今回ピックアップしたプラグインのみを使い制作した、デモトラックをお聴きください。
バンド編成にシンセサイザーが加わった、定番編成のポップス系トラックです。
▶デモトラック(ミキシングは未処理)
無料とは思えないクオリティですね!
それでは楽曲で使用した無料製品を確認していきましょう。
1.Native Instruments – KOMPLETE Start
様々なインストゥルメント・エフェクトが含まれるプラグインバンドル”KOMPLETE”の無料版
有料版と比較すると含まれる製品・音色数は少ないものの、サウンドのクオリティはそのままに無料で使用ができます。
その中でも【Kontakt Factory Selection 2】に含まれるドラムセットの音色【Pop Kit】は、ポップスからロックまで幅広いジャンルに対応でき、質の高さも印象的です。
▶️【Pop Kit】のサウンドデモ
KOMPLETE Start ダウンロード
2.IK Multimedia – MODO Bass
ウッドベースやエレキベースの専用音源、”MODO BASS 2″の無料版
有料版の中からエレキベース1機種のみ使用ができ、サウンドのバリーションでは制限があるものの、多彩な奏法に対応し生演奏さながらの表現が可能です。
物理モデリングという方式を採用した音源で、サウンドクオリティに対して容量が少ない点も魅力です。
▶️【MODO BASS 2 CS】のサウンドデモ(スラップ奏法)
MODO BASS 2 CS ダウンロード
3.Impact Sound Works – Shreddage 3 Stratus FREE
KOMPLETE Startに含まれる”Kontakt Player”というサンプラープラグイン上で動作するエレキギターライブラリ”Shreddage 3 Stratus”の無料版
製品版からは奏法やサウンドのバリエーションが省略されているものの、非常に質の高いストラトキャスターサウンドを楽曲で使用することができます。
▶️【Shreddage 3 Stratus FREE】のサウンドデモ(ギターアンプシミュレータにフリープラグインのAmplitube 5 CSを使用)
Shreddage 3 Stratus FREE ダウンロード
Amplitbe 5 CS ダウンロード
4.Soundpaint – 1928 Vintage Grand Steinway
Soundpaintというサンプラーソフトを無料ダウンロードすると付属するグランドピアノのライブラリ
強弱表現がしっかりでき、生々しく柔らかめのサウンドが特徴です。また内蔵エフェクトの質も非常に高く、自由にエディットが行えます。
▶️【1928 Vintage Grand Steinway】のサウンドデモ(OTTというフリープラグインのマルチバンドコンプを使用)
Soundpaint ダウンロード
OTT ダウンロード
5.Vital Audio – Vital Basic
多彩なサウンドが作れるウェーブテーブル方式のシンセサイザープラグイン
有料版からオシレータの波形とプリセットの数が省略されているが、シンセサイザーとしてすべての機能を使用することが可能です。
プリセット数が少ないですが、無料で配布されているものも存在しており後から音色を追加することもできる点が魅力的です。
また自分で音作りに挑戦したい方には、特におすすめできるプラグインです。
▶️【Vital】のサウンドデモ
Vital ダウンロード
いかがでしたでしょうか?
ここでご紹介した製品は全て無料なので「今回初めて知ったプラグインがあった」という方は是非ダウンロードをして、楽曲制作に活用してみてください!
フリープラグイン紹介は第2弾も企画しておりますので、引き続きご期待ください!
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記事の担当 宮川 智希/Tomoki Miyakawa
15歳でシンセサイザーの魅力に惹かれDTMを始める。
20歳よりサポートキーボーディストとして大久保伸隆氏(Something Else)を始め多くのステージで活動する傍ら、活動拠点を制作へとシフトする。
その後、音楽制作ユニットL75-3を結成し、同人、商業両面で音楽作家として活動を開始。
2013年より声優原由実氏への楽曲提供を皮切りに、永井朋弥氏(+Plus)楽曲で編曲、映画での劇伴制作、イベント内でのBGM制作と様々な制作の現場に携わる。
同人活動ではVocaloidを用いた楽曲を使用し、“Twilight of Small Planet”がニコニコ動画カテゴリーランキング5位を記録。
その他、docomo Xperia feat. HATSUNE MIKU内オフシャルコンテンツや東京IT新聞などのメディアに掲載される。