Tracktor クオンタイズモード DJ Traktor 使い方
多彩なプレイを可能にするクオンタイズモード
クオンタイズモードスイッチは、画面中央上部のマスターパネル内にあります。
クオンタイズモードをオンにすると、ビートマッチしている状態を崩さずに、
キューボタンや任意の場所をクリックして楽曲中を移動することができます。
例として、2曲をミックスしてプレイする際に
デッキAで演奏している曲のビルドアップ後にオフビートになるパートで、
デッキBで演奏している曲のキューを設定している部分をミックスしたい場合を想定します。
操作は、デッキAの楽曲がオフビートになるタイミングで、デッキBのキューボタンを押すのですが、
クオンタイズモードがオフの場合は、ピッタリのタイミングで押す必要があり、
殆どの場合は少しタイミング(位相)がズレる結果になると思います。
このような場合に、クオンタイズモードがオンになっていると、
ピッタリとタイミングを合わせてくれます。
このように、事前に要所要所にキューポイントを設定して、クオンタイズモードを使用することにより、
レコードやCDでは無理だった多彩なプレイが出来るようになりました。
ポイント
クオンタイズモードがオンの状態でプレイし始めた後に、Tempo Bendを使用して
意図的に元の状態からタイミング(位相)をずらした状態にする場合があります。
(おもに生演奏楽曲などでテンポが不安定な際に行います)
その状態でキュースイッチを使用し、任意のポイントに移動すると、
位相がずれた状態のまま移動します。
この利点は、いざプレイしてみるとビートマーカーが微ズレの場合に、
Tempo Bendで微調整して聴感上の位相を合わせられることです。
デッキ上のフェーズメータはズレている状態になりますが、
大きくテンポが変わらない楽曲であれば、この状態でキュースイッチで移動しても
聴感上で調整した位相を保つことが出来ます。