Drop Kickの作り方
Drop Kickはトランスやエレクトロニック・ダンス・ミュージックで頻繁に使用される、太く伸びる余韻が特徴的なキックサウンドです。本記事では、シンセサイザーの複数オシレーター、エンベロープ、フィルター、ユニゾン設定を組み合わせて、プロフェッショナルなDrop Kickを制作する具体的な手順を解説しています。エンベロープ設定やアタックのタイミング調整、さらに歪みやEQ、コンプレッサーなどのエフェクト処理まで、サウンドメイキングの全段階をカバーしており、初心者でも段階的に迫力のあるキックサウンドを完成させることができます。
EDMやトランスと相性の良いDrop Kick
今回は、太く伸びる余韻が特徴の「Drop Kick」の作り方
について解説していきます。
手順は長めに見えますが、やってみると意外と簡単です。
ぜひトライしてみて下さい。
サウンド作成方法
YouTube動画への質問と回答の抜粋
VoicingタブのUnisonoを使った際に、動画のように8分音符で音を鳴らしていると、1音1音、音量や音色が変わってしまうのですが何故でしょうか?
おそらく発音毎の位相による変化かと思います。 画像の項目を有効にしてお試しください。 https://app.box.com/s/7cb6lftl2123l9wke5l8cqjsg22rrzit
Ampエンヴェロープ

Ampにアサインされている4Envは、
Attack最速、Level最大、Sustainは中央とします。
少しリリースを残すような設定です。
OSC1とピッチエンヴェロープの設定

OSC1にはクリーンな低音を出すため、サイン波を選択します。
また、ピッチに1Envを適用し、効果の幅は最大の64とします。
Envの設定は下図のような感じで、Levelを最小とした上でDecayを調整します。

ユニゾンとRestart via Gateの設定
更に迫力を出すための設定を行っていきましょう。

VOICINGタブのUnisonoを5程度に設定し、音を重ねます。
その際、下図のようにOSCタブで「Restart via Gate」を設定すると、
アタックのタイミングが揃って迫力が増します。

OSC1へのフィルター適用

OSC1へはFILTER1を適用し、ローパスでやや高域をカットしながら、レゾナンスも入れておきます。
OSC2の追加とエンヴェロープによる変化付け

OSC2にはオクターブ下のパルス波を用い、Pulse WidthとAmpに2Envを適用しておきます。
2Envは下図のように設定し、アタックから少し遅れて音色と音量が変化するようにします。
「ドゥウウウウン」と後半の余韻が持ち上がってくるイメージです。

OSC2へのフィルター適用

OSC1へはFILTER2を適用し、こちらもお好みで高域をカットします。
使用する曲の雰囲気に合わせて調整していきましょう。
エフェクトによる仕上げ

INSERTでHARD CRIPPERを適用します。
今回は、Dry/Wetを11時くらいの位置、Driveを10時くらいの位置としました。


FX1ではClassic Tubeを選択し、Wetに振り切った上で、DRIVEを調整します。
その後、アタックを強調するため、EQのHi Shelfを若干持ち上げます。
更にホストDAW側のインサート等でEQとコンプをかけていきます。

EQは5kHzと90Hz付近を持ち上げ、アタックと低音を強調します。

コンプレッサーは、リリースを早めに設定して余韻を強調するのがポイントです。
一方でアタックも潰しすぎないよう、適度なレシオ、スレッショルド、アタックタイムを設定しましょう。
歪みや、EQ・コンプで大きく印象が変わりますので、ぜひお好みに合わせて調整してみて下さい。
よくある質問
Q1. Drop Kickとは何ですか?
Drop Kickは、EDMやトランス音楽で使用されるシンセサイザーで生成されたキック音で、アタック感が強く、その後に太く長い余韻が特徴です。通常のドラムキックとは異なり、ピッチエンベロープやフィルターモジュレーションで独特の「ドゥウウウウン」という音色を実現します。
Q2. 迫力のあるDrop Kickを作るために最も重要な設定は何ですか?
ユニゾン設定と「Restart via Gate」機能が重要です。これらを組み合わせることで複数の音声が同時にアタックし、アタックのタイミングが揃うため、サウンドの迫力が大幅に向上します。
Q3. Drop Kickにはどのようなエフェクト処理が必要ですか?
Hard Clipperで歪みを加え、Classic Tubeで温かみを付与し、EQで5kHzと90Hz付近を強調してアタックと低音を引き立てます。最後にコンプレッサーのリリースを速くして余韻を強調することが効果的です。
このような記事も読まれています

オンラインDTMレッスン専門 / 2009年から17年
- CATEGORY:
- シンセサイザー レシピ(音作りのコツ)











