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サウンドにアタック感を与えるピッチテクニック

アタック感を強調してオケに埋もれない存在感を与える

ENV

今回のシンセレシピは、ボリュームエンヴェロープ以外の要素で、
サウンドのアタック感を強調するテクニックを解説していきます。

ボリュームエンベロープでサスティンを高めに設定すると、
音量差が無くなり、アタック感が薄れてしまう傾向にあります。

かといって、サスティンを下げると迫力のないサウンドになってしまう・・・
そのような場合にとても重宝します。

サウンド作成方法



ピッチへエンベロープを適用する

アタック感を付加する方法は非常に簡単です。

ENV適用-1

空いている「ENV」を使用しているオシレーターのピッチへ適用し、音程を高めに設定します。
明確な効果を得るためには、12半音(1オクターブ)以上をおすすめしますが、
好みのサウンドになるよう様々な値に変化させてみてもよいでしょう。

ADSR

Attackを「0」、Decay右のLevel(一般的にはサスティーン)を「0」にします。
演奏された瞬間にピッチが上がり、その後実際の音程に戻ってくるという設定です。

あとはDecayで戻りの早さを決定します。
実際にプレイしながらDecayを下げていくことで、程よいアタック感が出る部分を見つけて下さい。
比較的早めの設定とすることで、全体のピッチ感を損なわずにアタックを強調することができます。

このテクニックはベース、リード、コード、アルペジオなど様々なパートで使用できます。
ミックスの中で際立たせたいサウンドがある場合は、ぜひお試しください。