Native Instruments Session Bassist PRIME BASS 発売!!
Sessionシリーズ初のベース音源が誕生
Native Instruments社のKONTAKT用新ベース音源「Session Bassist PRIME BASS」が発売されました。
「Session」シリーズはこれまでギター音源が6種類発売され人気を博していますが、ベース音源が今回が初です。
ここではまずその概要を速報でお伝えしたいと思います。
製品リンク:Session Bassist PRIME BASS
パターン活用から打ち込みまでカバーするユーティリティー音源
PRIME BASSは、「Session」シリーズの系譜を受け継ぎ、様々なジャンルに適合するパターンフレーズを活用してベーストラックを構築できる機能が売りの音源です。
良い音が鳴らせても、良いフレーズが浮かばなければ結局音源の持ち腐れになるということも多いですよね。その点この製品は、ベース打ち込みが苦手な人でもすぐにプロっぽいプレイを楽曲に取り込めるため、非常に実用的な音源と言えるでしょう。
もちろんフレーズをそのまま使うだけでなく、MELODY機能によって奏法を切り替えながら打ち込むことも可能。パターンと打ち込みをハイブリッドに組み合わせることによって、楽曲にマッチするベーストラックをスピーディーに実現できます。
プレミアムかつ汎用性が高いベースサウンド
PRIME BASSは1981年アメリカ製ソリッドボディベース(おそらくFender Precision Bass)をサンプリングしたとのことですが、Sessionシリーズに共通する上質なサウンドは本製品でも健在です。
フィンガー/ピック/スラップ奏法のいずれもボディやキャビネットの振動を感じられるようなリアリティに溢れています。
Guitar Rig譲りのエフェクターやアンプも充実していて、音源内でかなり音色を作り込むことが可能です。
少し触ってみた感じでは、どれも非常にイメージ通りに効いてくれて、直感的に扱いやすい印象でした。
もちろんプリセットも豊富に用意されていますので、ベースの音作りが未経験の方も安心です。
あらゆるジャンルを網羅したパターンライブラリー
ロック、ファンク、RnB等はもちろんのこと、エレクトロやラテンまでパターンが取り揃えられています。これらのジャンルをメインで作らない方にとって、アレンジにエッセンスを取り入れたい際に非常に便利ですね。
パターンをカスタマイズすることも可能。打ち込みとの組み合わせも含め、オリジナリティを出せる幅もかなり広いと言えます。
またパターンをドラッグ&ドロップすることでMIDIに展開することができ、その中で細かなピッチを変えることも可能です。
様々な奏法やグルーヴ調整機能が満載
これまでの画面にもあったように、MELODYモードでは、フィンガー/ピック/スラップ/ミュート/デッドノートなど様々な奏法を切り替えながら打ち込むことが可能です。
バリエーションは少ないですがスライドのサンプルも用意されていて、レンジが広い2音感をスライドでスムーズに繋ぐ機能などもあります。
また、パターンについてはヒューマナイズやスイング、フィール、前後へのシフトなど、グルーヴを自在に調整できる機能がしっかり揃っています。
これだけあれば、どんな楽曲にもマッチさせることができそうですね。
こうして見るとSessionシリーズのコンセプトはベースにぴったりですね。今までなかったのが不思議なくらいです。
まだまだ触り始めなので、これからじっくりと検証し、また詳しく解説できればと思います!