あなたに合うコースを診断
表示されない場合は別タブで開く ↗
PR

Filterを排除!? ハーモニクスシンセサイザー Nektar Boltの使い方 ① 製品概要とOSCセクション

ソフトシンセ_使用法 公開 2019.03.28 更新 2026.07.17
記事を読む ↓
Sponsored
TRACK SHIBUYA-HONMACHI|DTMerのためのデザイナーズ防音マンション

Nektar Boltは従来のシンセサイザーの常識を覆す「ハーモニクスシンセサイザー」で、フィルターセクションを排除し、倍音の加算によるサウンド生成をメインとしています。メインOSC2基とサブOSC2基を搭載し、HARMONICSやROLLOFF、NOISEなどのパラメーターで直感的に音作りが可能です。ODD・INV・DEEPボタンで倍音特性を変更でき、これらはフィルターの役割を果たします。SHIFT・DETUNEによるピッチコントロールやDriveによるサチュレーション効果、FM・クロスモジュレーション機能により、無数のサウンドバリエーションを生成できるため、リード・パッド・効果音など幅広い音色制作に対応しています。

倍音を足してサウンドを作るハーモニックシンセサイザー

Nektar社よりリリースされている「Bolt」について解説していきます。

当製品は倍音の加算をメインとしてサウンドを生成していく「ハーモニクスシンセサイザー」という点が特徴となっており、リード・パッド・SE(効果音)など幅広いサウンドに対応します。

まずはBoltのコントロールに欠かすことができない、オシレーターセクションを中心に確認していきましょう。

Boltの使い方 ① 製品概要とOSCセクション解説動画

製品URL : https://beatcloud.jp/product/931?atag=007

Boltのオシレーター(OSC)について

製品はメインOSC2基・サブOSC2基が備わっており、メインOSC2基でサウンド特性をコントロールしていきます。
倍音を加算してサウンド作成を行なっていくタイプで、通常のシンセには必ず搭載されているフィルターセクションが排除されています。

プリセット(波形)も膨大に収録されています。
選択したプリセット波形に対し、OSCパラメーターを使用してサウンドを作成していく流れとなります。

Main 3パラメーター

波形に対し、各パラメーターでサウンドを作成していきます。

  • HARMONICS : 倍音を付加してサウンド特性を調整します。
  • ROLLOFF : 高次倍音を強調し高域を調整します。
  • NOISE : ノイズを加えてサウンドを補強します。効果音の作成にも役立ちます。

OSC上部に配置されたボタンから倍音特性を変更することができます。
これらセクションはシンセサイザーのフィルターに相当します。

  • ODD : 偶数倍音を削除してPulse/Squareのサウンド特性を与えます。
  • INV : 波形の位相の反転します。FM機能やOSC間のサウンド調整に使用します。
  • DEEP : 基音から高次倍音に向けて音量が下がる特性を与えます。この際に低域は強調されます。
    高域が抑えられるため、ローパスフィルターのような働きとなります。

このセクションからはOSCのピッチコントロールを行います。

  • SHIFT : OSCのピッチを半音単位で調整します。
  • DETUNE : OSCのピッチをセント単位で調整します。
  • SUB-OSC : 1オクターブ下の演奏を重ねてサウンドを補強。厚みを出します。
ボリューム/パンのコントロール

Volume Pan

各OSCのボリューム/パンの調整も個別に設定も可能なため、サウンドのニュアンスも細かく調整可能です。

ボリュームフェーダーの脇に配置された赤いフェーダーは「Drive」となっており、サウンドに対してサチュレーション効果を与えることができます。
サウンドを太くしたり、楽曲に馴染ませるという際に活躍します。

Main Volume

中央の「MAIN VOLUME」からはトータルのマスターボリュームを変更可能です。
OSC感のバランスを保ったままボリューム調整が行えるため便利です。

FMを使用して変調する

Boltにはサウンドを変調し、サウンドバリエーションを与える「FM」が搭載されています。

中央の「FM」ボタンを点灯させて、ノブの下に配置されている適用量を指定します。
その後に、各OSCの「SHIFT」を動かすことで、自身のOSCで変調が行われます。

また、「XM」ボタンを使用すると「OSC2」で「OSC1」を変調させること(クロスモジュレーション)も可能です。
この際、「OSC2」のボリュームは「0」でも構いません。


いかがでしたでしょうか?
豊富な波形の倍音をコントロールし、サウンドを作成していくユニークな製品です。

各パラメーターを組み合わせることで、無数のサウンドバリエーションを得られるため、楽しく直感的に操作できるのではないかと感じました。

次回はシンセサイザーにはに欠かすことができない「エンベロープ/LFO」を中心に解説を進めていきます。

製品URL : https://beatcloud.jp/product/931?atag=007

  • threebodytech 記事中

よくある質問

Q1. Nektar Boltにフィルターがないのはなぜですか?

Boltは倍音加算をメインとする設計思想のため、フィルターの代わりにHARMONICS・ROLLOFF・ODD・INV・DEEPなどのパラメーターで倍音特性を直接制御します。これにより、より直感的で独創的なサウンドメイクが実現できます。

Q2. BoltのOSC構成はどのようになっていますか?

メインOSC2基とサブOSC2基の計4基が搭載されています。メインOSC2基でサウンド特性をコントロールし、サブOSCは低域補強や厚みの追加に使用します。各OSCは個別にボリューム・パン・Driveを調整できます。

Q3. FMとクロスモジュレーション(XM)の違いは何ですか?

FMはOSC自体を自分自身で変調させ、サウンドバリエーションを生み出します。一方、XMはOSC2がOSC1を変調させるもので、OSC2のボリュームが0でも機能し、より複雑な周波数変調が可能です。

Q4. Boltはどのようなジャンルや音色制作に向いていますか?

豊富なプリセット波形と倍音制御により、リード音・パッド・シンセベース・効果音(SE)など幅広いサウンド制作に対応しています。直感的な操作性により、実験的で個性的な音作りにも適しています。

Lesson Courses

DTMレッスンのコース

オンラインレッスン実績No.1。一人一人に合わせたレッスン内容をご提供します。

Sleepfreaks

OPEN CURRICULUM

一人ひとりに合わせた、オリジナルカリキュラムを作成。