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10. 和音と声部の入力

Sibeliusの使い方 初級編 公開 2017.05.06 更新 2026.07.17
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本記事は、楽譜作成ソフトSibeliusにおける和音と声部の入力方法について解説しています。パソコンキーボードを使った和音入力では、Shiftキーと音名、または数字キーで音程を指定する2つの方法があり、基準音から上下方向への音追加が可能です。一方、声部入力は単一の五線譜内に複数のメロディーラインを記譜する際に用いられ、Mac/Windowsの専用ショートカットで最大4つの声部を色分けして管理できます。これらの機能を習得することで、複雑なハーモニー構成や多声音楽の効率的な制作が実現でき、DTM作業の生産性が向上します。

パソコンのキーボードを使った和音の入力

今回は和音と声部の取り扱いを紹介します。

無題

以前のMIDIキーボードを使った入力でもお伝えしましたが、和音入力も鍵盤で音程を指定できます。
そのため、MIDIキーボード併用をお勧めいたしますが、念のためパソコンのキーボードを使用した和音入力もご紹介しておきます。

無題

ひとまず入力したい和音に含まれる、いずれか単音(ひとつの音)を入力します。
ここでは、和音の一番下の音として「C」を入力しておきます。

無題

追加したい音名のアルファベット+Shiftキーを使用する方法があります。こ
こでは、キーボードの「Shift」キーと「E」をタイプすると、「E」音(ミ)の音が和音として追加されます。

無題

もうひとつの方法は、メインキーボード(テンキーではない)の、数字キー(1〜9)をタイプする方法です。

例えば、数字キー「5」をタイプすると、「C」音の「5度」上の「G」音が和音として追加されます。
注意すべきは、青く選択されていた音を基準として、音程を指定することです。

この方法で音を追加した場合、追加された音が青で選択されます。

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例えば、最初の「C」音のオクターブ上の「C」音を追加するには、数字キー「4」をタイプする方法と、「Shift」+「C」をタイプする方法があります。
どちらも結果は同じですが、追加後の選択音が違っていることに着目です。

無題

基準の音から下の音を追加する方法もあります。
まず、同じように単音を入力しておきます。

無題

「Shift」キー+数字キーをタイプすると、下方向の音程の音が追加されます。
例えば、「Shift」+「3」をタイプすると、「D」音から3度下の「B」音が追加されます。

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この音程を追加するショートカットは、フレーズ全体に対して3度のハモりを付けるというときに便利かもしれません。

声部の入力

無題

このように1段の五線の中に、符尾の向きが上下に分かれた、2つ以上のラインを記譜することがあります。
それぞれを「声部」(英語で「Voice」)といいます。この入力方法をみてみましょう。

テンキー_と_無題

下の声部を入力したい拍にある、すでに入力されている声部の音符を選択して、音符入力モードの「N」をタイプします。

テンキー_と_無題

テンキーの下にある、声部の入力を切り替えます。
切り替えにはショートカットが便利ですので確認しておきましょう。

例えば、第2声部に切り替えるには

  • Mac:Option+2
  • Win:Alt+2

をタイプします。
ここでは、テンキーの色が「緑」になったことを確認します。

テンキー_と_無題

後は、これまで通りの音符の入力方法で入力します。
自動的に最初の第1声部が上向きの符尾になり、第2声部が下向きの符尾に向きが変わったことに着目です。

スクリーンショット_2017-04-29_0_40_16

ちなみに、Sibeliusでは、最大4つまでの声部が用意されています。

  • 第1声部が「青」
  • 第2声部が「緑」
  • 第3声部が「オレンジ」
  • 第4声部が「ピンク」

音符のカラーを声部ごとに表示させるには、リボン「表示」タブ→「音符カラー」→「声部カラー」を選択します。

次回は、変則的な臨時記号、連桁にチャレンジしていきます。

  • threebodytech 記事中

よくある質問

Q1. Siebeliusでキーボードを使った和音入力の基本的な方法は?

まず基準となる単音(例:C)を入力し、追加したい音名の英字+Shiftキーを押すか、数字キー(1~9)で音程を指定します。数字キーは基準音からの度数(例:5で5度上のG)を示すため、MIDIキーボード併用がより実用的です。

Q2. 複数の声部を同時に入力する場合、どのように切り替えるのか?

最初の声部の音符を選択して「N」キーで入力モードにし、Mac版はOption+声部番号、Windows版はAlt+声部番号でショートカット切り替えします。各声部は色分けされ自動的に符尾の向きが調整されます。

Q3. Siebeliusで対応している最大声部数は?

最大4つの声部に対応しており、第1声部は青、第2声部は緑、第3声部はオレンジ、第4声部はピンク色で表示されます。表示タブの音符カラー設定で声部カラー表示を有効化できます。