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変則的な臨時記号・連桁にチャレンジ Sibeliusの使い方

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本記事では、DTM音楽制作において実践的で不可欠な三つのテクニックを解説しています。括弧つき臨時記号の付与方法、連桁の編集と衝突回避、そして音符や休符の非表示化です。これらのスキルを習得することで、より洗練された楽譜表記が可能になり、フレーズの意図をより正確に表現できます。特にショートカットキーを活用した効率的な操作方法を学べば、制作時間の短縮にも繋がります。

前回は和音と声部の入力を学習しました。
今回は、実践的な変則的臨時記号や、連桁の取り扱いについて解説していきます。

括弧つきの臨時記号をつける

テンキー_と_無題

通常は表記の必要がない部分に、確認の意味で括弧つきの臨時記号で注意を促す場合があります。
ここでは、冒頭小節最後の「F」音に括弧つきのナチュラルをつけてみます。

テンキー_と_無題

臨時記号を付けたい音符を選択した状態で、「テンキー」を第6レイアウトに切り替えます。
その後に、右下の「( )」のキーをタイプすると、自動的に括弧付きのナチュラルが表示されます。

あらかじめナチュラルを付けておかなくてもよいことに着目です。

連桁(こう)を編集する

テンキー_と_無題

フレーズのグループを示すために、イレギュラーですが意図的に、連桁(こう)の繋ぎかたを変更することもあります。
ここでは、2小節目の最後の4つの8分音符の連桁を、8分音符1つと3つの繋ぎに切り離してみます。

テンキー_と_無題

連桁を切り離したい最初の音符を選択した状態で、「テンキー」を第3レイアウトに切り替えます。
その後に、右上の「連桁なし」のキーをタイプすると、選択した音符が、旗(はた)として、連桁から切り離され独立します。

ちなみに、切り離されて旗に変更されたことで、次の音符の臨時記号と旗が接触してしまっています。
このぶつかりは解消しなければいけません。

テンキー_と_無題

衝突を回避したい小節をクリックして選択します。
このとき音符を直接クリックしないで、音符を外すように五線内を選ぶことがコツです。

スクリーンショット_2017-05-05_3_38_55

選択された状態でショートカット

  • Mac:「Shift」+「Command」+「N」
  • Win:「Ctrl」+「Shift」+「N」

をタイプします。
音符間隔がリセットされ、衝突が回避されます。
この操作はリボン「外観」タブ→「音符をリセット」→「音符間隔をリセット」を選択することと同様となります。

音符(休符)を非表示にする

テンキー_と_無題

音符や休符を削除することなく、表示だけを隠す(非表示にする)ときがあります。

例えば、へ音記号の譜表は、二つの声部が使われていますが、2小節目の、3、4拍目の下の声部は2分休符です。
ここは声部をひとつにまとめるという意味で、休符を表示させないようにしてみます。

スクリーンショット_2017-05-05_4_31_40

第2声部の2分休符を選択した状態でショートカット

  • Mac:「Shift」+「Command」+「H」
  • Win:「Ctrl」+「Shift」+「H」

をタイプします。
選択範囲がやや薄い表示に変わります。
この際、第1声部にある4分音符の符尾の向きが、自動的に下向きに変更されたことに着目です。

この操作は、リボン「ホーム」タブ→「表示/非表示」→「表示/非表示」を選択することと同じです。

テンキー_と_無題

同じ小節の4拍目の4分休符も、ト音記号の譜表の第2声部へ段をまたいで移動していると考えると、表記が不要となります。
4分休符が選択された状態で「Delete」キーをタイプすることでも、同じく非表示にできます。

次回は、小節の追加・挿入と削除の方法について解説していきます。

よくある質問

Q1. 括弧つきのナチュラル記号を表示させるには、事前にナチュラル記号を付ける必要があるのですか?

いいえ、事前にナチュラルを付けておく必要はありません。括弧をつけたい音符を選択後、テンキーを第6レイアウトに切り替えて「()」キーを押すと、自動的に括弧付きのナチュラルが表示されます。

Q2. 連桁を切り離した後に音符と臨時記号が衝突してしまいました。どのように解決すればよいですか?

衝突している小節を音符を避けるように選択し、Mac(Shift+Command+N)またはWindows(Ctrl+Shift+N)のショートカットで「音符間隔をリセット」を実行してください。自動的に間隔が調整されます。

Q3. 削除せずに音符や休符を非表示にすることは可能ですか?

はい。非表示にしたい音符や休符を選択して、Mac(Shift+Command+H)またはWindows(Ctrl+Shift+H)で実行、または「表示/非表示」メニューを使用すれば、データは保持されたまま表示だけを隠せます。