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トップページ > Sibeliusの使い方 初級編 > 11. 変則的な臨時記号・連桁にチャレンジ
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変則的な臨時記号・連桁にチャレンジ Sibeliusの使い方

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前回は和音と声部の入力を学習しました。
今回は、実践的な変則的臨時記号や、連桁の取り扱いについて解説していきます。

括弧つきの臨時記号をつける

テンキー_と_無題

通常は表記の必要がない部分に、確認の意味で括弧つきの臨時記号で注意を促す場合があります。
ここでは、冒頭小節最後の「F」音に括弧つきのナチュラルをつけてみます。

テンキー_と_無題

臨時記号を付けたい音符を選択した状態で、「テンキー」を第6レイアウトに切り替えます。
その後に、右下の「( )」のキーをタイプすると、自動的に括弧付きのナチュラルが表示されます。

あらかじめナチュラルを付けておかなくてもよいことに着目です。

連桁(こう)を編集する

テンキー_と_無題

フレーズのグループを示すために、イレギュラーですが意図的に、連桁(こう)の繋ぎかたを変更することもあります。
ここでは、2小節目の最後の4つの8分音符の連桁を、8分音符1つと3つの繋ぎに切り離してみます。

テンキー_と_無題

連桁を切り離したい最初の音符を選択した状態で、「テンキー」を第3レイアウトに切り替えます。
その後に、右上の「連桁なし」のキーをタイプすると、選択した音符が、旗(はた)として、連桁から切り離され独立します。

ちなみに、切り離されて旗に変更されたことで、次の音符の臨時記号と旗が接触してしまっています。
このぶつかりは解消しなければいけません。

テンキー_と_無題

衝突を回避したい小節をクリックして選択します。
このとき音符を直接クリックしないで、音符を外すように五線内を選ぶことがコツです。

スクリーンショット_2017-05-05_3_38_55

選択された状態でショートカット

  • Mac:「Shift」+「Command」+「N」
  • Win:「Ctrl」+「Shift」+「N」

をタイプします。
音符間隔がリセットされ、衝突が回避されます。
この操作はリボン「外観」タブ→「音符をリセット」→「音符間隔をリセット」を選択することと同様となります。

音符(休符)を非表示にする

テンキー_と_無題

音符や休符を削除することなく、表示だけを隠す(非表示にする)ときがあります。

例えば、へ音記号の譜表は、二つの声部が使われていますが、2小節目の、3、4拍目の下の声部は2分休符です。
ここは声部をひとつにまとめるという意味で、休符を表示させないようにしてみます。

スクリーンショット_2017-05-05_4_31_40

第2声部の2分休符を選択した状態でショートカット

  • Mac:「Shift」+「Command」+「H」
  • Win:「Ctrl」+「Shift」+「H」

をタイプします。
選択範囲がやや薄い表示に変わります。
この際、第1声部にある4分音符の符尾の向きが、自動的に下向きに変更されたことに着目です。

この操作は、リボン「ホーム」タブ→「表示/非表示」→「表示/非表示」を選択することと同じです。

テンキー_と_無題

同じ小節の4拍目の4分休符も、ト音記号の譜表の第2声部へ段をまたいで移動していると考えると、表記が不要となります。
4分休符が選択された状態で「Delete」キーをタイプすることでも、同じく非表示にできます。

次回は、小節の追加・挿入と削除の方法について解説していきます。