シンセリフ / バッキングの作り方
頻繁に使われるシンセアレンジの基本テクニック
ジャンルを問わず楽曲中で活躍するシンセサイザー。
メロディーを奏でるリードやオブリガート、
リズミカルにコードを鳴らすアルペジオ、隙間を埋めるパッドなど、
様々な演奏表現に使用されます。
その中でも、非常に使用頻度が高いアプローチが、
コードを活かした「シンセリフ / バッキング」です。
ここを工夫するとオリジナリティーが加わり、より印象的に楽曲を聴かせることができます。
今回は、このシンセリフ/バッキングを簡単に作成する方法をご紹介します。
楽器が弾けなくても大丈夫なので、楽しみながら納得のいくまで作り込んでみましょう。
解説動画
アクセント部分を打ち込む
リズム楽器を聴きながら、アクセントをつけたい部分に和音でノートを配置していきます。
この配置部分にも印象を左右するコツがあります。
- 4分頭 : 1.2.3.4拍目にノートを入れることでリズムが安定します。
頻繁に使用すると、重たい印象になる場合もあります。
逆に出来たものが重たいと思った場合は、この部分をズラしてみるというのも効果的です。 - 8分裏 : リズムにタメを作ることができます。リフ/バッキング作りの核となることが多いです。
- 16分裏 : リズムに細かなノリを与えることができます。
今っぽい印象になりますが、入れすぎるとゴチャゴチャしてしまいます。
最初のとっかかりとして、
このようなことを意識してみると上手く進めやすいと思います。
ノートの長さを調整する
ノートの長さも非常に重要なポイントです。
様々な長さを試して、ノリを作っていきましょう。
ノートの長さに決まりはありませんが、
特に思いつかない場合は、4分頭→8分裏→16分裏の順にノートを短くしてみると、
良い結果が得られやすいでしょう。
後は、楽曲の印象に合わせて調整していくこととなります。
他ノートを散りばめる
空白の部分にコード構成音やスケールノートを挿入し、彩りを与えます。
上記のノートの場所と長さの法則を組み合わせてみてください。
この例では16分裏を足して細かな動きを演出しつつ、そのノートを少し短くしています。