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8_楽曲の構成を分析する

楽曲の構成を分析する

メロディーや伴奏が、どのように構成されているかを分析してみましょう。

分析をする事で新しい発見や、使いやすいフレーズが見つかるかもしれません。
ご自身の引き出しを増やして、作曲に役立ててください。

楽曲の構成を分析する

まずはこちらをお聞きください。
唱歌「冬景色」です。

前奏、Aメロ、Bメロ、サビなどに分けて楽曲を分析しましょう

一気にやろうとせず、フレーズごとや4小節・8小節単位で聞きとる方が良いです。
たくさんの音を追いかけていると、合っているかどうかわからないまま
次へ次へと進んでしまいがちです。
細かく聞きながら、ゆっくりじっくり進める方が効果的です。

前奏のみ

Aメロのみ

Bメロのみ

自分に合ったテンポで聞きましょう

早い曲はテンポを落として聞いてみましょう。
わからないまま流れてしまってはもったいないです。
聞きとれるテンポに設定して、聞きとれる箇所から分析していきましょう。

聞きわける時に「何を聞くか」を決めましょう

フレーズによってはメロディーが聞こえやすかったり、ベースが聞こえやすかったりします。
「今はこれを聞きとる」と決めてメロディーならずっとメロディーを、
ベースならずっとベースを聞きとる癖を付けると良いです。
楽器以外にも、リズムや音色を聞きとってみましょう。

伴奏だけ聞きとってみましょう

伴奏の場合、コードをそのまま弾いているなど、機械的な場合が多いです。
メロディーばかりにとらわれずに、伴奏を聞きとる事にもチャレンジしてみましょう。
コード進行を知っていれば、次のコードが予測できたりもします。

もう一度、楽曲全体を聴きましょう

Aメロ、Bメロなどの曲がどんな構成になっているか。
何の楽器が使われているか、どのタイミングで各楽器が入ってくるか。
色々なパターンに分けて楽曲を分析しましょう。
作曲やアレンジをするときの、ヒントになると思います。

最初は「この曲は、Aメロ・Bメロ・サビ・Aメロ・サビという構成」と大まかな構成を把握しましょう。
それから、Aメロで使っている楽器は何か、同じフレーズは何回出てくるか、
AメロとBメロは調が変わっているか、など少しずつ分析していきましょう。

慣れないうちは大変かもしれませんが、
「あの曲に似ているけど、コード進行がちょっと違う」など新しい発見もありますので、
ぜひ挑戦してみてください。

次回はいよいよ、耳コピのコツについてです。