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10_耳コピのコツ2

音感トレーニングは今回で最終回となります。
前回に引き続き「耳コピのコツ」についてです。

耳コピのコツ2

アレンジしてみましょう

好きなフレーズのリズムや音をを少し変えてみたりすることで
新しいパターンになる事もあります。
ご自身で色々アレンジして楽しみましょう。

George R. Poultonさん作曲「オーラ・リー」

原曲

アレンジ1

アレンジ2

アレンジ3

ハーモニーを予想する

和声やコード理論などを知っていると、ベースラインからハーモニー構成が予想できます。

ベースライン

ベースライン+ハーモニー

分析力を養う

楽譜の読み方、書き方、音楽理論、コード、楽器の演奏方法を知っていると、
より深く、流れる音楽を分析できます。

楽譜と音を結びつける

曲を聞きながら楽譜を追う事で、目も耳も使いましょう。
楽譜や音符を読み書きする事で、頭の中でイメージした音と見ている音符が繋がります。

讃美歌「アメージング・グレース」

アメージング・グレース

おまけ  色々な音に耳を傾けましょう ~もっと音を感じて~

色々な音に耳を傾けましょう

曲を聞いていると、聞こえやすい音と聞こえにくい音があります。
オーケストラ、吹奏楽、バンド、合唱など、お互いの音を聞きながら演奏しましょう。

楽器による特徴

管楽器は演奏しているうちに、楽器が温まって音程が上がってきます。
ギターや弦楽器は弾いているうちに、弦が緩んで音程が下がってきます。
自分が演奏してる音程が周りとずれてないか、確認しながら演奏しましょう。

バランスよく聞きましょう

鳴っている楽器の音量の大小も影響しますが、
自分の得意な音(音色)以外にも耳を傾けて、楽曲全体の音をバランスよく聞く事も大切です。

身体で音を覚えましょう

音=指使いやポジションで覚えていると、
慣れてくると指を動かすだけで音程がイメージできるようになります。

10回に渡ってご紹介してきました音感トレーニング。
楽しんでいただけましたでしょうか。

今までご紹介した音感トレーニングは、
1回やったからといってすぐに身につくものではありません。
続ける事、繰り返す事が大切です。

これらの記事で、みなさまの音楽制作のお力添えが出来れば幸いです。
ご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

仲澤 真紀