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LOCK機能を使用して状態を呼び出す MASCHINE JAM 使い方

Author: sleepfreaks

パフォーマンスやミキシング時に大活躍のリコール機能

lock

LOCK機能を使用することで、ボリューム、パン、ミュート/ソロ、エフェクトパラメーターを最大64パターン記録し、簡単にその状態を呼び出すことができます。

これはミキシングの結果を聞き比べる際や、ライブパフォーマンス時などに大きな効果を発揮します。
今回はこの便利なLOCK機能について解説を進めていきます。

LOCK機能を使用した状態の保存と呼び出し

※9:42秒からの解説となります

まず初めに、LOCK機能に登録するための状態を作ります。
ボリュームやエフェクトパラメーターなどを好みに合わせて調整します。

調整が終わったら、LOCK機能へ保存します。

lock

「SHIFT」ボタンを押しながら「LOCK」ボタンを押します。
PADの表示がLOCK状態へ切り替わります。

lock-select

64PADの好きな箇所(ここでは一番左上を選択)を押します。
これで現在の状態が1つのPADヘ記録されました。

他の設定も保存してみましょう。
新たにパラメーターなどを好みの値に設定します。

lock2

完了したら再度、「SHIFT」ボタンを押しながら「LOCK」ボタンを押します。
ここでは把握しやすいように、先ほど登録したPADの隣を選択しておきます。

これで準備が整いました。

recall-lock

先ほど登録した1つ目のPADを押すと最初の状態が呼び出され、その隣のPADを押すと後に保存した状態が呼び出されます。
このようにして最大64パターンの状態を記録、呼び出すことができます。

LOCKを上書きしたい場合は?

以前に登録した状態(PAD)に対して、現在の状態を上書きすることができます。

LOCKの上書き

「SHIFT」ボタンを押しながら「LOCK」ボタンでLOCK画面に入った後、「LOCK」を押しっぱなしにします。
現在使用されているLOCKが点滅しますので、そのPADを選択します。
これで現在の状態が記録したLockに上書きされます。

LOCK状態を削除したい場合は?

lock-clear

「CLEAR」を押しながら削除したいPADを押します。
PADが消灯し、保存していた状態が削除されたことを表します。

Undoで操作を取り消す

誤ってLOCK状態を削除してしまったという場合。
「Undo」を使用して、その操作を取り消すことができます。

undo

「SHIFT」ボタンを押しながら「一番左上のPAD」を押します。
これで直前に行った操作が取り消され1つ前の状態に戻ります。
このUndoを繰り返すことで1つ前だけではなく、更に前の状態に戻すことも可能です。

また、Undo自体を取り消したい際は、同じ要領でUndoの右に配置されているPAD「Redo」を使用します。
これでUndoにより遡った操作を元に戻すということができます。

非常にユニークで実用的なMORPHING機能

保存したLOCK状態を切り替える際、通常であれば瞬時に記録された状態が復元されますが、このリコールを一瞬ではなく、時間をかけて切り替えるということことができます。

これによりサウンドが徐々に変化していくというモーフィング効果を得ることができるため、ライブパフォーマンスなどで非常に面白い演出ができます。

lock-morphing

LOCKモード中にダイアルに触れるとMORPHINGのダイアログが表示されます。
これを「ON」に変更します。

  • 「Travel」 : LOCKが呼び出された際、指定した小節/拍をかけてパラメーターが移動します。
  • 「Grid」 : LOCKが呼び出された際、指定した小節/拍にLOCKの動きが収まるようにパラメーターが移動します。


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