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ノイズを使用したSEとProgramの保存 HALion6の使い方

HALion 6 サウンドレシピ 公開 2017.05.28 更新 2026.07.18
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HALion 6を使用したノイズサウンド制作テクニックについて、エンベロープとLFOを活用した2つのパターンを紹介しています。楽曲の展開で使用する定番ノイズはフィルターエンベロープでカットオフ周波数を時間軸で変化させ、リズムノイズはLFOとモジュレーションマトリックスで音量変化を与える手法です。これらの完成したプリセットは保存機能でProgram化することで、次回以降の制作で即座に呼び出せるため、制作効率が大幅に向上します。

様々な場面で活躍するノイズサウンドテクニック

sound_8 2

サウンドに厚みを加えたり、楽曲の味付けとして使用できるノイズサウンド。
ここではEnvelopeとLFOを使用した2種類のノイズ加工テクニックをご紹介いたします。

これらのサウンドはジャンル問わずに非常によく使用します。
サウンドをProgramとして保存しておくことで、次回から簡単に呼び出すことができるため便利です。
これらプリセットの保存方法も併せて習得していきましょう。

ノイズを使用したSEとProgram保存 動画

YouTube動画への質問と回答の抜粋

MPD18を購入し、 studio oneに接続できたのですが、 音の出し方がわかりません😭 ただパッドを叩いても出ませんよね... 本当に困ってるので教えてください!


AKAI社の下記URLにて、セットアップ方法が記載されております。 http://www.akaipro.com/kb/article/1590 また、海外の動画では、以下URLが参考になるかと思います。 https://youtu.be/ZP4C9gDHQ0w


パターン1 楽曲の展開で使用する定番ノイズ

ブレイク明けや、展開の盛り上がり直前に使用してスピード感を演出する定番ノイズサウンドです。

Fullscreen

EDIT→ZONE→左から3番目のアイコンをクリックしてOSCILLATORを表示させます。

Fullscreen-1

ここで使用するのはNOISE OSCILLATORになります。
他のOSCILLATORはオフにしておきましょう。

Fullscreen-2

この部分をクリックすることで、

Fullscreen-3

ノイズのタイプが選べるようになります。

  • White : 明るく派手なノイズ
  • Pink : 暗く大人しいノイズ

BPFはBand Pass Filterの略で、ハイとローがカットされたサウンドです。
サウンドが楽曲に馴染みやすくなります。

Fullscreen-4

Levelからノイズの音量を調整します。
今回は100%(最大音量)に設定しました。

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ここでは明るく派手なWhiteを選択しました。
次にFilter Envelopeを使用して、サウンドへ変化を与えていきます。

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左から4番目のアイコンをクリックしてFILTERを表示させます。

Filter TypeはClassicに設定し、ハイを削ってローを残すLow Pass Filter(LP24)を使用します。

Fullscreen-7

Cutoffのノブを左に回すことでハイが削られていきます。

Fullscreen-8

一番左に振り切ると、10Hz以上の帯域が全て削られるため、ほとんどサウンドが聴こえない状態です。

Cutoffが左一杯から

右一杯に動いていくことで、シュワッとした定番のノイズサウンドを作ることができます。

Cubase

今回は一小節間伸ばしたノートを使用します。
ノイズには音程がありませんので、ノートピッチはサウンドに影響しません。

右から四番目のアイコンをクリックしてEnvelopeを表示させます。
FILTERタブをクリックして、Envelopeをエディットしていきます。

ADSR

まずはFILTERのEnv Amntを右もしくは左へ設定します。

ノブを右側へ設定した場合、Cutoff値からAttackの時間をかけて値が右に動いていきます。
その後にDecayの時間をかけてSustain値までCutoffが戻っていきます。
Env Amntを左側へ設定した場合、パラメーターの動きが逆となります。

今回の場合、Cutoffを右に移動させていきたいため、FILTERのEnv Amntは右に振り切ります。
次に、ちょうど1小節でCutoffの移動が完了するように設定します。

上にあるSyncをオンにする事で、DAWのテンポへ同期させることができます。
デフォルトでは1/16になっているため、グリッドの長さは16分音符となっています。

1:1

この部分を1/1に設定すると、グリッドは1小節単位で表示されます。

Fullscreen

アタックを1/1まで移動し、Cutoffを戻したくないため、隣のポイントは最大にしましょう。

Fullscreen-1

ラインをドラッグすることでカーブを描くことができます。
※ Mac「Command」Windows「Ctrl」キーを押しながらラインをクリックすると直線を描くことができます。

後半にかけて急激にCutoffが開くように設定しました。
これでサウンドの完成です。

パターン2 ノイズにリズムを与える

ノイズサウンドに音量の変化を与えるテクニックです。
Aメロ、サビなど構成の冒頭で使用すると、ノリの良さを引き出しつつ、展開を盛り上げることができます。

Fullscreen-3

上記と同様にOSCILLATORはNOISEのみを使用します。
ここでもNOISEタイプはWhiteを選択しています。

この状態にサイドチェインのような動きをつけてみましょう。
サイドチェインは以前の解説で習得しましたね。

Fullscreen-6

FILTERからClassicとLP24を選択します。

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一番右のアイコンをクリックしてMODULATION MATRIXを表示させます。
SourceはLFO 1を選択し、DestinationでCutoffを指定します。Depthは右に振り切りましょう。

これでLFO 1がFilter Cutoffに影響を与えるということになります。

Fullscreen-5

次にLFO1 の動きを設定していきます。

WaveformからSineを選択し、DAWのテンポに動きを同期させるためSync ModeをTempo+Retrigへ設定します。
Retrigger ModeをOnにすると、ノートが発音されるたびにLFOの動きが最初に戻ります。
Frequencyは1/4とします。

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FILTERのCutoffを中央に設定して再生してみると、LFO1の動きが適用されます。
しかし、アクセントが四分の頭になるため縦ノリっぽく聴こえてしまいますね。

MODULATION MATRIXのDepthを左にすることで、アクセントが逆(8分裏)となります。
そして徐々にLFOが適用されるようにしていきます。

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LFOにはEnvelopが搭載されており、LFOの効果が出るまでの時間に差をつけることができます。
しかし、このままだと出だしの音が少しこもってしまいます。

Fullscreen-1

スタート位置をもっと明るくするためにCutoffを右に振り切りましょう。
あとは徐々に音量が小さくなるように設定するだけです。

Cubase

今回は4小節分のノートを書いていきます。

Fullscreen-3.jpg

EnvelopeのAMPでSyncをオンに設定し、その隣を1/1に設定します。

4小節かけて音量を下げていきたいため、Timeが4/1になるまでポイントを右に移動します。
最後には音量ゼロにしたいため、ポイントを一番下に設定します。

徐々に均等に音量を下げたいので、ラインをドラッグして直線にします。
※ Mac「Command」Windows「Ctrl」キーを押しながらラインをクリックすると直線を描くことができます。

これでサウンドの完成です。

プリセットの保存方法

これらのサウンドは頻繁に使用しますので、Programごと保存しておきましょう。
次回から簡単に呼び出すことができるため便利です。

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Program 1 を右クリックし、
Load/Save → Save Program As… を選択します。

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任意の名前をつけてOKをクリックします。

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次回からプリセットを呼び出したい場合、
Load Programをクリックし、保存した名前を入力します。

プリセットが下に表示されますので、クリックすることで呼び出すことができます。
このように頻繁に使用する音色は保存しておくことをお勧めいたします。

よくある質問

Q1. HALion 6でノイズを使ったSEを作る際、最初に設定すべきことは何ですか?

NOISE OSCILLATORのみをオンにし、他のオシレーターはオフにします。その後、ノイズタイプをWhiteまたはPinkから選択し、BPFフィルターでサウンドを楽曲に馴染みやすく調整することが基本です。

Q2. フィルターエンベロープのEnv Amntを左右に設定する違いは何ですか?

右に設定するとカットオフ値がアタック時間をかけて右に移動し、左に設定するとその動きが逆になります。カットオフを開いていきたい場合は右に振り切ります。

Q3. 作成したノイズプリセットをプログラムとして保存するにはどうしますか?

Program 1を右クリックして「Load/Save」→「Save Program As…」を選択し、任意の名前をつけて保存します。次回はLoad Programから保存した名前を検索して呼び出せます。

Q4. LFOのRetrigger Modeはどのような場面で活用しますか?

Retrigger Modeをオンにするとノート発音時にLFOがリセットされるため、ノートごとにLFOの動きが一定になり、リズミカルで統制された効果が得られます。

Q5. 縦ノリではなく横ノリのグルーヴを作るにはどうしたらよいですか?

モジュレーションマトリックスのDepthを左に振ることで、LFOのアクセントを逆(8分裏)にして横ノリの印象を作ることができます。