仕事を把握する_2 DTM音楽クリエイターの心得
仕事を受ける上でのポイント
作業を把握することで、
確実に行き違いや修正を減らすことができます。
これはお互いのためであり、
「この人に頼むとやりやすいな」と思ってもらうことにも繋がります。
僕が仕事を受ける場合は、下記のことは必ず確認する様にしています。
作品が使用される場面
これを確認しておくことで、
制作する楽曲を調整することが可能です。
「オシャレに」という指示でも、
「クラブイベントで使用されるのか?」「携帯のCMなのか?」
このように制作時のヒントになります。
併せて参考楽曲も必ず確認してください。
作業範囲
ご自身がどこまでやるのか?作業の範囲を明確化してください。
制作を進めていく中で、
なんでここまでやらなくてはいけないのか?
こう思う場面が、よくあります(笑)
納期
上記内容から考慮し、無理のないスケジュールになっているか?
「寝ないでやればOK」という方もいらっしゃるかと思いますが、
それが無理をするということではないでしょうか(笑)
しっかりと寝てください。
確実に集中力が落ち、クオリティやスピードに影響します。
報酬
作業がどの位かかるかというのは、
制作を行なっていくとある程度、見えてきます。
その基準を作るためにも、最初はあまりに安い場合を除き、
受けてみた方が良いと思います。
基準が見えてきた後、生活状況と照らしあわせて検討してみてください。
著作権に関して
「買い取り」といって、著作権が発生しないケース。
これが多いかと思いますが、稀に印税が発生する場合もあります。
把握は絶対に行っておいてください。
「クリエイターのための音楽著作権」も用意しています。
経費に関して
例えばボーカル録音を行なうためのスタジオ費用。
ギタリストにギターを入れてもらうための支払いなど(これは出ない場合がほとんどです)
納品を行うまでに発生するであろう費用負担をどうするのか?
これも必ず確認すべき点だと思います。
修正ライン
どこまでが修正ラインか?または回数を把握してください。
ロック楽曲の依頼を受けて作業していた最中、
「方向転換があったんでバラードでお願いします」など(笑)
明らかに趣旨が異なる場合も、言えるようにしておきたいです。
修正が続けば続くほど、作業量は増えることとなり、
時給が落ちていくこととなります。
勿論、少ない回数でOKを出せるよう、
最善を尽くすということを大切にしてください。
修正が少ないほど、重宝され、次に繋がります。
納品形式
特に注意したいのが、「サンプルレート/ビット」です。
オーディオ録音の場合、録音後では取り返しがつかないため、
必ず事前確認が必要となります。
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