文字起こしが10倍速くなる!? Googleドキュメント活用方法
高精度な音声入力で文字起こし作業を圧倒的に効率化
今回はGoogle社よりリリースされている「Googleドキュメント」をご紹介いたします。
テキストの音声入力は珍しい機能と言えませんが、日々進化する音声解析精度には非常に驚かされます。
ここではGoogleドキュメントの使い方・設定方法と併せて、パソコン上の音声ファイルを文字起こしする方法も解説していきます。
Googleドキュメント活用方法 動画解説
Googleドキュメントを使用するために
Googleドキュメントは無料で使用可能ですが、「Googleアカウント」とインターネットブラウザの「Chrome」が必要です。
ChromeからGoogleアカウントへログインを行い、左のメニューアイコンから「ドキュメント」をクリックします。
新規のドキュメントを作成するため「空白」をクリックします。
メニューの「ツール」から「音声入力」を選択します。
表示されるマイクアイコンをクリックすることで、音声入力が開始されます。
音声入力を行うためのマイク設定
音声入力で使用されるマイクはパソコン上で指定した入力デバイスとなります。
まずはこの設定を行っていきましょう。
Macのマイク設定
上メニューのアップルアイコンから「システム環境設定」を開きます。
「サウンド」を開きます。
「メニューバーに音量を表示」へチェックを入れます。
「Optionキー + クリック」でサウンドを開き「入力装置」を使用してるマイク、マイクが接続されているオーディオインターフェイスへ割り当てます。
これで設定が完了です。
Windowsのマイク設定
メニュー右下のスピーカーアイコンを右クリックし、表示される項目から「サウンドの設定を開く」を選択します。
「入力デバイス」部分を使用してるマイク、マイクが接続されているオーディオインターフェイスへ割り当てます。
これで設定が完了です。
パソコン上の音声ファイルを文字起こし
サウンドのルーティングを工夫することで、パソコン上の音声ファイルに対しても文字起こしが可能になります。
Macのサウンド設定
設定は「LadioCast」と「Soundflower」の2ファイルを組み合わせます。
これらソフトの詳細は下記の記事・動画で解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。
LadioCastを立ち上げ、サウンドルーティングを画像のように設定します。
上メニューのスピーカーアイコンを「Optionキー + クリック」で開きます。
- 出力装置 : Soundflower(2ch)
- 入力装置 : Soundflower(64ch)
に設定します。
これでルーティングは完了です。
目的のファイルを再生しながら音声入力を行うと、流した音声が文字起こしされていきます。
Windowsのサウンド設定
サウンドルーティングを行うために「LoopBack機能」が搭載されているオーディオインターフェイスを使用しました。
ここではSteinberg社のUR22Cを例に進めていきます。
Cディスク→「ProgramFiles」→「Steinberg」→「UR-C」フォルダの「dipMixFx」を起動し「Loop Back」を有効にします。
メニュー右下のスピーカーアイコンを右クリックし、表示される項目から「サウンドの設定を開く」を選択します。
出力を「UR22C」に設定
入力も「UR22C」に設定します。
これで再生した音声ファイルが文字起こしされます。
いかがでしたでしょうか?
パソコンを使用していると音声を文字に変換したいという場面が多々あります。
ぜひ様々な場面・用途に併せてGoogleドキュメントを活用してみてください!
DTM解説情報をつぶやくTwitterのフォローもお願いいたします。