広告

音程処理 音楽理論 音楽機材・ソフト紹介 音圧・音量 音像処理 空間処理 波形処理 歪み・サチュレーター 機材設定 機材 書き出し・読み込み・変換 打ち込みテクニック 打ち込み 基本編集 周波数 便利操作・作業効率化 作詞のメソッド 作業環境 低音処理 レコーディング リミッター・マキシマイザー リバーブ リハーモナイズ リズム楽器 リズム処理 リズム モニタリング ミックスが上手くなるTIPS ミキサー・ミキシング マルチ音源 マスタリング ポップス ボーカロイド ボーカル ボリューム処理(コンプレッサー) ベース ベル ヘッドホン ブレイクビーツ ブラス ファイル管理 ピアノ・Key ビンテージ ヒット曲の分析 パッド バージョン新機能解説 バンドサウンドを創るには バッキング ハード機器 ハードウェア操作 ドラム・打楽器 ドラム ドラゴンクエスト トリガー トランジェント ディレイ ディエッサー テンポ処理 テストタグネーム ソフトシンセ ストリングス ステレオイメージャー シンセサイザー サンプリング サンプラー サウンド入出力 サウンド入出 コンプレッサー ゲーム音楽 ゲート グリッチ ギター ギタリストのためのAbleton Live キック カットアップ オートメーション オーディオ操作 オーディオ処理 オーディオインターフェイス エフェクト処理 エフェクト インストール/製品登録 イコライザー アナライザー いきものがかり Zynaptiq YouTube生配信 XLN Audio Xfer Records
トップページ > 音楽理論 初級編 > 16.四和音のコード マイナーセブンス・フラットファイブ
目次を見る
Sleepfreaks監修のDTM向けPC

四和音のコード マイナーセブンス・フラットファイブ/音楽理論講座

不安定ながらゴージャスな響き
「マイナーセブンス・フラットファイブ」

今回は、前項のドミナント・セブンスコードに引き続き、マイナーセブンス・フラットファイブについて学んでいきます。

このコードは、「ハーフ・ディミニッシュト」「ハーフ・ディミニッシュ」「ハーフ・ディミニッシュトセブンス」「ハーフ・ディミニッシュセブンス」とも言います。
✳︎ただし、「ディミニッシュセブンス」とは別のコードなのでご注意ください。

マイナーセブンス・フラットファイブは、名前が長くなんだか難しそうに思えますね。
しかしながらこのコード、まさに名前のとおりで実はシンプルです。

まずは、Cマイナーセブンス・フラットファイブのサウンドを確認してみましょう。
コードの構成音を順に鳴らした後に、コードが鳴ります。

途中までは怪しい雰囲気でしたが、最後にまとめて聴いたときは不安定ながらゴージャス感のある響きにも聴こえますね。

マイナーセブンス・フラットファイブの表記

マイナーセブンス・フラットファイブは下記のように表記されることが多いです。

中でも一般的なものは

  • Cマイナーセブンス・フラットファイブなら= Cm7-5
  • Dマイナーセブンス・フラットファイブなら= Dm7-5

あたりの表記でしょうか。
次に、「Cm7♭5」「Dm7♭5」のような表記も目にします。


マイナーセブンス・フラットファイブの基本形

Cm7-5を、譜面とピアノロールでそれぞれ確認してみましょう。

ここで何か気がつきませんか?
そうです。途中までディミニッシュ(トライアド)と同じですね。
そして、マイナーセブンスコードと似ています。

改めてコード名に注目してみましょう。

  • “マイナーセブンス” “フラット” “ファイブ”

マイナーセブンスの”5″(ファイブ)が”♭”(フラット)しているとコード名から読み取れますね。
Cm7とCm7-5を比べてみると一目瞭然、マイナーセブンスコードとの違いはたった1つです。

ご覧いただいたとおりマイナーセブンスコードの基本形のP5thを半音下げ、dim5thにすることにより、マイナーセブンス・フラットファイブの基本形に変化させることができます。

簡単な覚え方として、以下のように捉えておくとよいでしょう。

  • ディミニッシュ(トライアド)にm7thを足す
  • あるいはコード名の通り、マイナーセブンスの”P5th”を半音下げる(”dim5th”にする)

マイナーセブンス・フラットファイブの音程は

  • インターバルで覚えるなら、R m3rd dim5th m7th
  • スケールディグリーで覚えるなら、1 ♭3 ♭5 ♭7

となります。

3和音と4和音コードのまとめ

ここで、今まで出てきた3和音/4和音のコードをまとめて復習しておきましょう。

再度ご注目いただきたいのは、ディミニッシュ(トライアド)にトライトーンが含まれているという点です。

他にもたくさんコードはありますが、今回でひとまずコードの作り方は終わりです。
次回以降は伴奏などで使用するコードはどう選択していけばいいのかという点に焦点を当てていきます。

これまでの項目で、楽曲のキーと使用するスケールの関係はご理解いただけたと思いますが、コードもそれと関連しますので、全ての知識が活かされてきます。
ぜひここまでを復習しながら進んで下さい。