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YAMAHA「MSP3A」を最速レビュー! MSP3とのサウンド・仕様を比較

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Author: sleepfreaks

MSP3の発売から20年が経過 2021年遂に新モデルが登場

人気モニタースピーカーYAMAHA「MSP3」の後継機「MSP3A」がリリースされました。

YAMAHA MSP3A

本日2021年2月19日から発売開始となります。
旧モデル「MSP3」は昨年、弊社が行ったDTMアンケートのスピーカーランキングで堂々の1位となっているDTMer定番の大人気製品です。

今回は事前に新モデル「MSP3A」をお借りすることができましたので、旧モデルの「MSP3」とサウンド・製品特徴を比較しながらレビューしていきます。

「MSP3A」最速レビュー動画

製品URL : https://yamaha.io/3tKOETJ

MSP3とMSP3Aのサウンド比較

まずはサウンドが気になるという方が多いと思いますので、早速チェックしてみましょう。

Sound

ここではダミーヘッドで収録したサウンドをご確認いただきます。
サザン音響 SAMREC 2700Pro : http://www.s-acoust.jp/15349129885340

音質は「Wave 48kHz 24Bit」となります。

MSP3(旧)
  • TRAP POP
  • J-POP
MSP3A(新)
  • TRAP POP
  • J-POP

詳細は下記に記載いたしますが、低域の再現性・ダイナミックレンジ・奥行きがしっかり感じられ、旧MSP3と別物という印象です。
同社の「NS-10M」「HS Series」ともサウンドキャラクターが大きく異なります。

MSP3Aの仕様とMSP3との比較

旧モデル「MSP3」は2001年に発売され、誕生からちょうど20年が経過しています。
「MSP3A」は現代の楽曲モニタリングが正確に行えるよう最適化されています。

周波数特性
  • MSP3(旧)再生周波数帯域 65Hz-22kHz

MSP3

  • MSP3A(新)再生周波数帯域 67Hz-22kHz

「MSP3A」

特に高域の再生がスムースに再現されており、サウンドの明瞭感が向上しています。

4000Hz

4000Hz付近の耳に痛いサウンドが抑えられています。

バスレフの位置が変更され「ツイステッドフレアポート」を採用

バスレフ MSP3A

バスレフの位置が背面に移動しています。

YAMAHA_MSP3A

バスレフには「ツイステッドフレアポート」という技術が採用されています。

入口から出口に向かってサウンドの広がり方を変化させ、「ひねり」を加えることで気流の乱れを抑えられることにより、クリアに低域再生が実現されています。

サウンド入力出力の規格

サウンド入力出力の規格に変更はありません。

XLR_TRSフォーン端子

サウンド入力は、「+4dB」出力を直接接続でき、「XLR/TRSフォーン端子」は一体となっています。
また、音響機器の接続にも向いている「RCA端子」が備わっています。

Tone

前作で好評だった「トーンコントロール」も引き継がれており、モニター環境に合わせた音質調整が素早く行えます。

サイズと重量

YAMAHA_MSP3A 重量

サイズの変更はほぼありませんが、重量は大きく軽量化に成功し、4.4kg→3.6kgとなっています。
これは上記のバスレフ「ツイステッドフレアポート」の採用が影響しています。

実際に製品を持った際、明らかに重量差を体感できました。

ボトムのネジ穴

ネジの場所

前作と同様ですが、ボトムにM5ネジ穴(60mmピッチ)が空いています。
ネジ穴の場所が変更になっていますので、旧製品から変更される場合には必ず確認を行ってください。

接続

このネジ穴を利用してマイクスタンドや専用の機器で固定・接続が可能です。

電源アダプター

電源は内蔵からアダプターへと変更されています。

電源部分

持ち運びや製品を収納するという際も便利かと思います。
パワーアンプの電力は20W→22Wに上がっており、消費電力が20Wから30Wに変更となっています。
電気代には大きな差はありませんでした。(製品1本で1時間あたり0.15〜0.16円ほど)


いかがでしたでしょうか?

これほどのサウンド再生性能を備えた製品が1本15,800円(税別)です。
前作のMSP3から確実に進化したサウンドは、これから様々な場面で活躍すること間違いありません。

今からDTMを始めたいという方や、モニタリング環境を整えたいという方にも十分にお勧めできる製品と感じましたので、お手頃な価格で本格的なサウンドモニタリングを行いたいという方は是非チェックしてみてください!



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