シンコペーションで楽曲の表情を変える
ジャンルやテンポを問わず使用可能なリズムテクニック
シンコペーションはリズムテクニックの1つで、
アクセントの位置を変えることで、楽曲に緊張感や表情をつける手法です。
俗にリズムを「食う」という呼ばれ方もします。
これをコード進行と組み合わせることで、効果的なアレンジのアプローチが可能です。
特にコードやリズムにマンネリを感じてしまうという方は必見です。
それでは解説へ入っていきます。
解説動画
8分音符のシンコペーション
ここでは2拍ごとに変わる2小節のコード進行を例に解説していきます。
ベース等については解説を省略していますが、
基本的に全楽器のタイミングを合わせるようにエデットしてください。
各小節の3拍目に位置するコードの頭を8分音符前に移動しました。
この際、ドラムのキックをコードチェンジの位置へ置き、
変わり目を強調すると良い感じになります。アクセントが強いシンバルを置くのも有効です。
2小節目の頭を8分音符ズラすというのもアリです(もちろん、キックの位置も合わせてください)。
さらにシンコペーションの印象が強くなり、コード進行に躍動感が生まれます。
このように、キリの良い拍よりも前にアクセントやコードチェンジが来ることから、
リズムを「食う」、「食い」のリズム、といった呼ばれ方をします。
16分音符のシンコペーション
基本は8分音符と同じ考え方です。
コードチェンジ部分を8分ではなく、16分前にズラします。
このような形です。
少しトリッキーなリズムになるので、緊張感やスタイリッシュな雰囲気が生まれます。
こちらも、キック等のタイミングを合わせていきましょう。
このように、シンコペーションは導入も簡単で、大きな変化をつけることができるので、
いつものアレンジに一味足したい時に非常に便利です。
是非お試しください。
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