ビンテージイコライザーの概念 使い方 (V-EQ4)
ビンテージイコライザーの操作概念
ミキシング時の必須エフェクト「イコライザー」
音域を調整しサウンドを最適化することができます。
最もよく使用されるイコライザーは、
このようなグラフィカルに帯域が表示されるタイプではないでしょうか?
各DAWのデフォルトとして備わっているため、メインEQとして使用している方も多いと思います。
この他にも、イコライザーの種類は多数あります。
その中にはビンテージモデルを再現している製品も多数存在し、
トラックへ個性的なキャラクターを与えることができます。
しかし、帯域がグラフィカルに表示されないため、
どうして難しく感じてしまう方もいらっしゃると思います。
ここでは、そのような方のために、
ビンテージイコライザーの概念を解説していきます。
要領を掴んでいただければ、容易に使用することができますので、
是非、チャレンジしていただき、サウンドメイキングの幅を広げていただきたく思います。
参考例としましてWaves社の「Q10」と「V-EQ4」を比較しながら解説を進めていきます。
ビンテージコイコライザーの概念/使い方
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ローカットとハイカット
イコライザーやシンセサイザーなどで、
よく目にする「HP/LP」という用語の意味を把握する必要があります。
- HP : ハイパスフィルターの略で「ローカット」と同様の意味となります。
- LP : ローパスフィルターの略で「ハイカット」と同様の意味となります。
この点が分かってしまえば、
「どこの帯域からカットするのか?」を指定するだけとなります。
またその他で記載されている文字は以下の意味があります。
- LF : ローフリーケンシー : 低域
- LMF : ローミドルフリーケンシー : 中低域
- HMF : ハイミドルフリーケンシー : 中高域
- HF : ハイフリーケンシー : 高域
シェルフ
このマークは「シェルフ」を表します。
設定した帯域から、なだらかに上げる/下げるを行うことができます。
外側の黒いノブで、調整する帯域を決定し、
内側の白いノブで、上げ下げする音量を決めます。
ベル
このマークは「ベル」を表します。(ピークとも呼ばれます)
設定したポイントを中心とし、山のような形となります。
外側の黒いノブで、調整する帯域を決定し、
内側の白いノブで、上げ下げする音量を決めます。
緑線で囲われた「HiQ」は、ポイントの広さ(Q)を指定することができ、
点灯させることで、その幅が狭くなります。
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WAVES_Q10
最大10点のEQポイントを指定でき、操作性も非常に優れたEQです。特に初心者の方にとって、とても扱いやすいEQだと思います。