トップページ > 音楽理論 初級編 > 3. メジャーのインターバル
目次を見る
Sleepfreaks監修のDTM向けPC

メジャーのインターバル/音楽理論講座

音と音との距離 インターバルを理解する

今回は、インターバルを学んでいきましょう。

最初のうちは、覚えることが多いですね。
ですが、このインターバルは、後に解説するコードの解説でも重要な意味を持ちます。

このインターバルを一言で説明すると、

  • インターバル=音と音との距離です。

まずは下記画像をご確認ください。

Cの音を8つ打ち、その上にCメジャースケールを重ねてみましょう。
これで準備はOKです。

この状態で音程を確認してみましょう。

各音程が様々な響きを生んでいますね。

この基準音程の「C」と各音程の距離には名前があります。

  • PU = Perfect Unison (パーフェクトユニゾン)
  • M2nd = Major 2nd (メジャー・セカンド)
  • M3rd = Major 3rd (メジャー・サード)
  • P4th = Perfect 4th (パーフェクト・フォース)
  • P5th = Perfect 5th (パーフェクト・フィフス)
  • M6th = Major 6th (メジャー・シックスス)
  • M7th = Major 7th (メジャー・セブンス)
  • PO = Perfect Octave(パーフェクトオクターブ)

ワンオクターブ上、オクターブ下などよく言いますがC4はC3のオクターブ上とも言うことができます。

「メジャー」と名の付くインターバルと、「パーフェクト」と名の付くインターバルがありますね。
この部分に注目してみましょう。


メジャー/パーフェクトのインターバル

M2nd、M3rd、M6th、M7thを聴いてみましょう。

次に「パーフェクト」とついた、PU、 P4th、P5th、POを聴いてみましょう。

パーフェクトとついたインターバルは、濁りなく響いています。
日本語では、完全4度、完全5度など、”完全”と呼ばれます。

2つの音と音の間で生まれる響きが、”完全_Perfect”に共鳴し合い、澄み切ったような響きになるという形です。

今回はここまでとしましょう。

インターバルとは基準の音程に対して、重なった音程の距離ということ、この距離が音楽的な響きを作り出していることにご注目ください。

次回はこのインターバルを調整して作られる響きを解説していきます。


記事の担当 伊藤 和馬/Kazuma Itoh

伊藤 和馬

18歳で渡米し、奨学金オーディションに合格後、ボストンのバークリー音楽大学で4年間作曲編曲を学ぶ。
バークリー音楽大学、現代音楽作曲学部、音楽大学課程を修了。
日本に帰国後は、Pops・アニメソング・アイドルソング・CM・ゲーム・イベントのBGMまで、幅広い作曲・編曲の技術を身につけ作編曲家として活動している。

講師のプロフィールを読む