スウィングを使いノリを出す FL Studio 使い方
リズムに独特のノリを与えるスウィング機能
FL Studioには、マウスを使用してノートを打ち込むステップレコーディングや、
リアルタイムの演奏を正確なリズムに合わせるクオンタイズ機能が備わっています。
演奏タイミングがズレてしまった場合でも、ジャストに合わせてくれるという機能でしたが、
楽曲に対して常に正確なタイミングであることが、良いアプローチとは限りません。
もう少し演奏に人間味やノリを加えたいという場面もあると思います。
そのような時に活用したいのが「スウィング機能」です。
ここではスウィングの使い方を確認していきましょう。
三連符(Triplet)/ スウィング(Swing)の概要
※動画はLogicを使用していますが、概念としては同じです。
スウィングは「跳ねのリズム」とも呼ばれ、3連符を基本としたノリです。ブルースなどには定番です。
跳ねていない一般的なビートは「ストレート」と呼ばれます。
「スウィング」を完全に適用しするとリズムパターン自体が変わってしまいますが、
これを少しだけ適用する事で、人間味と抑揚を与える事ができます。
ドラムはもちろん、その他の楽器でも問題なく使用できます。
FL Studio スウィング設定方法
スウィングの適用方法は非常に簡単です。
チャンネルラックの右上部分「Swing」のスライダーを右に動かすほど、
16分音符単位でリズムがスウィングしていきます。
中央を超えると大きく雰囲気が変わってしまいますので、通常はやや弱めに設定すると良いでしょう。
以下にそれぞれのサンプルをご紹介しておきます。
- 通常の16分ノリのリズム
- スウィングのニュアンスをつけたナチュラルな設定
- 完全にスウィングした状態
特定のチャンネルのみ設定を反映させないようにするには?
特定のチャンネルのみ、スウィングの効果を弱めたい/適用したくない、という場面もあります。
スウィングの影響を与えたくないチャンネルをクリックし、エディターを表示します。
その中の、工具マークのタブ内にある「SWING」ノブをゼロにすることで、一切の影響が出なくなります。
値を上げていくと、スウィング値の影響が強くなっていくため、
聴きながら適度な位置を探るという使い方も可能です。