センドリターンで「リバーブ」を共有 Cubase 使い方
リバーブはCPUの負荷が高い
リバーブはプラグインの中でもCPUの負担が高いものです。
全トラックのインサートへ適用すると、
再生が止る、パソコンの動作が重いという症状が起こる可能性もあります。
そこで活躍するのがこの「センドリターン」です。
この方法は「1つのリバーブ」を各トラックで共有するというものです。
センドリターンを使用するメリット
- 上記で説明したようにCPUの節約になる
- 1つのリバーブを共有するので、楽曲に統一感がでる
- リバーブのON OFFが容易(1つのリバーブをミュートするのみ)
センドリターンの解説
ここではセンドリターンがどのように行われているのか?
その仕組みを把握することができます。
Cubase センドリターン設定方法
解説は2:10秒〜となります。
※ここではCubase7を使用していますが、全Verで同様の設定となります
センドリターン設定手順
写真の様にプロジェクトメニューから「FXチャンネルトラック」を作成します。
FXチャンネルトラックにリバーブを設定します。
リバーブをかけたいトラックの「Sends」へアクセスします。
スロットをクリックすると、上記で作成した「FXチャンネルトラック」が表示されます。
「センド」のスイッチを入れ、点灯させます。
スライダーでリバーブの深さを調整します。
※このリバーブを他トラックでも同様に使い回すことができます。
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