WAVES HReverb 使い方 レッスン① 基本編
基本性能が高く、斬新な機能も備えたリバーブ Waves H-Reverb
待望のWaves社新製品リバーブプラグイン「H-Reverb」。
当然ながら、そのクオリティの高さ、使い勝手の良さは特筆ものです。
その上、今までにないクリエイティブな使い方も可能なので、
色々な意味で「ハイブリッド」なリバーブと言えるでしょう。
今回は基本編ということで、主要な機能の解説を行います。
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プラグインの選択
H-Reverbのプラグイン選択は、DAWによっては多数の項目が出現します。
通常の音楽制作時は「H-Reverb Stereo」を選択することが多いでしょう。
「long」がつく項目は、6秒以上のリバーブタイムを使用する際に選択します。
基本的な設定フロー
H-Reverbは基本的な項目の使い勝手も優れています。
よく使うパラメーターは、視覚的に確認しながら、手早く設定していくことが可能です。
- ①リバーブタイムを調整します
- ②ERタイプを選択します
- ③サイズを調整します
- ④ER/Tailのバランスを調整します
適宜、ER/Tailいずれかに振り切ったり、100%Wetにしたりしてモニターしてください。
Build Up, Pre Delayの調整と特殊効果
「Build Up」はTailの立ち上がりを調整します。
0.5秒〜2秒といった長い設定も可能で、リバースリバーブのような効果も狙えます。
また、右端の「REVERSE」ボタンで簡単にTailを反転させることも可能です。
H-Reverbのプリディレイは通常のms単位の調整に加え、
「SYNC」ボタンでテンポシンクさせることが出来ます。
音符単位で調整すれば、リバーブによる独特のグルーブを生成することもできます。
Tailのエンヴェロープ調整
Tailのビジュアル表示に配置された各ポイントをドラッグすることにより、
エンヴェロープを自在に形作ることが出来ます。
上の画像のように、通常あり得ないアタックを強調したタイトなTailを作ることさえも可能です。
Tailのエンヴェロープを平坦で短い形にすれば、ゲートリバーブ効果を手早く作ることができます。
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