【無料プラグイン4選 シネマ・オーケストラ編】Sleepfreaksが自信を持ってお勧めする"音が良いフリープラグイン" Vol.3
劇伴・オーケストラ系の無料音源を厳選して紹介
即戦力になる超優良な無料プラグインを紹介する当企画。
第3弾はオーケストラやシネマティックなサウンドライブラリを探している方に向けた製品をご紹介します。
1. VIENNA SYMPHONIC LIBRARY Free Basics
同社”Synchron Player”というサンプラーソフト上で動作するフリーライブラリー集
オーケストラ編成の特定の楽器・奏法に限定的に対応したライブラリが複数用意されています。
グリッサンド奏法に対応した専用のライブラリは、クオリティ、汎用性ともに高くおすすめです。
▶️VIENNA SYMPHONIC LIBRARY Free Basicsデモ
2. Spitfire – BBC Symphony Orchestra Discover
BBC Symphony Orchestraの無料版
有料版と比べアーティキュレーションやサウンドバリエーションに制限がありますが、基本的な楽器は一通り備わっています。
今回ご紹介する中では、唯一個別の楽器単位で音源が使用できることから、これからオーケストラを取り入れた楽曲制作を始める方に大変おすすめです。
▶️BBC Symphony Orchestra Discoverデモ
BBC Symphony Orchestra Discover ダウンロード
3. PROJECTSAM The FREE Orchestra
KONTAKT Player上で動作するフリーのオーケストラライブラリ
各パッチはアンサンブルで構成され、楽器ごとの細かな演奏指示はできないものの、雰囲気を作る特殊奏法などが手軽に使用できます。
▶️PROJECTSAM The FREE Orchestraデモ
The FREE Orchestra ダウンロード
4. Heavyocity – Foundations
KONTAKT Player上で動作するフリーのオーケストラライブラリ
Foundationsにはスタッカート奏法のストリングスとブラスの他に、ピアノやクワイアなどのライブラリがリリースされています。
どの製品も独自の”Texture”というサウンドをレイヤーする機能や、アルペジエータやゲートなど生楽器の再現という範疇に止まらないサウンドメイクが可能です。
▶️Foundationsデモ
Foundations ダウンロード
いかがでしたでしょうか?
一般的にオーケストラ音源は高価なため、劇伴制作に興味があってもなかなか敷居が高く感じている方も多いのではないでしょうか。
有償版の製品と比べると、機能やサウンドのバリエーションには制限があるものの、今回ご紹介したプラグイン/サウンドライブラリは実際の楽曲制作にも耐えうる品質ですので、気になった方は是非ダウンロードしてみてください。
今回も最後までご覧くださり、ありがとうございました!
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記事の担当 宮川 智希/Tomoki Miyakawa
15歳でシンセサイザーの魅力に惹かれDTMを始める。
20歳よりサポートキーボーディストとして大久保伸隆氏(Something Else)を始め多くのステージで活動する傍ら、活動拠点を制作へとシフトする。
その後、音楽制作ユニットL75-3を結成し、同人、商業両面で音楽作家として活動を開始。
2013年より声優原由実氏への楽曲提供を皮切りに、永井朋弥氏(+Plus)楽曲で編曲、映画での劇伴制作、イベント内でのBGM制作と様々な制作の現場に携わる。
同人活動ではVocaloidを用いた楽曲を使用し、“Twilight of Small Planet”がニコニコ動画カテゴリーランキング5位を記録。
その他、docomo Xperia feat. HATSUNE MIKU内オフシャルコンテンツや東京IT新聞などのメディアに掲載される。
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- DTMのための音楽機材・ソフト紹介