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サンプリング音源を楽曲へ上手く取り入れる

サンプリングを加工し取り入れる

Sampling CD

DAWを購入すると付属する「サンプリング音源」
ドラムループを中心にパーカッションやその他楽器演奏など様々なオーディオが収録されています。

この「サンプリング音源」をそのまま使うだけでは

  • 他の方と同じ物になってしまう
  • 楽曲の展開に合わせたパターンバリエーションがつけられない

と少し味気ないですよね??

そこで僕の「サンプリング音源」使用方法をご紹介します。

1. 「打ち込んだオリジナルリズムに重ねる」

以下のファイル聴いてみて下さい。

「打ち込みドラム」「シンセ」「ベース」で構成した元素材です。

これに、「サンプリング音源」を足してみます。

新たなノリが加わっていい感じになっていますよね?

このような感じで既存のリズムに重ねるだけで、
オリジナルのリズムトラックを作る事ができます。

※既存打ち込みキックと低音部がかぶってしまう場合は「サンプリング音源」にEQをかけて、
低音をカットすると良いです。

サウンド作成

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2. 「パーカッションはサンプリング音源に頼る(笑)」

シェカーなどのパーカッションを打ち込むとなると
「ニュアンス、強弱」などにかなりの時間とエディット労力がかかります。

その割にいまいち。。となる事が多いので、
僕はシェカー系は「サンプリング音源」を使用しています。

上記の音にシェーカー、コンガを足してみましょう!!

かなりグルーヴィーになりましたね。

3. 「フィルとして使う」

「フィルは今使っているドラムの音で入れなくてはいけないの?」
という質問をよく受けますが、そんな事はありません。
完全自由です。試しにやってみましょう。

2小節目と3小節目の間にフィルを入れたのがコチラ

他のリズムがそのままでも全然違和感が無いですよね?

僕は既存ドラムと違う素材のフィルを入れるのが好きなので、かなり多用します。

またフィル素材にエフェクトをかけて楽曲に合わせるのもポイントです。

これがフィルの元素材

エフェクト適用後

  • オーバードライブで歪ませ、存在感と素材感を変えました。
  • コンプを深く適用し、バラツキをまとめました。
  • ディレイをかけて曲との馴染みを良くしました。
  • EQで低音をカット、高音域をブーストさせる事で、他リズムとの差別化を計りました。

極論は聴いてOKでしたら、何でもアリかもしれません。

サウンド作成

4. 「波形をエディットして使用する」

エデットといっても難しいものではありません。
ループを部分的に使用したり、組み替えたりするという事です。

こちらが元素材です。

そしてこちらが素材を楽曲に合わせてエディットしたもの

絵を描く感覚で、楽しみながらエディトをしてみてくださいね。

受け身的な使い方になりがちな「サンプリング音源」を上手く楽曲へ取り入れる方法でした。

新たな可能性を感じていただけたと思います。
アイディア次第でとても面白くカッコ良いものができますので、
是非チャレンジしてみてくださいね。