Tracktor クオンタイズモード DJ Traktor 使い方
Traktorのクオンタイズモードは、DTM制作やDJプレイにおいて、ビートマッチを保ったまま自由に楽曲内を移動できる機能です。このモードを有効にすることで、複数の楽曲をミックスする際にタイミングのズレを自動修正され、従来のレコードやCD再生では実現不可能だった精密で多彩なプレイが可能になります。さらにTempo Bendと組み合わせることで、微妙なテンポ調整や位相補正も柔軟に行え、生演奏音源などの不安定なテンポにも対応できる高度な編集機能を提供します。
多彩なプレイを可能にするクオンタイズモード
クオンタイズモードスイッチは、画面中央上部のマスターパネル内にあります。
クオンタイズモードをオンにすると、ビートマッチしている状態を崩さずに、
キューボタンや任意の場所をクリックして楽曲中を移動することができます。

例として、2曲をミックスしてプレイする際に
デッキAで演奏している曲のビルドアップ後にオフビートになるパートで、
デッキBで演奏している曲のキューを設定している部分をミックスしたい場合を想定します。
操作は、デッキAの楽曲がオフビートになるタイミングで、デッキBのキューボタンを押すのですが、
クオンタイズモードがオフの場合は、ピッタリのタイミングで押す必要があり、
殆どの場合は少しタイミング(位相)がズレる結果になると思います。
このような場合に、クオンタイズモードがオンになっていると、
ピッタリとタイミングを合わせてくれます。
このように、事前に要所要所にキューポイントを設定して、クオンタイズモードを使用することにより、
レコードやCDでは無理だった多彩なプレイが出来るようになりました。
ポイント
クオンタイズモードがオンの状態でプレイし始めた後に、Tempo Bendを使用して
意図的に元の状態からタイミング(位相)をずらした状態にする場合があります。
(おもに生演奏楽曲などでテンポが不安定な際に行います)

その状態でキュースイッチを使用し、任意のポイントに移動すると、
位相がずれた状態のまま移動します。
この利点は、いざプレイしてみるとビートマーカーが微ズレの場合に、
Tempo Bendで微調整して聴感上の位相を合わせられることです。
デッキ上のフェーズメータはズレている状態になりますが、
大きくテンポが変わらない楽曲であれば、この状態でキュースイッチで移動しても
聴感上で調整した位相を保つことが出来ます。
よくある質問
Q1. クオンタイズモードをオンにするメリットは何ですか?
ビートマッチの状態を保ちながら、キューボタンやクリック操作で楽曲内を移動できます。手動でピッタリのタイミングを合わせる必要がなく、自動的に位相を調整してくれるため、複数楽曲のシームレスなミックスが実現できます。
Q2. Tempo Bendはクオンタイズモードとどう組み合わせて使いますか?
クオンタイズモードの状態でTempo Bendを使用し、意図的にタイミングをずらした後、そのズレた位相を保ったままキュースイッチで移動できます。生演奏などテンポが不安定な楽曲の微調整に有効です。
Q3. クオンタイズモードを使うには事前準備が必要ですか?
はい。クオンタイズモードを活用するには、事前に楽曲の要所要所にキューポイントを設定しておくことが重要です。これにより、多彩で精密なプレイが可能になります。
記事の担当 田澤 伸浩/Nobuhiro Tazawa

オンラインDTMレッスン専門 / 2009年から17年
- CATEGORY:
- DJ Traktor 使い方




