Native Instruments「Expansions」の概要・使い方
Native InstrumentsのExpansionsは、MaschineやBattery、Massive、Reaktorなどのシンセサイザーに対応した高品質なサウンドプリセット集です。ジャンルや目的別に分類された豊富なプリセットから、制作したい音楽スタイルに合わせて即戦力となるサウンドを低価格で入手できます。Native Accessでのインストール後、Komplete Kontrolを通じてDAW上で簡単に活用でき、プレビュー機能やタグ検索により効率的にプリセットを選択・カスタマイズできる点が大きなメリットです。
各ジャンルに特化したプリセットをBatteryやMassiveでも
Native Instrumentsよりリリースされている「Expansions」

レッスンやメールでも頻繁にお問い合わせをいただくこのExpansionsは、同社のMaschine/Battery/Massive/Reaktorシンセサイザーのプリセットが収録された総合パッケージとなっており、制作したい音楽ジャンルで即戦力として使えるサウンドを簡単に手に入れることができます。
今回は「Expansions」の概要〜使い方を解説していきます。
NI「Expansions」動画解説
YouTube動画への質問と回答の抜粋
大変この動画とは関係ない上無知な質問で恐縮ですが、massiveというプラグインが開く時にmassive dose not support this samplerate!というメッセージが表示され、音が鳴りません。これはどう言った仕様でしょうか?非常に困ってます。また他のプラグインでも音がピキッといってそのシンセのみならない物があります。助けてください!
DAWのサンプリングレートが44100もしくは48000になっていますでしょうか? もしなっていなければ、変更を行い挙動をご確認ください。 楽曲中でオーディオファイルを使用していた場合、サンプリングレートの変更により不具合が生じる可能性があります。そのため必ずオーディオファイルを含めた楽曲プロジェクトごとバックアップを行った後に変更を行ってください。
これらの著作権は買った本人に帰属するのでしょうか?これ以外でも販売してるサンプルを使った場合いろんな所で問題が発生するのではないでしょうか?
詳しくは【Native Instrumentsのサウンドは商用の楽曲制作に使用できますか?】という語句で検索していただきたいのですが、以下メーカーサイトからの引用です。 __ Native Instrumentsが提供するすべてのサンプル、インストゥルメントやプリセットは、Native Instrumentsの許可なく商用の楽曲制作に使用することができます。 Native Instruments製品に含まれる一部のコンテンツはサードパーティメーカーに帰属します。この場合、各サードパーティのライセンスと著作権条項が法的な拘束力を持ちます。これらのライセンスは様々に異なりますが、追加の許可なく商用の楽曲制作に用いることができます。 単一であるか結合されているか変更を加えられているかに関わらず、Native Instrumentsのサウンドを用いてサンプルCD、ループ集、サウンドプリセットあるいはそれらと同等の製品を制作することだけは厳格に禁じられています - いかなる場合においても、サウンドの取引、貸与、賃貸、再発行、再配布、再販売は許可されません。
製品リンク : https://bit.ly/3wNvm0O
Expansionsとは?

Native Instruments製品に対応したサウンドプリセット集となっており、ジャンルや目的別に分類されていて、個別に購入可能です。
元々は同社よりリリースされているMaschine専用の拡張ライブラリという位置付けで販売されていましたが、現在はMaschine/Battery/Massive/Reaktorシンセサイザーのプリセットなども収録されており幅広い製品でサウンドを使用できるようになっています。

Expansionsの全体ページから、製品のプリセットで制作されたサウンドをプレビュー可能です。

目的の製品をクリックすると詳細ページが表示され、詳細説明やプリセット内容を確認可能です。

また、同社の人気製品「Komplete」にもExpansionsが収録されており、グレードによって数に差が設けられています。
高いグレードほど1つあたりのExpansionsがお得に購入できることになります。
Expansionsのダウンロード・インストール

製品を購入後はご自身のアカウントへExpansionsが反映されるため、「Native Access」を使用してダウンロード・インストールを行うだけで使用できます。
https://sleepfreaks-dtm.com/wordpress/dtm-trouble/native-access/

購入されたExpansionsプリセットを快適に使用するために「Komplete Kontrol」のインストールをお勧めいたします。
このKomplete Kontrolは同社のMIDIキーボード(KKS)をコントロールするために開発されたプラグインですが、MIDIキーボードをお持ちでない場合もDAW上でプラグインとして使用可能です。
また、「Komplete Kontrol」は無料の「KOMPLETE START」にも収録されます。
Komplete Kontrol実機やKompleteバンドルをお持ちではない場合も無償で「Komplete Kontrol」プラグインを使用することができます。
DAWでExpansionsを使用する
Expansionsのインストールが終わった後は、DAW上で各サウンドプリセットを使用してみましょう。
上記に記載しましたが、各製品のサウンドプリセットは圧倒的に分かりやすい「Komplete Kontrol」を通す形で解説いたします。

「Komplete Kontrol」は通常のソフト音源トラックとして起動します。
Battery 4

Instrumentsボタンから「All Instruments」をクリックします。
表示される製品から「Battery」を選択します。

「ALL Banks」をクリックするとインストールされたExpansionsが一覧表示されますので、目的のパッケージをクリックします。

パッケージに含まれるプリセットが表示されます。
その際、キットタイプ/ジャンルを絞り込んでプリセット検索を行うことができます。
一番下のキットをダブルクリックすることで、Batteryとプリセットが起動します。

画面下に配置されているプレビューアイコンを点灯させるとキット/サンプルを読み込む前にサウンドの視聴が行えるため非常に便利です。

All Banksが「All」となっている場合は、全Expansionsからプリセットを検索できるため便利です。

単発(ワンショット)のサンプルも用意されており、タグを使用することで効率的にサンプルを検索することができます。
気に入ったサンプルをセルにドラッグ&ドロップすることで、すぐにBattery内のキットへ反映されます。

Komplete Kontrol Sシリーズをお使いの場合は、各キットの種類に応じてライトガイドが表示されます。
キットの内容が視覚的にも分かりやすくなりますね。
以上がプリセット呼び出しの基本概要となり、以降のソフトも同様の手順で活用できます。
Massive

Massiveも同様にAll Banksからプリセットを読み込み。

製品の詳細をコントロールしたい場合は、設定ボタンの「View」→「Edit View」を選択します。
MONARK / REAKTOR PRISM

Monark/REAKTOR PRISMもMassiveと同様です。

「Komplete Kontrol」を使用するもう1つのメリットは、プラグインに備わっている「スケール/コード/アルペジオ」などの機能が使用できることです。
これら機能は下記リンクに解説動画/記事を用意していますので、併せてご確認ください。

「KOMPLETE KONTROL」4_ スケール機能
KOMPLETE KONTROLのスケール機能は、鍵盤演奏が苦手なユーザーでも楽曲に最適なフレーズを簡単に作成できる革新的なツールです。楽曲のキーとメジャー・マイナーなどのスケール

「KOMPLETE KONTROL」5_ コード機能
「KOMPLETE KONTROL」のコード機能は、音楽理論の知識がなくても直感的にコード進行を作成できるパワフルなツールです。スケール機能と連携することで、指定されたキーとスケー

「KOMPLETE KONTROL」6_ アルペジオ機能
KOMPLETE KONTROLのアルペジオ機能は、前回解説したスケール機能と連携することで、より創造的で洗練されたアルペジオパターンを生成できる強力なツールです。本記事では、アル

「KOMPLETE KONTROL」7_ オートメーションとMIDIモード
KOMPLETE KONTROLの最終解説では、オートメーション機能とMIDIモードの2つの重要な操作方法について詳しく説明しています。オートメーション機能により、DAW上でパラメ
Maschine
Expansionsは元々Maschine用の拡張ライブラリとして販売されていました。
そのため、Maschineにはプリセットを活用した楽曲プロジェクトも用意されています。


このようにExpansionsが一覧で表示されます。
目的の製品をクリックします。

楽曲プロジェクトを選択してダブルクリックで読み込みます。
これらプロジェクトは全トラックの打ち込み/処理内容を全て確認することができるため、制作テクニックや手法を学ぶ際にも役立ちます。

同じ要領で、リズムキットや個別サンプル(ワンショット)を使用することができます。

Maschine上のサウンドやMIDIをDAWヘエクスポートすることもできるため、制作の幅が大きく広がります。
また、各トラック(グループ)をDAWのトラックと連携することも可能となっています。
下記リンクで詳細を解説していますので、是非ご活用ください。
欲しい音楽ジャンルのサウンドがリーズナブルな価格で手に入る「Expansions」
既にKompleteを持っていたけど存在に気がついていなかった。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
製品間の連携も優れていますので、非常にスムーズに制作が行えます。
是非チェックしてみてください!
製品リンク : https://bit.ly/3wNvm0O
【今更聞けないDTM】「Expansions」ってナニ?
Native Instruments社の人気バンドル製品「Komplete」シリーズにも収録されているため、持っていたのに気づかなかった…という方もいらっしゃるかもしれません。ぜひこの機会に活用してみてください!
詳細:https://t.co/R8w5H9dl7w#DTM @Tokyo_NI pic.twitter.com/AhcdupwoWI— SLEEP FREAKS (@SLEEPFREAKS_DTM) June 12, 2021
よくある質問
Q1. Expansionsはどのような製品に対応していますか?
Maschine、Battery、Massive、Reaktor、Monark、REAKTOR PRISMなど、Native Instrumentsの複数のシンセサイザーやドラムマシンに対応しています。個別購入も可能ですが、Kompleteバンドルに複数含まれており、グレードが高いほどお得に購入できます。
Q2. Expansionsを購入後、すぐに使用できますか?
購入後、Native Accessを使用してダウンロード・インストールするだけで使用可能です。快適に使用するため、無料のKomplete Kontrolプラグインのインストールをお勧めします。
Q3. Maschineで読み込んだExpansionsをDAWで利用できますか?
可能です。Maschine上のサウンドやMIDIデータをDAWへエクスポートできるほか、各トラックをDAWのトラックと連携させることで、制作の幅を大きく広げられます。

オンラインDTMレッスン専門 / 2009年から17年













