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目次

Native Instruments EVOLVE 使い方② Master EffectsとTrigger FX

Author: sleepfreaks

サウンドにエフェクトを適用する

1-Trigger

前回、「EVOLVE」の音色の選び方や基本的な操作方法について解説しました。
今回は、サウンドの雰囲気を大きく変化させるエフェクトの適用方法や、
キースイッチでエフェクトをコントロールできる「Trigger FX」についてご紹介いたします。

EVOLVE 解説動画

  1. 1基本概要と音色選び
  2. 2Master EffectsとTrigger FXの使い方 *当記事となります
  3. 3SEQUENCE機能

Master Effectsについて

2_Master FX-1

「Master Effects」には、下記の5つのエフェクトが用意されています。

  • Skreamer
  • Lo-Fi
  • Cabinet
  • Delay
  • Reverb

「Skreamer」

3_ Skreamer

「Skreamer」はディストーション系のエフェクトです。
その名の通り、叫ぶような、荒々しく迫力のあるサウンドを得ることができます。
各パラメーターの意味は以下の通りです。

  • Drive: 歪みの量を調整します
  • Tone: 音色の明るさを調整します
  • Bright: 高音域の明るさを調整します

「Lo-Fi」

4_Lo-Fi

「Lo-Fi」は、あえてデジタル的に音を劣化させるエフェクトです。
アナログ系のエフェクトとは一味違った、独特の存在感や倍音を得ることができます。
各パラメーターの意味は以下の通りです。

  • Bits: ビット解像度を下げてデジタルディストーションを付加します
  • S.Rate: サンプルレートを下げてエイリアシングを付加します
  • Noiset: ノイズを付加します

「Cabinet」

05_ Cabinet

「Cabinet」では、スピーカーキャビネット通した際の効果をエミュレート出来ます。
大幅に音色の雰囲気を変えられるため、楽曲や場面に合わせたムード作りに適しています。
各パラメーターの意味は以下の通りです。

  • Size: スピーカーの大きさを調整します
  • Air: スピーカーが置いてある空間の部屋鳴りを調整します
  • Treble: 高音域の量を調整します

「Delay」

06_Delay

「Delay」はもちろん「やまびこ効果」を得るエフェクト。
DAWを使っている多くの皆さんにお馴染みのエフェクトかと思います。
各パラメーターの意味は以下の通りです。

  • Level: やまびこの音の音量を調整します
  • Feedback: やまびこの減衰率を調整し、どのくらい繰り返すかを決めます
  • Time: やまびこの間隔を16分音符単位で調整します

「Reverb」

07_Reverb

「Reverb」こちらもおなじみのエフェクトですね。
空間の響きを得るものですが、雰囲気を変えるのに最もお手軽かつ効果的です。
各パラメーターの意味は以下の通りです。

  • Level: リバーブ量を調整します
  • Size: ルームサイズを調整し、リバーブの響き方を変えることができます
  • Damping: 音の吸収具合(リバーブの減衰度合い)を調整します

「TRIGGER EFFECTS」について

08_TRIGGER EFFECTS

「Trigger Effects」では、キースイッチを使ってダイナミックに
複数エフェクトのオン・オフを切り替えることができます。
各々を細かく調整することは出来ませんが、ライブ等で瞬間的な変化が欲しい場合、
あるいは製作時に手軽に雰囲気を変えたい場合等に重宝します。



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