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クラビネット バッキングの打ち込み②

制作レシピ 公開 2016.05.13 更新 2026.07.18
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クラビネットのバッキング打ち込みをより自然に仕上げるには、耳に残りやすいトップノートでフレーズを構築し、ノートごとのデュレーション(音価)でリズム感を作ることが重要です。その後、曲のキーとダイアトニックコードを意識した左手フレーズを加え、最後に右手で和音を足してコード感を確定させます。ベロシティの調整やスケール内での自由な音選びを通じて、機械的ではなく演奏感溢れるクラビネット表現が実現でき、ファンクだけでなくロックやジャズといった様々なジャンルに対応できます。

よりクラビネットらしい演奏のニュアンスを出す

前回に引き続き、今回は第2回ということで、よりクラビネットらしいニュアンスを出すための
テクニックを解説していきます。

このような完成形のフレーズを目指し、一つ一つ手順を確認していきましょう。

動画へのアクセス

1_クラビネット バッキングの打ち込み①
2_クラビネット バッキングの打ち込み②(当記事となります)

YouTube動画への質問と回答の抜粋

クラビネットのコードはAm7から色々変わりましたが、他の楽器ではずっとAm7を鳴らして良いのでしょうか? それともクラビネットのコードに合わせた方がいいのでしょうか?


今回のコードは演奏時間が短く、次々に変わっていきますので、Am7で演奏させてサウンドが濁らなければ問題ありません。


トップノートでフレーズを作る

クラビネット演奏を打ち込みで再現する際のコツとして、
まず耳に残りやすいトップノートでフレーズを作っていくと良いでしょう。
そうすることで、単純なコードではなく動きのあるバッキングの原型を考えることができます。

その際に併せて意識していただきたいのが、ノートごとのデュレーション(音価)です。

前回解説したように、全体的に短い音の方が歯切れの良いバッキングとなりますが、
全てを同じにするのではなく、アクセントをつけたいノートを長めにするなど、
デュレーションでリズムを構築してみてください。
もちろん、逆に特に短いノートを入れていくのもアリです。

  • threebodytech 記事中

キーやコードを意識して左手フレーズを作る

もしまだコードが決まっていない場合は、
まず先ほど作ったトップノートからキーを判別してみましょう。

F#

見たところ、Fにのみ#がつくキーのようなので、Gメジャーであると考えられます。

その上で、左手のフレーズを入れていきます。

今回はGメジャーキーのダイアトニックコードの2番目、Am7を主体として進めます。

前回学んでいただいたように、パラディドル奏法の原則に従い、
右手フレーズの隙間を縫うように配置していきます。

また、ルート音だけでなく、5度の音も織り交ぜてみましょう。
デュレーションでリズムを構築する点も同様です。

トップノートに肉付けしながらコードを構成する

ベースを入れた後は、右手に和音を加えて、コード感を確定していきます。
また、細かなニュアンスも調整していきましょう。

右手に足していく音としては、必ずしもAm7の構成音だけにすることはなく、
Gメジャースケールの中である程度自由に組み合わせてみましょう。

前後の流れはある程度意識すること、場合によっては音を減らして軽くする、
といった所もポイントです。

バッキングの形ができてきたら、ベロシティも調整していきます。

アクセントを付けたい部分を強くします。
その際、デュレーションで構築したリズムと整合性が取れるようにしてください。

最後に、キーが正しいかどうかを判別したい場合は、
バッキング後にGM7のコードを入れて終始感があるかどうか試してみるのも良いでしょう。

以上、2回に渡ってクラビネットのバッキング打ち込みについて解説しました。

クラビネットはファンクだけでなく、ロックやジャズとも相性がいいですので、
ぜひ取り入れてみてください。

よくある質問

Q1. クラビネットのバッキング打ち込みで最初に優先すべきことは何ですか?

トップノート(最も高い音)でフレーズを作ることから始めましょう。耳に残りやすいトップノートを先に決めることで、単純なコードではなく動きのあるバッキングの骨組みを効果的に構築できます。

Q2. デュレーションはクラビネットの表現力にどのように影響しますか?

デュレーション(音価)で各ノートの長さを変えることで、リズムに強弱をつけることができます。全ての音を同じ長さにするのではなく、アクセント部分を長めにしたり逆に短くしたりすることで、歯切れの良い演奏感が生まれます。

Q3. 曲のキーが不確定な場合、どのように判別すればよいですか?

トップノートから五線譜上に#や♭の数を数えて判別できます。記事の例ではF#が一つなのでGメジャーと判定しています。確認には、バッキング後にGM7などトニックコードを鳴らして終始感があるか試すのも有効です。

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