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10. 三和音(トライアド)のマイナーコード

音楽理論 初級編 公開 2016.01.31 更新 2026.07.17
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DTM制作においてマイナーコードはメジャーコードの知識があれば簡単に習得できます。マイナーコードはルート音に短3度と完全5度を重ねた構成で、メジャーコードの長3度を半音下げるだけで暗い雰囲気へと変化させることができます。CmはC/Eb/G、DmはD/F/Aという構成音を持ち、インターバル表記では「R/m3rd/P5th」、スケールディグリーでは「1/♭3/5」で表現されます。この基本法則を理解することで、すべてのマイナーコードを効率的に弾けるようになり、楽曲制作の幅が広がります。

メジャーコードの法則を少し変えるだけでマイナーに

前項では、メジャーコードの作り方を確認しました。
今回は、これまで何回か出てきました、暗い雰囲気を持つコード「マイナーコード」を見ていきます。
実は、前項のメジャーコードを把握していると、各マイナーコードはすぐに弾けます。(マイナーに限らず、他のコードにも言えます。)

それでは、まず「Cマイナーコード」のサウンドを聴いてみてください。
コード構成音を鳴らした後に、コードが鳴ります。

マイナーコードは下記のように表記される場合が多いです。

一般的なものとして、

  • Cマイナーコードなら「Cm」
  • Dマイナーコードなら「Dm」

のような表記でしょうか。
譜面とピアノロールで確認してみましょう。

前項で学んだ、ルートの「C」に「Eb」と「G」が重なっていますね。
さて、それではのDマイナーコードも確認してみましょう。


構成音は下記となります。

「Cマイナーコード」と「Dマイナーコード」の作り方、構成音は分かりました。
前回のメジャーコードと同様に、双方を比較してみましょう。

Dマイナーコードを全選択後、ルート音のDをCまで動かしてみましょう。

両方とも同じ、Cマイナーコードになりましたね。
マイナーコードの基本形も、重ねる音に法則がありそうです。

ここで、マイナーコードがどのようにできているのか。
ルート音にどのように重ねているのかを確認してみます。
メジャーの時と同様に、Cマイナーコードの隣にインターバルを用意してください。

Cをルートとして、その上に重ねたE♭とGを右に伸ばしてみましょう。

メジャーコードは、R,M3rd,P5thでしたね。

マイナーコードは、M3rdが半音下がり、m3rdになっていますね。
メジャーコードのM3rdを半音下げて、m3rdにすると、明るい雰囲気のメジャーコードから暗い雰囲気のマイナーコードに変化しました。
サウンドも確認します。

「Cメジャー→Cマイナー」

そういえば、「Dメジャーコード」の構成音は「D/F#/A」でした。
上記法則を使えば、簡単にDマイナーコードを作ることができますね。

「M3rd」を半音下げて、「m3rd」に変更すればOKです。
サウンドは以下です。

メジャーコードと、マイナーコードの違いがわかってしまえば、メジャーコードの知識を生かして、すべてのマイナーコードの構成音にもたどり着けます。

併せて、スケールディグリーでも確認しておきましょう。
前回のメジャーコードが「1/3/5」でしたので「1/♭3/5」となりますね。
白鍵だけでわかりやすかった「Aマイナースケール」で試してみましょう。

まとめると、マイナーコードの基本形は

  • インターバルで覚えるなら
    「R/m3rd/P5th」✴︎ルートはRとします。
  • スケールディグリーで覚えるなら
    「1/b3/5」

となります。
次回は、ディミニッシュコードを見ていきましょう。


よくある質問

Q1. マイナーコードとメジャーコードの違いは何ですか?

メジャーコードは明るい雰囲気で「R/M3rd/P5th」の構成ですが、マイナーコードはメジャーの長3度を半音下げて短3度にした「R/m3rd/P5th」で、暗く哀愁のある雰囲気になります。

Q2. Cマイナーコードの構成音を教えてください。

Cマイナーコード(Cm)の構成音はC/Eb/Gです。ルートのCに短3度上のEb(ミフラット)と完全5度上のGを重ねています。

Q3. すべてのマイナーコードは同じ法則で作れますか?

はい。「1/♭3/5」というスケールディグリーの法則を使えば、どのルート音のマイナーコードでも同じ規則で構成音を導き出せます。