広告

音程処理 音楽理論 音楽機材・ソフト紹介 音圧・音量 音像処理 空間処理 波形処理 歪み・サチュレーター 機材設定 機材 書き出し・読み込み・変換 打ち込みテクニック 打ち込み 基本編集 周波数 便利操作・作業効率化 作詞のメソッド 作業環境 低音処理 レコーディング リミッター・マキシマイザー リバーブ リハーモナイズ リズム楽器 リズム処理 リズム モニタリング ミックスが上手くなるTIPS ミキサー・ミキシング マルチ音源 マスタリング ポップス ボーカロイド ボーカル ボリューム処理(コンプレッサー) ベース ベル ヘッドホン ブレイクビーツ ブラス ファイル管理 ピアノ・Key ビンテージ ヒット曲の分析 パッド バージョン新機能解説 バンドサウンドを創るには バッキング ハード機器 ハードウェア操作 ドラム・打楽器 ドラム ドラゴンクエスト トリガー トランジェント ディレイ ディエッサー テンポ処理 テストタグネーム ソフトシンセ ストリングス ステレオイメージャー シンセサイザー サンプリング サンプラー サウンド入出力 サウンド入出 コンプレッサー ゲーム音楽 ゲート グリッチ ギター ギタリストのためのAbleton Live キック カットアップ オートメーション オーディオ操作 オーディオ処理 オーディオインターフェイス エフェクト処理 エフェクト インストール/製品登録 イコライザー アナライザー いきものがかり Zynaptiq YouTube生配信 XLN Audio Xfer Records
トップページ > 音楽理論 初級編 > 9. 三和音(トライアド)のメジャーコード
目次を見る
Sleepfreaks監修のDTM向けPC

三和音(トライアド)のメジャーコード/音楽理論講座

コードとは何か?その概要を把握する

ここから遂にコードについて学んでいきます。
本格的に作曲に向かっていきそうですね。

音楽理論は、各項目がどんどん繋がっていきます。
これまでのスケールやインターバルを活かすことで、様々なコードをどのように作成するのか?をスムーズにご理解いただけます。

理論

「コード=和音」とは、高さが異なる複数の音が響いて生まれるサウンドと言われます。
インターバルを学んだ際、2音の組み合わせでも音楽的な響きは生まれていました。
しかし、これらはコードのいずれかの音が省略されたものと考えられます。


三和音で作成されるメジャーコード

まずは3つの音で出来上がる、三和音(トライアド)を確認していきましょう。
明るい響きを持つメジャーコードから確認していきます。

下記がCメジャーコードです。
※コードの構成音を鳴らした後にコードが鳴ります。

メジャーコードはこのように表記されることが多いです。

C-Maj-Cho

特に有名なものは

  • Cメジャーコード=C
  • Dメジャーコード=D

のような表記でしょうか。
譜面とピアノロールでそれぞれ確認してみましょう。

インターバルに注目する前に、ルート(根音)について学んでおきましょう。
ルートとは、和音の基礎となる音になります。

Cメジャーコードの基本形が、「C」と「E」と「G」となります。
この場合、「C」がルートとなり、その上に「E」と「G」が重なることとなります。
上記で表記したアルファベット部分は、ルート音ということですね。

Cメジャーコード

C-Maj-Cho

Dメジャーコード

D-Maj-Cho

それでは上記のDメジャーコードも確認してみましょう。
こちらも、コードの構成音を鳴らした後にコードがなります。

構成音はこちらになります。


メジャーコードの法則を探る

上記の分析で、CメジャーコードやDメジャーコードの作り方が判明しました。
しかし、全てのメジャーコードを丸覚えしなくてはならないのか?
何か法則はないのか、と思いますよね?

CメジャーコードとDメジャーコードを比較してみましょう。

Dメジャーコードを全選択後、ルート音のDをCまで動かしてみましょう。

そうすると、両方ともCメジャーコードになります。
ということは、ルートからの音の重ねる距離が同じということですね。

ここで、メジャーコードがどのようにできているのか。
ルート音にどのように重ねているのかを確認してみましょう。
Cメジャーコードの右隣にインターバルを用意しました。

Cをルートとして、その上に重ねたEとGを右に伸ばしてみましょう。
ルートCから「M3rd上」「P5th上」を積み重ねたものが、Cメジャーコードの基本形とわかります。

同じ要領で「Dメジャーコード」も確認してみましょう。

ルートDから「M3rd上」「P5th上」を積み重ねたものがDメジャーコードとわかりますね。
これはCメジャーコードも同様でした。
このことから、メジャーコードの基本形は「ルート」+「M3rd上」+「P5th上」を積み重ねたものと言えます。

ここでもう一つ、以前に学習した「スケールディグリー」でも覚えてしまいましょう。

スケールディグリーの「 1 + 3 + 5 」となります。

もし「Eメジャーコード」を作り上げたい場合、まずはEメジャースケールを考えます。

Eメジャースケールの1/3/5の音を重ねると、そのメジャーコードができるということです。

まとめます。
メジャーコードの基本形は

  • インターバルで覚えるなら : 「 R + M3rd + P5th 」
    ✴︎ルートはRとします
  • スケールディグリーで覚えるなら : 「 1 + 3 + 5 」

とてもシンプルですね。
次回は、この流れでマイナーコードを見ていきます。