Cubasisにおけるセンドリターンは、1つのエフェクトを複数のトラックで共有する高度なミキシングテクニックです。リバーブやディレイなどの空間エフェクトをエフェクト専用トラックに設定することで、CPU使用率を削減しながら楽曲に統一感をもたらします。このテクニックにより、エフェクトのON/OFF切り替えが容易になり、効率的なミキシング作業が実現します。複数のセンドエフェクトを併用することで、より豊かな空間表現も可能になります。
1つのエフェクトを複数トラックで共有する
エフェクトを適用するの項目では、トラックに対するエフェクト適用方法を解説しました。
このエフェクトを応用したテクニックとして「センドリターン」があります。
エフェクト専用のトラックを準備し、複数のトラックで共有するテクニックです。
主にリバーブやディレイなどの空間エフェクトを適用する場合に使用します。
センドリターンの解説
センドリターンを使用するメリット
- 1つのエフェクトを複数のトラックで共有できるためCPUの節約になる
- 同じエフェクトを使うことで、楽曲に統一感がでる
- エフェクトのON/OFFが容易に行える(1つのリバーブ等をミュートするだけで済む)
などメリットが多いため、
ミキシング時には是非取り入れていきたいテクニックです。
センドリターンの適用方法
トラックを選択し、「Send Effects」をタップします。
3つのエフェクトスロットが表示されていますので、ここに任意のエフェクトを立ち上げます。
ここではReverbを適用しました。
下のスライダーを上げるほど、エフェクトの効果が強くなります。
なお、エフェクト側の「MIX」は100%設定するのが基本となります。
これはエフェクトサウンドに元音が混じってしまうのを避けるための配慮です。
複数トラックへの適用
この方法でエフェクトを立ち上げると、
他のトラックの「Send Effects」にも同じエフェクトが表示されます。
1つのエフェクトを複数のトラックで共有できる状態になっているということです。
後は、電源を入れ各トラックごとにエフェクトの量を設定していきます。
複数のセンドエフェクトの併用
このように複数のエフェクトへ同時にセンドすることも可能です。
リバーブとディレイの組み合わせは王道ですので、是非、トライしてみてください。
よくある質問
Q1. センドリターンを使うと何が得られますか?
CPUの節約、楽曲への統一感の付与、エフェクトのON/OFF管理の簡素化が主なメリットです。特にミキシング段階で複数のトラックに同じエフェクトを適用したい場合に有効です。
Q2. セントリターンはどのようなエフェクトに向いていますか?
リバーブやディレイなどの空間系エフェクトに最適です。これらは複数トラックで共有することで、楽曲全体の空間的な統一感が強まります。
Q3. エフェクト側のMIXを100%に設定する理由は?
元音が混じるのを避けるためです。MIXを100%に設定することで、純粋なエフェクト音のみを各トラックに送り込み、各トラックのセンドレベルで効果量を調整します。
Q4. 複数のセンドエフェクトを同時に使えますか?
はい、可能です。リバーブとディレイの組み合わせは特に推奨される組み合わせで、より複雑で豊かな空間表現が実現できます。
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