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Logic Pro X 10.4 新機能解説② Studio Hornsとアーティキュレーション機能

Logic Proの使い方 上級者編 公開 2018.03.24 更新 2026.07.17
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Logic Pro X 10.4で新たに追加されたStudio HornsとStudio Stringsは、小編成オーケストラサウンドとして幅広いジャンルで活用できる高品質な音源です。これらの音源には生演奏で使用される豊富なアーティキュレーション(奏法)が搭載されており、MIDIノートごとに奏法を切り替えることで、トランペットやトロンボーン、サックスなどの表現力豊かな演奏を実現できます。モノフォニック機能、レガート機能、ボイシング指定機能など、ブラスセクション特有の演奏技法もサポートされており、単純なコード入力から本格的なホーンアレンジメントまで柔軟に対応可能です。

優れたサウンドを持った音源と奏法のコントロール

Logic Pro X 10.4.0

Logic Pro X 10.4 のアップデートにより、新たな音源も追加されました。
それが「Studio Horns」と「Studio Strings」です。

この名前から連想できるように、壮大で広がりがあるオーケストラサウンドではなく、小編成で構成された音像が近いサウンドが特徴となっています。
サウンドも非常にリアルで、ポップス・エレクトロなどのジャンルでも大活躍するでしょう。

また、各音源には生演奏で頻繁に使用される奏法が多数収録されており、これらをMIDIノートごとに切り替えることができます。
このアーティキュレーション指定・切り替えも革命的に進化していますので、ここで併せて解説していきます。

ブラス・ストリングス音源とアーティキュレーション機能

Studio Hornsの使い方

Studio Horns

Studio Hornsは通常の音源と同様、「ソフトウェア音源トラック」から立ち上げます。

このようにトランペット、トロンボーン、サックス、これらを総合した音源から楽器を選択します。

「Monophonic」を「ON」にすることでノートが複数重なった場合でも単音で演奏が行われます。
レガートのような滑らかなフレーズを作成する場合に便利です。

Legato Transitions

拡張パネルの中に備わっている「Legato Transitions」をオンにすることで、更にレガートの演奏を滑らかにすることができます。

楽器から「Section」を選択した場合、

Auto Voice Split

「Auto Voice Split」という項目が表示されます。
これは和音を演奏した際に、自動的に異なる楽器を割り当てる機能となります。
これにより、楽器の人数感を保ったままの演奏が可能になります。

Split Voicing

「Split Voicing」は和音に対してのボイシングを指定することができます。
これにより単純なコードから本格的なホーンサウンドを得ることができます。

  • 8va : トップノートを1オクターブ上げて演奏します。
  • Drop2 : 上から2番目のノートを1オクターブ下げて演奏します。
  • Drop2 + 4 : 上から2番目と4番目のノートを1オクターブ下げて演奏します。

Keyrange

「Extended Keyrange」を有効にすることで本来その楽器では演奏不可能な音程も発音されます。
アレンジ上どうしても半音下が必要。などという場合に便利です。

Allow Unison

「Allow Unison」を使用することで1つのMIDIノートを複数の楽器で同じノートを演奏します。
サウンドに厚みを与えたい場合に重宝する機能です。

  • threebodytech 記事中

画期的なアーティキュレーション(奏法)割り当て

楽器の演奏法を切り替えるアーティキュレーション機能も大きく進化を遂げています。

アーティキュレーション -1

インスペクタ部分に「アーティキュレーション」という項目が追加されていますので、そこから現在指定している音源のアーティキュレーションを選択します。

これだけで設定は完了です。

アーティキュレーション -2

アーティキュレーションを割り当てたいノートを選択し、目的のアーティキュレーションを選択することで、ノート別にアーティキュレーションを割り当てることができます。

異なるアーティキュレーション

同時間上に配置されたノートに対して異なるアーティキュレーションを割り当てることも可能なため、演奏の表現が大きく広がります。

このアーティキュレーション機能はサードパーティー製の音源に合わせてカスタマイズすることができます。
次回はこの部分について解説を進めていきます。

よくある質問

Q1. Logic Pro X 10.4のStudio Hornsとは何ですか?

Studio Hornsは、トランペット、トロンボーン、サックスなどの楽器を含む小編成オーケストラ音源です。リアルなサウンドが特徴で、ポップスやエレクトロなど様々なジャンルで活用できます。生演奏で頻繁に使用される奏法も多数収録されています。

Q2. アーティキュレーション機能の設定方法は簡単ですか?

はい。インスペクタのアーティキュレーション項目から奏法を選択し、割り当てたいノートを選んで目的のアーティキュレーションを指定するだけで完了します。複雑な設定は不要で、ノートごとに異なる奏法を指定することも可能です。

Q3. Studio HornsのMonophonicモードはどんな場合に使いますか?

Monophonicをオンにすると、複数のノートが重なった場合でも単音で演奏されます。レガートのような滑らかなフレーズやベースラインを作成する際に便利な機能です。

Q4. Split Voicingでコード演奏をより本格的にする方法は?

8va、Drop2、Drop2+4などのボイシングオプションを使用することで、シンプルなコードから本格的なホーンサウンドを得られます。各オプションはノートの配置を自動調整し、プロフェッショナルなアレンジメント効果を実現します。

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