あなたに合うコースを診断
表示されない場合は別タブで開く ↗

72_楽曲のテンポを割り出す_Logic Pro

Logic Proの使い方 上級者編 公開 2013.03.09 更新 2026.07.17
記事を読む ↓
Sponsored
TRACK SHIBUYA-HONMACHI|DTMerのためのデザイナーズ防音マンション

Logic Proでリファレンス楽曲やサンプルのテンポを正確に割り出すことは、打ち込み制作やリミックス、テンポシンク効果の活用に不可欠です。本記事では、DAWの自動検出機能では精度が落ちやすい場合に有効な手動テンポ分析方法を4つのステップで解説しています。頭拍の検出からメトロノームとの同期確認、微調整まで、慣れると1分で完了する効率的なワークフローを習得することで、制作作業全体の精度と生産性が大幅に向上します。

市販楽曲を含む参考楽曲のテンポを検出

制作作業の中で「対象楽曲のテンポを割り出す」という場面は非常に多いです。

2mix

テンポ把握のメリットとして

  • 対象楽曲に打ち込みを重ねたい
  • リミックスをしたい
  • 効率良くコピーをしたい
  • ディレイやシンセなどのテンポ同期設定を使用したい

などの要望が全て叶うことです。
作業前には必ず行なってきたい調整です。

そしてDAWには「テンポ自動検出機能」が備わっていますが、

「楽曲全体など長い分析」「楽曲前後の空白」「拍子の変更」などにより、
思った様にテンポ検出されないことが多々あります。

ここではマニュアルによるテンポ分析方法をご紹介します。


テンポ分析方法

記事を見ていくと行程が多そうですが、
大丈夫です。慣れると1分で終わる作業です。

※楽曲のテンポが一定ということが条件となります 
現代音楽のほとんどが当てはまります。

1_頭拍を検出する

「リージョン」をダブルクリックし、「サンプルエディタ」を開きます。

トランジェット

赤囲み「トランジェット編集」をクリックし点灯させます。

楽曲から「1拍目」を探します。
「1拍目」であれば、どの部分でも構いません。

楽曲中の「キックを目安に探す」というのがオススメです。

この楽曲の場合は

1拍目

ここが「1拍目」です。

「トランジェット部分」を「ダブルクリック」

「1拍目」の「トランジェット部分」を「ダブルクリック」しその部分のみを選択します。

選択範囲_リージョン

メニューより「編集」→「選択範囲 →リージョン」を選択します。

抽出後

その部分のみ「リージョン」となります。
これで正確な「1拍目」が抽出されました。

1拍目に移動

抽出した「1拍目のリージョン」を楽曲の先頭へ移動します。

リージョンの引き伸ばし

そこから「リージョン」を楽曲の終わりまで引き延ばします。

2_テンポを合わせる

2拍目

「2小節目」を確認します。
楽曲の「2小節目(黄)」をプロジェクトの「2小節目(赤)」と合わせます。

テンポを変更

テンポを変更することで、プロジェクトの「2小節目」が動きます。

プロジェクトの「2拍目」に合わせます。

目で確認しながらプロジェクトの「2小節目」に合わせます。

3_テンポ確認

テンポ確認

楽曲後半を確認し、メトロノームとズレていないかを確認します。

この時、メトロノームと合わない場合はテンポが微妙にズレているということです。

車が「時速100km」と「時速101km」で走っているのと同じ様に、
後半にいくにつれてドンドン差が広がっていきます。

テンポを「+1/-1」ずつ変更し、ジャストになるように微調整を行ないます。

4_削除したリージョンを戻す

「行程1」で削除した「キック前」のリージョンを復活させます。

リージョンの移動

1拍目の位置を変えない限りテンポからズレることはありません。
キック前の楽曲範囲を考慮し、リージョンを後ろへ移動します。

引き延ばし後

リージョンをドラッグし、削除した部分を復活させます。

これで完了です。
空白を含め、楽曲全体がテンポと同期した状態となります。

Logic Pro


  • threebodytech 記事中

よくある質問

Q1. Logic Proのテンポ自動検出機能が正確に動作しない理由は何ですか?

楽曲全体の長い分析、曲前後の空白部分、途中での拍子変更などが原因で、自動検出が正確に機能しないことがあります。その場合は本記事で紹介するマニュアル方式が有効です。

Q2. テンポ分析で最も重要なポイントは何ですか?

正確な「1拍目」の検出がカギです。サンプルエディタで頭拍を抽出し、楽曲の先頭に配置することで、その後のテンポ合わせが格段に正確になります。

Q3. 後半になるにつれテンポがズレていく場合はどうすればいいですか?

テンポが微妙にズレている証拠です。メトロノームと完全に同期するまでテンポを「±1」単位で細かく微調整することで、楽曲全体が完璧に同期します。

Q4. この方法は全ての楽曲に使えますか?

テンポが一定の楽曲が条件となります。現代音楽のほとんどがこれに該当するため、実用的です。テンポが可変する楽曲には適用できません。