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トップページ > 音楽理論 初級編 > 11.三和音(トライアド)のディミニッシュコード
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三和音(トライアド)のディミニッシュコード/音楽理論講座

特徴的な響きを持つディミニッシュコードを把握する

これまで、メジャーコード、マイナーコードの作り方を確認してきました。
今回は、ディミニッシュコードを確認していきましょう。

✴︎4和音の時も「ディミニッシュ」と呼ぶこともあります。
ここではディミニッシュコードをトライアド(三和音のコード)とし、
4和音の方を、ディミニッシュセブンスコードとします。

まずはサウンドを確認してみましょう。
コードの構成音を鳴らした後に、コードが鳴ります。

なんだか、怪しい響きのするコードですね。

ディミニッシュコードの表記

ディミニッシュコードは下記のように表記されることが多いです。

1_dim

一般的なものとしては、以下のような表記です。

  • Cディミニッシュコード = Cdim
  • Dディミニッシュコード = Ddim

上の表記例では、メジャーやマイナーでは見られなかった「-5」や「b5」など「5」という数字が特徴的で、ディミニッシュコードを作る上で重要な役割を持っていそうですね。

ディミニッシュコードの構成音

譜面とピアノロールでCディミニッシュコードを確認してみましょう。


ルートの音CにE♭(短3度)とG♭(減5度)が重なっています。

次に、Bディミニッシュコードも確認してみましょう。
コードの構成音を鳴らした後にコードが鳴ります。

構成音は下記となります。


Bディミニッシュコードは白鍵のみで構成されています。
とてもシンプルですね。

CディミニッシュコードとBディミニッシュコードの構成音がわかったところで、双方を比較してみましょう。


Bディミニッシュコードを全て選択しルート音がBからCになるように移動してみると、
両方ともCディミニッシュコードになりました。
ディミニッシュコードにも重ねる音に法則がありそうです。

インターバルでの理解

インターバルとは、音と音の距離のことでしたね。
Cディミニッシュコードの音がルート音にどのように重なっているのかを、インターバルの観点から確認していきましょう。


Cをルートとして、その上に重ねたE♭とG♭を右に伸ばすと、以下のようになります。


ディミニッシュコードとメジャーコード、マイナーコードを比較するとどのようになっているでしょうか。
それぞれ比較画像を用意しましたので見ていきましょう。

まず、メジャーコードは、R,M3rd,P5th(1,3,5)でしたね。

ディミニッシュコードはメジャーコードと比べると、M3rdが半音下がりm3rdに、P5thも半音下がりdim5thになっています。
インターバルの学習の際に、パーフェクトと名の付くインターバルが半音下がるとディミニッシュになるとお伝えしましたね。

今度は、マイナーコードと比べてみましょう。
マイナーコードは、R,m3rd,P5th(1,b3,5)でしたね。


ディミニッシュコードはマイナーコードと比べると、m3rdは共通で、P5thが半音下がりdim5thになっています。

スケールディグリーでの理解

次にスケールディグリーでも確認しましょう。

  • メジャーコード:1, 3, 5
  • マイナーコード:1, ♭3, 5
  • ディミニッシュコード:1, ♭3, ♭5

となります。

三和音(トライアド)のまとめ

最後に、今まで出てきたトライアドのコードをまとめてみましょう。

他にもコードはたくさんありますが、今はこれらで十分です。
各メジャースケールを練習し、1,3,5で全てのメジャーコードを作成できるようにしましょう。
その上で各コードの違いを理解していれば、他のコードへ容易に辿り着けます。

次回は、四和音のコードを確認していきます。
実践的な作曲までもう一歩です。

頑張りましょう!