EDMレシピ #6 今すぐ使える!エフェクトを使ったドラム制作
ハットとディレイを組み合わせたグルーヴ作り
EDMレシピ 第6回目は今すぐ使える!ドラムとエフェクトを組み合わせたグルーヴ作りをご紹介!
とても効果的なHatとディレイの組み合わせを例としています。
エフェクトを使ったドラム制作
まずテクニックを取り入れたサウンドを確認してみます。
▶︎テクニック使用前のサウンド
▶︎テクニックを使用したサウンド
より動きのあるHatサウンドに仕上がっていますね!
それでは流れをステップで確認していきます。
Hatを打ち込む
まずはHatのサウンドを【16部音符】で打ち込みます。
▶︎Hatの打ち込み
ディレイを追加
次にLとRで個別に設定が行えるステレオディレイをHatトラックへ追加します。
ディレイの設定の手順はこちらです。
- 1_ディレイタイムの設定
- 2_Feedbackの設定
- 3_ディレイ内のフィルターを設定
ディレイタイムはより広がりのあるサウンドにするため、左右で別々のディレイタイムを設定します。
本動画では左を3,右を5に設定しています。
▶︎ディレイのディレイタイムの設定
次にディレイのFeedbackを設定します。今回は20%に設定します。
▶︎Feedbackの設定
次に原音とディレイの音を分けるため、ディレイ内のフィルターで高域/低域をカットしていきます。
▶︎フィルターの設定
打ち込みのアレンジ
最後に打ち込みをアレンジして音のリズム感を変えていきます。
MIDIノートをランダムで消していくと通常の打ち込みだけでは作れないグルーブ感のあるサウンドが実現します。
また、ハットの打ち込みパターンを変えるとドラムのリズム感も大きく変わります。
▶︎打ち込みのアレンジ
▶︎テクニック使用前のサウンド
▶︎テクニック使用後のサウンド
いかがでしたでしょうか?
単調になりがちな4つ打ちのドラムパターンはエフェクトを加えることで簡単にグルーブ感のあるものに仕上げることが出来ます。
ディレイだけでなくエコーやリバーブ、サイドチェインなどもドラムにグルーブ感を加えるためによく使われます。
ぜひ色々なエフェクトを試しながらご自身の楽曲をオリジナリティ溢れるものに仕上げてみてください!
それではまた次回のレシピでお会いしましょう。
記事の担当 町田 航平/kouhei Machida
18歳から音楽制作を始める。 その後、19歳の頃にイギリスにあるPoint Blank Schoolにて音楽制作を学ぶ。
翌年、DJとしてスペインのイビサ島へ渡り、「Hotel Ocean Driveや Club Itaca」を始めとするホテル/クラブでのプレイを経験。 同時にハウスミュージックの制作を始める。
2019年、ドイツ/ロシア/イギリス/ポルトガル/東京の複数レーベルから楽曲リリースを果たす。
2020年にはイギリスのレーベル「Back It Up Records」よりリリースした楽曲「Werk」がBeatport Tech Houseチャートでランクインし、現在もダンスミュージックアーティスト/DJの若手アーティストとして精力的に活動を行なっている。
【DTM】EDMレシピ 第6回目は今すぐ使える!ドラムとエフェクトを組み合わせたグルーヴ作りをご紹介! とても効果的なHatとディレイの組み合わせを例としています。ぜひ制作に取り入れてみてください!
動画:https://t.co/UZephVG3sJ#dtm #edm #作曲 pic.twitter.com/Zg4kGLVtkI
— SLEEP FREAKS (@SLEEPFREAKS_DTM) May 27, 2023