DTMで使用する人気のヘッドホン 3272人に聞いたベスト5
DTM制作における3,272名のユーザーアンケート結果から、最適なヘッドホン選びの指針が得られます。業務用スタジオの標準機として知られるSONY MDR-CD900STが圧倒的1位(1,084名)を占める一方、個人制作ではYAMAHA HPH-MT8やAKG K240 STUDIOなどバランス型の製品も高い評価を受けています。記事では各製品の周波数特性や用途別の適性、価格帯による選択基準が詳細に解説されており、初心者からプロまでレベル別の最適な機材選択が可能です。プロユーザーとアマチュアの使用機材の違いも明らかになり、予算と制作スタイルに応じた購入判断に役立つ情報が充実しています。
最も人気のあるヘッドホン・アンケート結果
先日、弊社で行った機材アンケートの結果を発表いたします。
当アンケートは合計3,272名にご回答いただき、アマ/プロの内訳は下記です。
- アマチュアで音楽活動をされている2,769名(約85%)
- プロで音楽活動をされている503名(約15%)
これを踏まえてアンケート結果をご覧ください。
制作でヘッドホンを使用していない方
DTMによる楽曲制作で「ヘッドホン」を使用していない人数は下記となりました。
- アマチュア : 301名(約11%)
- プロ : 13名(約3%)
前回のスピーカーは使用率が低めだった分、ヘッドホンは多くの方が使用されていますね。
特に東京などの都心部では、騒音問題が発生しやすいため全てヘッドホンで制作を行うという方も多いのではないでしょうか?
それでは製品アンケートへ進んでいきます。
1位 SONY MDR-CD900ST 1084名

メーカーサイト : https://bit.ly/2FdrTU7
アマチュアが924名/プロが160名の計1084名となっています。
どのスタジオにも備わっている定番モデルが納得の一位となりました。
ボーカル/楽器のレコーディングを行う際に使用されることが多く、1989年に業務用(主にスタジオ用)として販売が開始され、1995年に一般発売という歴史が長いヘッドホンです。
発売からかなりの年月が経過しており、このヘッドホン1つで全てを完結しようと考えた際に、低域が不足し中高域が強い傾向にあります。
これから音楽制作のためにヘッドホンを選ぶという場合には、価格が上がってしまいますが、下記の「MDR-M1ST」がお勧めです。
サウンドのバランスが良く、装着感も素晴らしいヘッドホンです。

メーカーサイト : https://bit.ly/2RhRPQy
この「MDR-M1ST」は、発売が昨年(2019年)ということもあり、まだ普及が進んでいないという印象を受けました。
アマチュアが6名/プロが10名の計16名です。
個人的な意見となりますが、上記の理由から新たにヘッドホンを購入する場合は「MDR-CD900ST」よりも「MDR-M1ST」の方が対応する制作項目が多くお勧めです。
2位 audio-technica ATH-M50x 128名

メーカーサイト : https://bit.ly/3hwsQnD
アマチュアが109名/プロが19名の計128名です。
全世界で累計販売数100万台を誇る人気製品です。
再生周波数にもこだわって作られており、モニタリング/ミキシングもしっかりと行えます。
「MDR-CD900ST」に近い価格で手に入ります。1万円台で使えるヘッドホンを探しているという方にとって、ぴったりの製品と感じました。
密閉型特有の低域の再現性が高いという特徴を持つため、クラブミュージックやヒップホップの制作にも向いています。
3位 YAMAHA HPH-MT8 126名

メーカーサイト : https://yamaha.io/3irUP9g
2位の「ATH-M50x」と僅差となっており、アマチュアが90名/プロが36名の計126名です。
価格は2位の「ATH-M50x」の1万円台から多少上がり、2万円台となりますが、その価値は十分にあります。
装着感はとても自然で、長い時間使用したとしても耳が痛くなりにくく設計されています。
こちらも密閉型となるため、低域の再現度が高く、価格に見合った奥行きを感じられる立体感のあるサウンドです。全体的な周波数もとてもバランスが良いです。
音楽制作の全項目をこれ1つでカバーできます。
この「HPH-MT8」と5万円クラスのヘッドホンを比較してみました。
好みの部分も大きいと思いますが、制作/リスニング面でもHPH-MT8の方が優れていると感じます。
このことから、長く使えるバランスの良い製品を探している方にお勧めできます。
4位 AKG K240 STUDIO 73名

メーカーサイト : https://bit.ly/3mfTCEc
アマチュアが65名/プロが8名の計73名となっています。
マイクでも有名なAKGブランドからリリースされているセミオープン型の製品です。
セミオープンの特徴となる広い音像感を感じられることから、ミキシングがしやすく聞き疲れのないサウンドと感じます。
また高域の伸びが強い印象でポップスやアコースティック系の楽曲に適したサウンドと感じられました。
価格は1万円を切っており、モニタリング/リスニングにも対応するという面でコストパフォーマンスも最強クラスと感じました。
DTMを始めたばかりで、とりあえず使える製品を用意したいという方にもお勧めです。

メーカーサイト : https://bit.ly/3hlAgJZ
また、モデル違いの「K240 MK2」も定評があり、このモデルも1万円(サウンドハウス 税抜き)を切っていました。
5位 SHURE SRH840 47名

メーカーサイト : https://bit.ly/2RjPc0J
アマチュアが37名/プロが10名の計47名となっています。
レコーディング時のモニタリングに最適化したと謳われているように、中高域の細かなサウンドもしっかりと再生されます。
ボーカルを含め、生楽器のレコーディングを中心に考えているという方は是非チェックしてみてください。
プロが使用している製品モデルランキング ベスト5
プロで音楽活動をされているという方のみに絞ったランキング結果となります。

- 1位 : SONY MDR-CD900ST (160名)
- 2位 : YAMAHA HPH-MT8 (36名)
- 3位 : SONY MDR-7506 (23名)
- 4位 : SENNHEISER HD25-1 II (21名)
- 5位 : audio-technica ATH-M50x (19名)
SONY製品が1位と3位にランクインしており、多くのプロの方々に支持されていることが改めて分かりました。
また、全体のBEST5には入っていませんでしたが、「SENNHEISER HD25-1 II」も4位にランクインしていました。
ヘッドホンは好みの差も大きいため、お近くの楽器店/電気店などで試聴ができる場合は、上記ランキングを参考にし、聴き比べてみてはいかがでしょうか。
次回は、機材アンケート「マイク編」をご紹介いたします。
DTM 機材アンケート第4弾📝
🎧 ヘッドフォン(ヘッドホン)の人気No.1はどれ?🎧
🎉DTMer 3272人に聞いたベスト5を発表🎉・アマチュア:2,769名
・プロ:503名一部製品のサウンド比較とプロが使用するヘッドホン・ランキングも発表します!
詳しくはコチラ:https://t.co/c48WfTx2uu#DTM pic.twitter.com/fgBEMoBDnX
— SLEEP FREAKS (@SLEEPFREAKS_DTM) October 3, 2020
よくある質問
Q1. DTM初心者がまず購入すべきヘッドホンはどれですか?
1万円以下の予算ならAKG K240 STUDIOがコストパフォーマンス最強です。1万円台ならaudio-technica ATH-M50xが全世界で100万台の販売実績を持つ信頼性の高い選択肢となります。基本的な制作・モニタリングに対応できます。
Q2. 長時間の制作作業に適したヘッドホンは?
YAMAHA HPH-MT8(2万円台)が装着感の自然さと長時間使用での耳への負担軽減に優れています。周波数バランスも良く、制作の全項目をカバーできるため、長く使える製品として推奨されます。
Q3. ボーカル・生楽器のレコーディングに特化したヘッドホンは?
SHURE SRH840がレコーディング時のモニタリング最適化で設計されており、中高域の細かなサウンド再生に優れています。ボーカルを含む生楽器レコーディング中心のユーザーに最適です。
Q4. プロの音楽制作現場ではどのヘッドホンが使われていますか?
SONY MDR-CD900STが圧倒的シェアで、ほぼすべてのスタジオに備わっています。プロランキングではSONY製品が1位・3位を占め、業界標準として支持されています。
Q5. 密閉型とセミオープン型ではどう違いますか?
密閉型は低域再現性に優れクラブ・ヒップホップ向き(ATH-M50x、HPH-MT8)。セミオープン型は広い音像感でミキシングがしやすく聞き疲れが少なく、ポップス・アコースティック向き(K240 STUDIO)です。

オンラインDTMレッスン専門 / 2009年から17年




