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【Finale開発終了】次の楽譜ソフトはどれにすべき?主要3ソフトの特徴と楽譜データ移行を解説【Dorico / MuseScore / Sibelius】

Finaleの楽譜データ移行までをカバー

先日、Finaleの開発終了がアナウンスされ、DTM界に大きな衝撃が走りました。
エクセルが無くなるようなものと例えられていましたが、これは決して大袈裟ではありません。

Finaleの歴史は長く、プロ・アマチュア問わず楽譜ソフトとしてのシェアは間違いなくNo.1。
この悲報に驚き、途方にくれてしまっている方も多いはずです。

ここでは、これから楽譜ソフトを購入したいという方、Finaleから別のソフトに乗り換える必要がある方に向けて、お勧めできる主要3ソフトの紹介と制作した楽譜データの移行方法についてお伝えしていきます。

楽譜ソフトの特徴とデータ移行 動画解説

Finaleはいつまで使える?

今回のアナウンスでFinaleがいきなり使えなくなってしまう訳ではありません。

2025年8月以降、新たにソフトを使用するための認証・製品サポートが停止します。
すでにパソコンにインストール・認証しているFinaleはそのまま使用できますが、新しいパソコンは認証できず、OSアップデートにより対応しなくなった場合、そこで完全に使用できなくなります。

今のうちから他ソフトへの移行準備楽譜データのバックアップは行っておくことをお勧めいたします。

DAWのスコア機能と専用ソフトは何が違う?

よく聞かれる質問に、DAWに備わっているスコア機能と専用の楽譜作成ソフトの違いは?というものがあります。

DAWソフトは打ち込んだMIDIを楽譜で確認するなど、簡易的に使用されることが多いです。
しかし、専用の楽譜ソフトは演奏者のための楽譜を作成したり、それがそのまま商品になるなど。
豊富な機能やレイアウトの美しさまで徹底して作り上げることができます。
そのため、プロとして活動を行う場合は、DAWとは別に楽譜作成ソフトを使用するということが大半です。

Dorico / MuseScore / Sibelius

今回は「Dorico」 | 「MuseScore」 | 「Sibelius」の3大ソフトを取り上げていきます。

比較表

FinaleのMakeMusic社が乗り換え先の推奨として挙げているのが「Dorico」です。
発売が比較的新しいソフトですが、これまでのアップデートによってバランスのとれた素晴らしい楽譜ソフトに進化しています。

やはり目を引くのが「MuseScore」が無料で使用できるという点です。
無料だからと言って劣っている点が多いという訳ではないため、まずは楽譜ソフトを試してみたいという方にはピッタリです。
DoricoとSibeliusもそれぞれ無料版が用意されていますが、機能制限が多いため、やはり無料という点で選択するなら「MuseScore」が良いでしょう。

音符の入力

音符の入力はどのソフトも快適で大きな差は無いように思えますが、「Dorico」はDAWのようにグリッドラインが入るため、初心者の方も入力が行いやすくなっています。

併せてDoricoにはDAWライクなノートエディタも用意されているため、これまでDAW経験がある方はすぐにソフトに慣れることができるでしょう。

「Sibelius」の特徴は業界標準と言える「Pro Tools」との連携です。
ソフト間でノートをコピー&ペーストできる便利さは、一度味わうと離れることができません。

レイアウトの美しさ、浄書のしやすさは専用のモードも用意されている「Dorico」が強いです。

データ移行方法

次にFinaleからのデータ移行について確認していきます。
基本的にFinaleを含めた楽譜データは「MusicXML」というMIDIデータ形式で扱います。

Finale

上メニューからMusicXMLを保存することでバックアップは完了です。
あとは各ソフトでこのMusicXMLファイルを読み込むだけです。

読み込んだ結果を確認してみると、Finaleの状態が完全再現される訳ではありません。
どのソフトでも手直しが必要になる点にご注意ください。
そのため楽譜データはMusicXMLと併せてPDFとしても保存しておくことお勧めいたします。

Finaleでデータを開くことができない場合も、PDFで楽譜の見た目を確認できるためです。


いかがでしたでしょうか?
Finaleの開発終了は本当に残念ですが、悲しんでばかりもいられません。
次の手を打つためにも、ぜひ当コンテンツをご参考にしていただけますと幸いです。

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