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最速!! Cubase 6 レビュー

約2年ぶりのメジャーアップデート

Cubase5が発売してから早2年が経ちます。

アップデート重ね「5.5.2」まで上がったところで、
3月に「Cubase 6」が発売されます!!

Cubase 6

様々な新機能、改良点が詰め込まれており、
メーカーサイトhttp://japan.steinberg.net/jp/products/cubase/new_features.html
でも紹介されています。

詳しい機能はメーカーページをご覧いただくとして、
ここでは僕が実際にCubase6 を触った感想を書いてみたいと思います。

両OSの64bitに完全対応

WindowsではVer5の段階で64bitに対応していましたが、
MACでは32bitでしか動作させることができませんでした。

Macユーザーの僕にとっては今回かなり期待している部分です。
Cubase6をインストールしただけではまだ32bitでしか動作しません。

Cubase6 64bit切り替え

↑ アプリケーションから「Cubase 6」を選択し、右クリック。
メニューから「情報を見る」を選択します。

Cubase 64bitモード切り替え

↑ 赤囲みの「32ビットモードで開く」のチェックを外します。
これで次回起動時からCubaseが64bitモードで立ち上がります。

64bitの成果は良好で、今までメモリ不足で走らなかったプロジェクトが
楽々と再生されました。歓喜です。

Windowsでの64bitも試しましたが、こちらも動作良好です!!

動作について

上記でも少し触れていますが、新しいバージョンで気になることろは、
「安定して動くのか?」という動作面についてだと思います。

今までのCubase5プロジェクトを「6」で開いてみたところ、
バグらしいところはなく、非常に安定して動いています。

Mac/Windows 32/64bit でも動かしてみましたが問題ありません。

そして全ての基本動作が早くサクサク動きます。
レスポンスの良さはDAW最強ではないでしょうか。
ストレスは全くありません。

ソフト自体は「Cubase5」をベースに作られており、
Ver 4、5のCubaseユーザーは戸惑う事なく移行することができるでしょう。

名前がスクロールする

トラック名やプリセット等の名前が長く、
画面に表示しきれない。。誰もが1度は経験していると思います。

名前をスクロール表示

↑ 写真ではわかりにくいですが、トラック名がスクロール表示されます。
これは本当に便利です。

波形、MIDI表示が見やすく奇麗に

MIDI、波形表示

↑ 作業中に最も多く見ることになる画面です。
写真のように美しく、見やすく変更されています。
カラーカスタマイズのバリエーションも増えており、言う事なしです。

64bitでREXファイルが読み込める

REX

↑ サンプリングCDなどでよく使用される「Rexファイル」ですが、
従来の64bitモードはこの「Rexファイル」が読めませんでした。
サンプルベースで楽曲制作をしていく方には嬉しい点ですね。

オーディオ検出

オーディオ分析

↑ オーディオのアタック検出度が劇的に上がっており、
Ver5で処理落ちしていた部分までしっかりと検出してくれます。
「波形クオンタイズ」「波形からMIDIファイルを作成」などが正確に行えます。

テイクの組み替え、編集

レーンテイク組み替え

↑ 既にProtoolsやLogicに搭載されている便利なテイク組み替えが可能になりました。
ループで数回録音したテイクの良いところだけを簡単に組み合わせることができ非常に便利です。

付属のHlionSinicが良い

halionsonic

↑ 普段、別ソフトシンセで打ち込んでいる僕ですが、
音の自然さ、エディットのしやすさ、軽さは予想以上でした。

DTM初心者の方でも安心かつ、クオリティの高い作品を作ることができます。

CC等の書き込みが斬新

CCエディタ

↑ ピアノエディタ上のノートをダブルクリックすることで、
別ウィンドウが表示され、CCを書き込むことができます。

この使いやすさは他のDAWヘ戻れないほどです。

音質

中音〜高音の解像度が上がり、音の抜けが良くなりました。
特に中音のドッシリ感がとてもいい感じです。

5 のプロジェクトを開いただけなので、
6に合わせたMIXを行うことで、さらに楽曲を高めることができそうです。