【DTM】生ベース音源 2021年ランキング ベスト5 DTMer 3113名が回答!

Author: sleepfreaks

生ベースに特化したソフト音源を徹底比較

DTMer7526人に聞いたアンケートシリーズ
ここではサードパーティ製の「生ベース音源ランキングベスト 5」を発表していきます。

生ベース_回答者数

まず、サードパーティ製の生ベース音源を使用している方は、7526人中3113名となっており、制作に生ベースを使用しないという方も多く3281名でした。
これは実際にベースをレコーディングされたり、シンセベースが中心という方が多いのではないかと思います。

また、今回もランキング結果だけではなく、サウンドや各製品の特徴・機能比較も行い、ベース音源を選択する際の指針となる内容を目指します。
併せて生ベースのサウンドも録音していますので、このサウンド比較も行っていきます。



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複数のベース音源をお使いの場合、最も気に入っている製品を1つご回答いただいています。

5位 Native Instruments : Scarbee Rickenbacker Bass : 58名 13,400円

Scarbee_Rickenbacker_Bass___Komplete

  • プロ : 7名 (12.07%)
  • アマ : 51名 (87.93%)

サウンドに強烈な個性があり、良い意味でダイナミクスも荒く、スリリングなサウンドを得ることができます。
同社のKOMPLETEにも収録されており、今回ランキングの6位/7位にも入っていた様々なScarbeeベースモデルを使い分けることができます。

製品URL : https://bit.ly/3xhOljY

4位 TOONTRACK EZ BASS : 99名 €155

TOONTRACK_EZ_BASS

  • プロ : 20名 (20.2%)
  • アマ : 79名 (79.8%)

「ベースの打ち込みやフレーズが分からない」という方でも安心して使用できる機能が多数搭載されており、非常に使いやすく仕上がっています。
生ベースの表現(打ち込み)で大切になるアーティキュレーション/フレーズコントロールをソフトの内部で行うことができるため、ベーストラック作成の時短にも繋がります。

製品URL : https://bit.ly/3whmsbZ

3位 AMPLE SOUND : Ample Bass : 132名 $119

AMPLE SOUND Ample Bass

  • プロ : 6名 (4.55%)
  • アマ : 126名 (95.45%)

ギターソフトで有名なAMPLE SOUNDですが、この操作感をそのままベースで使用できます。
5弦ベースへの対応はメタル向けの「AMR」という製品のみが対応しており、他製品の場合ヘビーなサウンドを求めるという方には少し不向きですが、ロー/ハイフレットまで、サウンドのキメが細かく、バランスの良いサウンドという印象を受けました。

製品URL : https://bit.ly/3xfUCwE

2位 SpectraSonics : Trilian : 700名 $299

Trilian

  • プロ : 187名 (26.71%)
  • アマ : 513名 (73.29%)

ベース音源で必ず名前が挙がる当製品は、楽曲の低域をしっかりと支える(埋める)ことができる太いサウンドとエフェクトが特徴です。
質の高いウッドベースやシンセベースなども収録されたベース総合音源という位置付けで、コストパフォーマンスは非常に優れていると言えます。

製品URL : https://bit.ly/3gcke7V

1位 IK Multimedia : MODO BASS : 1197名 €299.99

IK_Multimedia_-_MODO_BASS

  • プロ : 191名 (15.96%)
  • アマ : 1006名 (84.04%)

大人気となった当製品は、生のベースサウンドを収録して鍵盤に配置するサンプルタイプではなく、サウンドをパソコンに計算させて作り出す「物理モデリング」が採用されています。
これにより多彩なアーティキュレーション表現や、無限とも言える自由なサウンドエディットが行え、これ一台持っていればジャンルを選ぶことなく、様々な場面で活躍する頼もしい製品です。

製品URL : https://bit.ly/2TncqaI

サウンド比較

それでは各音源のサウンドを確認していきましょう。
今回はスタジオミュージシャンとしてもご活躍されている「okamu.」さんに生ベースの演奏をお願いしました。
ベーシスト目線から見て「打ち込みが難しそうな感じで弾いてほしい」と事前にオーダーしています。

okamu.

okamu_さん

自身のバンドで EMI ミュージックジャパ ンよりメジャーデビュー。
バンド脱退後、現在は様々なアーティストの作曲、編曲、 レコーディング、ライ ブサポートをしている。

「LIVE&Recording」
藍井エイル/天月/足立佳奈/雨宮天/荒井麻珠/ウォルピスカーター/
大久保伸隆(exサムシングエルス)大阪⭐春夏秋冬/神谷浩史/鬼頭明里/
きゃわふるTORNADO/楠木ともり/斉藤壮馬/ 佐香智久/佐咲紗花/
椎名へきる/澁谷梓希/鈴木このみ/瀧川ありさ/東京女子流/中恵光城/
夏 代孝明/ナナヲアカリ/浪江女子発組合/春奈るな/ピコ/原由実/細谷佳正/
松本梨香/宮野真守/ももいろクローバーZ/横山だいすけ/和氣あず未/
AKIRA/ASCA/Alvino/chay/DISH/MiaREGINA/M!LK/REVALCY/R!N/
ROOT FIVE/STU48/TrySail/YuNi/ZYUN./+α/あるふぁきゅん。/andmore.


生ベース

今回のレコーディング機材は下記です。

  • 使用ベース
    FreedomCustomGuitarResearch Dulake5st
  • エフェクター
    CONISIS;Elegant Beast BA001(バッファー)
    ORIGIN EFFECTS;Cali76-CB(コンプレッサー)
    YUKI;究極(プリアンプ)
    AMATERAS;LINETRANCE0001(トランス)
  • DI/プリアンプ
    AKIMA&NEOS;MultiTubeDirectInjector
    RUPERT NEVE DESIGNS;SHELFORD CHANNEL

各フレーズの打ち込みは、タイミングにクオンタイズを入れ、ベロシティも細かくは編集していません。

5位 Native Instruments : Scarbee Rickenbacker Bass
4位 TOONTRACK : EZ BASS
3位 AMPLE SOUND : Ample Bass
2位 SpectraSonics : Trilian
1位 IK Multimedia : MODO BASS

モデル数/プリセット

やはり物理モデリングが採用されサウンド特性を自由に変えることができる「MODO BASS」が圧倒的に強いという傾向です。
また、同社の人気アンプシミュレーターがエフェクトセクションにも内蔵されており、よりリアルなベースサウンドに仕上げることができます。

上記でも触れましたが「Trilian」は生ベースだけではなく、ウッドベースやシンセベースのサウンドも収録されています。
各サウンドの質も高く、これらのサウンドも一通り揃えたいという場合は「Trilian」一択になると感じました。

「Ez Bass」は収録モデルこそ少ないですが、このモデルを基にしたサウンドプリセットが充実しています。
ベースの音作りを行ったことがないという方も、好みのサウンドを選択して活用していくことが可能です。

「Ample Bass」「Scarbee Rickenbacker Bass」はモデル別に異なる製品が用意されています。
欲しいモデルを追加購入していくというスタイルです。

奏法/アーティキュレーション

アーティキュレーション

生ベースを表現する上で大切になるアーティキュレーション(奏法)を確認していきます。

どのソフトも基本的な演奏表現を行うことができますが、「Trilian」は古い音源(10年以上前)のため、スライドの表現が不足しています。
特に生ベースのフレージングはこのスライドを多用することになりますので、この点が気になりました。

「Scarbee Rickenbacker Bass」はモデルの特性からピック弾きのみの対応となっており、その他の表現を行いたいという場合は、異なるScarbeeシリーズの用意が必要です。

「Ez Bass」はソフト内に打ち込み専用のエディタが用意されており、これが秀逸です。
様々な演奏表現を簡単に指定することができ、制作スピードも大きく向上します。

特にスラップ奏法の表現で大切になりますが「演奏する弦を指定できる」という点も見逃すことができないポイントです。
弦の指定は「MODO Bass」と「Scarbee Rickenbacker Bass」で行うことができ、やはりこの点でも「MODO Bass」は強いという結果です。

サウンドエディット

サウンドエディット

ベース本体のカスタマイズを含めたサウンドメイクも「MODO Bass」が圧勝です。
ただ、ピックアップの種類だけではなく場所も変更できるなど、かなりマニアックな部分もありますので初心者の方は逆に混乱してしまうかもしれません。

サウンドキャラクターが大きく変わる「ピックアップの切り替え」に「Ample Bass」が対応していないという点は注意が必要です。
同じく「Trilian」も対応していません。

「EZ Bass」は唯一フレーズ機能が搭載されており、用意された豊富なベースフレーズを楽曲へ取り込むことができます。
エフェクトに対応していませんが、予め用意された豊富なサウンドプリセットにエフェクトサウンドも用意されていました。

これは全製品に共通して言えることですが、ベーシストさながらに音を作り込みたい場合、ソフトに内蔵されたエフェクトだけではなく、DAWのプラグインエフェクトを組み合わせて音作りしていくことになります。



いかがでしたでしょうか?
様々なタイプ・サウンドキャラクターが存在していて非常に奥深く面白いです。

総合

やはり細かな表現やサウンドの良さという点では「MODO BASS」が抜けているかなという印象を受けます。
「EZ Bass」は初心者に挫折をさせないという心意気を感じ、多くの工夫が施されたユニークなエディット(打ち込み)機能が多数搭載されていました。
価格も抑えられていますので、これからベースの打ち込みを行いたい・勉強したいという方にもお勧めできる製品と感じます。

これら特性と予算を考慮し、ご自身に合うベース音源を選択いただけますと幸いです。

次回は気になっている方も多いのではないでしょうか?
ギター音源のランキングへ進んでいきます。お楽しみに!!




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