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良いボーカルトラックを制作するために

制作レシピ 公開 2010.09.16 更新 2026.07.17
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DTMにおけるボーカルトラック制作の品質は楽曲全体のクオリティを左右する重要な要素です。本記事では、ガイドメロディーを活用した音程確認、トラックメーターの中央を基準とした適切な録音レベルの設定、マイクとボーカリストの距離を近くすることによる音像の明確化、そして複数テイクの自然な繋ぎ目を作るフェード処理など、プロフェッショナルなボーカルレコーディングに必要な5つの実践的テクニックを解説しています。これらの工夫を取り入れることで、初心者から中級者まで誰もがより高いクオリティのボーカルトラックを制作できるようになります。

ボーカルは楽曲の命

せっかく良いトラックを制作しても、ボーカルが良くなかったら全ては台無しです。
ボーカルトラックをいかに良く聴かせるかが楽曲のクオリティへ大きく影響してきます。
少しでも高いクオリティでボーカルトラック制作の工夫をご紹介します。

ボーカルの録音前はガイドメロでしっかり音程確認を

この「ガイドメロディー」は制作時だけではなくレコーディングの際にも役立ちます。
レコーディング前にボーカリストに聴いてもらうのはもちろんの事、
録音時に薄くガイドメロを流すと、ボーカルのピッチが安定しやすいです。

ガイドメロ

  • threebodytech 記事中

録音時の音量はトラックメーターの真ん中を基準に

ボーカルの録音時の音量については、「割れないギリギリまで」というのが定説化していますが、
今の機材レベルでは決してそんなことはありません。

メーターギリギリで録音していると、ボーカリストのテンションが上がってきた際に、
予想よりも音量が大きくなってしまい、音が割れてしまうリスクがあります。

そんな時に限って良いテイクだったりします(笑)

コンプやEQを適用する際も、音量が大きすぎると微調整が難しくなってしまいます。
そこで、お勧めの音量はトラックメータの真ん中です。

トラックメーター

予想を超えた音量でも音が割れる心配はありませんし、エフェクト調整面でも有利になります。

マイクとボーカリストとの距離はなるべく近く

マイクとボーカリストの距離を近くすることで、音像がはっきりし、音が前へ出てきやすくなります。
「音が近い=高音質 」というというのが、今の風潮ですし、
近い音像を遠くすることは可能ですが、逆はとても難しいのです。
特にボーカルは一番目立たせたいトラックですので、
音像をはっきりさせておく事が重要です。

録音したものは必ずフェード処理を

良いボーカルを録音することができたら、次はその処理を行います。
どんなに上手いボーカルでも楽曲全体を1テイクで歌うことができる方は少ないでしょう。

大抵は、構成ごとの録音や部分的にパンチインを使用行います。

そこで必ず行っていただきたいのが、テイクごとのフェード処理で、
これを行わないと、テイクの切れ目が不自然になってしまいます。

コツとしては、「ブレスがしっかり聴こえるようにフェードインをします」
ブレスをカットしてしまうと、どこか不自然な感じになってしまうため、
ブレスも歌の一部として捉える事が重要です。

フェードインブレス前

↓

フェードインブレス後

よくある質問

Q1. ボーカル録音時に音量をメーターの真ん中に設定する理由は何ですか?

メーター満杯での録音は、ボーカリストのテンション上昇時に予期しない音割れのリスクが生じます。中央レベルなら余裕があり、エフェクト調整も細かくできるため、結果的に高品質なボーカルが得られます。

Q2. ガイドメロディーはどのタイミングで使用すると効果的ですか?

レコーディング前にボーカリストに聴かせて音程を確認させた後、録音中も薄く流すことで、ボーカルのピッチが安定しやすくなります。これにより音程のズレを大幅に軽減できます。

Q3. 複数のテイクを繋ぎ合わせる際のフェード処理で最も大切なことは何ですか?

ブレス(息継ぎ)をカットせず、歌の一部として保つことが重要です。ブレスが聴こえるようにフェードインすることで、テイクの切れ目が自然になり、違和感のない仕上がりになります。