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コンプレッサーの使い方 基礎編 レシオについて

コンプレッサーの圧縮する量を決めるレシオ

前項の「スレッショルド」は
どこから圧縮を開始するのか?

圧縮対象-1

↑ このように「スレッショルド」で定めた値以上のものが圧縮されるというものでした。

ただし、この「スレッショルド」は あくまで線引きです

この線を越えた音を実際に圧縮するのが「レシオ」です。

レシオ

「レシオ」は「スレッショルド」を超えた部分の音に対し、
音量を「何分の1にするか?」を決定します。

「レシオ」の数字を高くすればするほど、音が沢山圧縮されることになります。

レシオ表

↑ 元音が100だとすると
レシオが2で半分の50
レシオが4で4分の1の25

といった具合です。

音量を抑えてサウンドをまとめたい場合、
この「レシオ」高く設定することになります。

サウンド比較

実際のサウンドを比較してみましょう。

素の音

レシオ2(2分の1)

レシオ8(8分の1)

値が大きくなるにつれて、音が凝縮されている感じを受けると思います。

「コンプ感」と呼ばれるものがこれで、
圧縮により音質が変化したもののことを指します。

ただコンプレッサーは効果が分かりにくいエフェクトと言われています。

もし「レシオ」をどうしたら良いか分からない場合は、
ひとまず値を「4」を目安に固定しスレッショルドを動かして圧縮感を調整すると良いでしょう。

そして次項では、なぜコンプレッサーをかけることで、音圧が上がるのか?
ということをご説明します。

お楽しみに!!