【AI作曲】Orb Producer Suite 2.0 新機能・使い方
DTMでの作曲をAIが支援 追加された機能を解説
トラックに対してフレーズを自動生成する「Orb Producer Suite」がバージョン2.0へ進化しました。
内部AIの進化はもちろん。
- オリジナルMIDIファイルのインポート
- ベロシティ設定
- リアルタイムコード入力
- 生成されたフレーズをエディタから編集
- 付属するシンセの機能追加
など、より制作が自由になる新機能が加わっています。
今回はこれら機能の使用方法を解説していきます。
基本的な使い方は解説は下記ページにて行っています。
Orb Producer Suite 2.0 動画解説
ORB COMPOSER ウェブサイト : https://www.orb-composer.com
オリジナルMIDIファイルの読み込み
オリジナルMIDIファイルを基にしてフレーズを構築可能です。(コード進行を設定)
これはOrb Producer Suiteのどのプラグインからも行えます。
プラグイン内の「Harmonize」をクリックして、用意したMIDIファイルを選択するだけです。
- MIDI TYPE : MIDIファイルの演奏内容を指定します
- TIME : フレーズの拍子/小節数を指定します
- TONALITY : フレーズのキー/スケールを指定します
読み込んだMIDIノートからキーの候補も挙げられます
これによりMIDIファイルのコード進行に応じたフレーズが自動的に生成されます。
ベロシティ設定
「VELO」というタブが用意され、フレーズベロシティを変更可能になりました。
上部3つのパラメーターから特定箇所のベロシティを一括で調整できます。
- STRONG BEAT : 1拍目/3拍目の強拍を一括で調整
- WEAK BEAT : 2拍目を一括で調整
- OFF BEAT : 上記以外のノートを一括で調整
左のスライダーからフレーズ全体のベロシティを一括で変更可能です。
ランダマイズ(ヒューマナイズ)設定
下部3つのパラメーターからフレーズのランダマイズが行えます。
- STRONG BEAT : 1拍目/3拍目の強拍をランダマイズ
- WEAK BEAT : 2拍目をランダマイズ
- OFF BEAT : 上記以外のノートをランダマイズ
中央の「ORB」ボタンから上記ベロシティとランダマイズがまとめて変更可能です。
MIDIキーボードからコードを指定する
お使いのMIDIキーボードを演奏して素早いコードの指定が可能になりました。
目的のコードを選択後に鍵盤アイコンをクリックして点灯させます。
この状態でMIDIキーボードを演奏することで、演奏したノートに合わせてコード変更が行われます。
MIDIノートのエディット
ノートエディタから生成されたフレーズ内容をカスタマイズすることが可能になりました。
DAWピアノロールと同じ感覚です。
ドラッグで各ノートのピッチ/長さをエディットできます。
ノートを選択して「Delete」キーで削除。ダブルクリックでノートの追加が行えます。
付属シンセサイザーの進化
付属するシンセサイザーにも強化が加えられており、
「サブオシレーター」「ノイズオシレーター」「ユニゾン」が使用可能になりました。
また、当シンセサイザーのみを単体販売でも購入できるようになっています。
いかがでしたでしょうか?
バージョンアップによって使い勝手が向上したOrb Producer Suite 2.0
生成されたフレーズを好みに合わせてエディットできることによって、活用の可能性が大きく広がっています。
フレーズ制作に煮詰まった際や、新たなアイディアが欲しいという場面で是非お試しください!
ORB COMPOSER ウェブサイト : https://www.orb-composer.com