オシレーター(OSC)のピッチを変更してサウンドを作る シンセサイザー 初心者講座
シンセサイザーのオシレーターに搭載されているPitch機能は、音程を自在に変化させることで様々な音色や効果を生み出す重要な機能です。Octave、Coarse、Fineの3つのパラメーターを使い分けることで、複数のオシレーターを組み合わせた厚みのあるサウンド作りが可能になります。オクターブでの重ね合わせ、ピッチのわずかなズレを利用したコーラス効果、5度音などでのハモりといったテクニックを習得することで、思い通りの目的の音色へ素早くアクセスできるようになり、DTMでのサウンドデザイン能力を大幅に向上させることができます。
オシレーターのピッチを使用して様々な効果を出す
オシレーターに必ず付属している機能がPitchです。
音程を自在に変化させて音色を作ったり、様々な効果を出すことができます。
↑ シンセによって呼び名が異なる場合もありますが、基本機能は一緒です。
- 1_Octave_オクターブ単位でピッチを変更します。難しいものはありません。
- 2_Coarse_半音単位でピッチを変更します。全音ではなく半音というところに注意してください。
もし鍵盤で「ド」を弾いた時に「ソ」を鳴らしたければ「+7」 ということになります。 - 3_Fine_半音以下の細かな音程を変更します。
「セント」という単位が使用され「1」で「100分の1」ということになります。
ピッチを使用したテクニック
このピッチを使用したテクニックとして挙げられるのが
複数のオシレーターを使用する方法です。
↑ シンセサイザーには通常2つ以上のオシレーターが搭載されているため
2つを同時に鳴らし、片側のピッチを変更した音作りが可能です。
まずオシレーターが一つ。
通常のサンプルです。
オクターブで重ねる
↑ 2つ目のオシレーターを1オクターブ下げて重ねたものです、
重厚な響きを得ることができます。
↑ オシレーター同士のレベルも調整することができます。
重ねると重すぎる。。。などの問題は音量バランスで改善してきます。
ピッチをわずかにズラす
↑「Fine」を使用して、半音以下の単位で音をズラします。
すると「コーラス」がかかったような厚みのあるサウンドを作ることができます。
トランス系に多い音ですね。
5度音などでハモらせる
↑ 2つ目のオシレーターに対し、
全く異なる音程を設定し、ハモりをつけるテクニックです。
シンセって感じで素敵ですね。
まとめ
このように、ピッチだけでも様々な音色をつけることができました。
大切なのは「このような効果を引き出し」として身につけてしまう事です。
そうすることで、
音を聴いた時、思いついた時にすぐに目的の音色へ辿りつくことができます。
次回は選択した波形を加工する「フィルター部分」の解説へ入っていきます。
よくある質問
Q1. シンセサイザーのPitchパラメーターの「Coarse」と「Fine」の違いは何ですか?
Coarseは半音単位での音程変更で、例えば「ド」から「ソ」にする場合は「+7」と設定します。一方、Fineは半音以下の細かな音程調整で、「セント」という単位を使用し「1」で100分の1の音程変化を実現します。
Q2. オシレーターを複数重ねるときのコツはありますか?
複数のオシレーターを重ねる際は、ピッチを変更するだけでなく各オシレーターのレベル(音量)も調整することが重要です。重ねると音が重すぎる場合は、音量バランスで改善し、理想のサウンドに仕上げます。
Q3. ピッチをわずかにズラすとどのような効果が得られますか?
Fineパラメーターを使用して半音以下の単位でピッチをズラすと、コーラス効果がかかったような厚みのあるサウンドが実現できます。トランス系を中心に多く使用されるテクニックです。
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