広告

音程処理 音楽理論 音楽機材・ソフト紹介 音圧・音量 音像処理 空間処理 波形処理 歪み・サチュレーター 機材設定 機材 書き出し・読み込み・変換 打ち込みテクニック 打ち込み 基本編集 周波数 便利操作・作業効率化 作詞のメソッド 作業環境 低音処理 レコーディング リミッター・マキシマイザー リバーブ リハーモナイズ リズム楽器 リズム処理 リズム モニタリング ミックスが上手くなるTIPS ミキサー・ミキシング マルチ音源 マスタリング ポップス ボーカロイド ボーカル ボリューム処理(コンプレッサー) ベース ベル ヘッドホン ブレイクビーツ ブラス ファイル管理 ピアノ・Key ビンテージ ヒット曲の分析 パッド バージョン新機能解説 バンドサウンドを創るには バッキング ハード機器 ハードウェア操作 ドラム・打楽器 ドラム ドラゴンクエスト トリガー トランジェント ディレイ ディエッサー テンポ処理 テストタグネーム ソフトシンセ ストリングス ステレオイメージャー シンセサイザー サンプリング サンプラー サウンド入出力 サウンド入出 コンプレッサー ゲーム音楽 ゲート グリッチ ギター ギタリストのためのAbleton Live キック カットアップ オートメーション オーディオ操作 オーディオ処理 オーディオインターフェイス エフェクト処理 エフェクト インストール/製品登録 イコライザー アナライザー いきものがかり Zynaptiq YouTube生配信 XLN Audio Xfer Records
トップページ > 理論で納得!侘美の楽典ノート > 猫でも弾けるテンションコード〜アヴォイドなしの「マタタビ和音」
目次を見る
Sleepfreaks監修のDTM向けPC

猫でも弾けるテンションコード〜アヴォイドなしの「マタタビ和音」

アヴォイドノートへの理解を深め、ⅱm/ⅳについての特性を知る

コード理論を勉強された方なら、一度は目にする”アヴォイド・ノート”
ここでは、その仕組みについて触れ【ⅱm】と【ⅳ】という二つの特殊なコードについての豆知識をお届けします。

AvoidNote1

マイナー9th=短9度という音程は、たいへん刺激的なサウンドです。

AvoidNote2

ハ長調=C Majorのダイアトニックコードに、
9th,11th,13thのテンション全部盛りにしたものがこちら。
コード構成音に含まれる短9度の音程は、時に響きを阻害する「アボイドノート」と捉えられます。

AvoidNote3

テンションの短9度をミュートして聴いてみます。
このような回避は、絶対的なものではありませんが、たしかに省略するとサウンドが和らぐことがわかります。

AvoidNote4

AvoidNote5

さて、お気付きでしょうか、
2つ目と4つ目のコードには短9度音程が存在していません。
(厳密にいうと、FとBの増4度(減5度)=トライトーンを含むので、いくらかの和音機能としてケーデンスの制限は受けます)

つまりコードの響きそのものに、タブーが存在しにくいのです。
そして、なんと構成音はすべて、スケール上の7つの「白鍵」であることを「発見」!

AvoidNote6

ベースにDとFをおいておけば、猫が鍵盤を歩いたり、拳や肘鉄で演奏できるかも!
というネタ的発想でした。