猫でも弾けるテンションコード〜アヴォイドなしの「マタタビ和音」
DTM制作におけるコード理論の実践的な知識として、アヴォイドノート(避けるべき音)の概念とその回避方法を解説しています。特にⅱmとⅳコードに注目し、これらのコードには短9度音程が存在せず、ダイアトニックスケール上の白鍵のみで構成されているという特性を紹介。この発見により、テンション音を含めても響きが濁りにくく、初心者でも扱いやすい「マタタビ和音」として活用できることを学べます。コード進行の選択肢を広げたい制作者に有用な理論です。
アヴォイドノートへの理解を深め、ⅱm/ⅳについての特性を知る
コード理論を勉強された方なら、一度は目にする”アヴォイド・ノート”
ここでは、その仕組みについて触れ【ⅱm】と【ⅳ】という二つの特殊なコードについての豆知識をお届けします。

マイナー9th=短9度という音程は、たいへん刺激的なサウンドです。

ハ長調=C Majorのダイアトニックコードに、
9th,11th,13thのテンション全部盛りにしたものがこちら。
コード構成音に含まれる短9度の音程は、時に響きを阻害する「アボイドノート」と捉えられます。

テンションの短9度をミュートして聴いてみます。
このような回避は、絶対的なものではありませんが、たしかに省略するとサウンドが和らぐことがわかります。


さて、お気付きでしょうか、
2つ目と4つ目のコードには短9度音程が存在していません。
(厳密にいうと、FとBの増4度(減5度)=トライトーンを含むので、いくらかの和音機能としてケーデンスの制限は受けます)
つまりコードの響きそのものに、タブーが存在しにくいのです。
そして、なんと構成音はすべて、スケール上の7つの「白鍵」であることを「発見」!

ベースにDとFをおいておけば、猫が鍵盤を歩いたり、拳や肘鉄で演奏できるかも!
というネタ的発想でした。
よくある質問
Q1. アヴォイドノートとは何ですか?
アヴォイドノートとは、特定のコード上で響きを阻害するとされる音のことです。特にマイナー9th(短9度)は刺激的で濁った響きになるため、避けるべき音とされています。ただし絶対的なルールではなく、文脈や楽曲スタイルによって活用することもあります。
Q2. ⅱmコードとⅳコードが特殊な理由は?
この二つのコードにはダイアトニックスケール内で短9度音程が存在しないため、アヴォイドノートの懸念がありません。そのため9th、11th、13thなどのテンション音を自由に追加できる利便性があり、コード選択の自由度が高まります。
Q3. 初心者がこの知識をDTM制作で活かすにはどうすればいいですか?
ⅱmとⅳコードをベースにテンション音を追加することで、複雑で洗練されたサウンドを比較的簡単に作れます。コード進行でこれらのコードを意識的に使用し、様々なテンション組み合わせを試すことで、実践的なコード理論の理解が深まります。
- CATEGORY:
- 理論で納得!侘美の楽典ノート





