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Wavesの革新的スピーカーシミュレーター「Nx」「Abbey Road Studio 3」レビュー

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Author: sleepfreaks

ヘッドホンで仮想スタジオモニタリングが可能に

Nx_ARS3

今回は、Wavesの革新的テクノロジーによって生み出されたスピーカーシミュレーター「Waves Nx」と、その技術を応用し、英国アビーロードスタジオのコントロールルームをシミュレートした「Abbey Road Studio 3」について、レビューしていきます。
これらNxシリーズは、「モニタースピーカーを使いたいけど、大音量が出せない」「スピーカーを鳴らすのに理想的な空間ではない」「環境的な制約からヘッドホンを使用せざるを得ない」といった、昨今のDTMや宅録制作環境をサポートしてくれるツールと言えます。
動画ではそのサウンドを体感していただくとともに、ミックスへの活用方法などもご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

Waves Nxシリーズ 動画

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Nx
Abbey Road Studio 3

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Nxのセットアップ

Nxのセットアップは非常に簡単です。
通常通りWaves Centralからインストールを行い、Nxプラグインを立ち上げると、自動的にHead Trackerアプリが立ち上がります。
使用しているPC内蔵カメラもしくは外付けカメラがあれば、自動的に顔を認識し、顔の動きと連動してくれます。

NX_Setting1

正面を向いて、Nxの頭の図と向きがずれている場合は、SWEET SPOTボタンを押して調整します。

sweet spot

その他、必要に応じて、頭部の計測、ヘッドホンEQ、音場/スピーカーの設定などを行います。

Nx_Setting2

セッティングして聴いてみるとわかると思いますが、本当に前方から音が来るような感覚で、ヘッドトラッキングも相まって、ずっと聴いているとヘッドホンを装着していることを忘れそうな錯覚に陥ります。
通常のヘッドホンモニタリングに比べ、聴き疲れしないという印象も受けました。

Nx Head Tracker

Nxのヘッドトラッキングについては、カメラで行う方法以外に、専用のデバイス「Nx Head Tracker」を使う方法があります。

NX_Headtracker

ヘッドホンのバンドに装着し、PCとBluetooth接続することで使用します。
ペアリングが完了したら、Head Trackerアプリで接続を行います。

Head Tracker

Nxプラグインで、「Nx Tracker」を選択すればOKです。

Nx Tracker

使用感としては、カメラ使用時よりも追従性が良く、正確に頭の動きを捉えてくれると感じました。

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Abbey Road Studio 3

Nxの技術が用いられたプラグインとして、もう一つリリースされているのが「Abbey Road Studio 3」です。
英国アビーロード・スタジオとの共同開発で、数多くの作品が生み出された『Studio 3』の音響環境そのものをヘッドフォンに再現したというもの。
場所や時間に縛られず、世界最高峰スタジオのコントロール・ルームで音楽の制作・ミックスが可能になる画期的なプラグインです。

ARS3

セッティングは基本Nxと同様で、SWEET SPOTと同義のボタンとして「CALIBRATE」を使用します。
大きな特徴として、3種類のスピーカー「NEAR」「MID」「FAR」から選択できる点が挙げられます。

使用感としては、Nxよりも音に締まりがあるイメージで、細かな部分まで確認しやすい印象でした。
また、やはりスピーカーを選択できる点が大きく、確認ポイントに合わせて使い分けるとともに、どのスピーカーでもバランスよく仕上げることで、よりミックスの完成度を高められると感じました。

ミックスにおける活用シーン

リバーブ

reverb

ボーカルへのリバーブ適用は、特にスピーカーモニタリングを必要とする作業です。
通常のヘッドホンモニターでは、音が左右に分離しすぎて、ボーカルとの距離を感じてしまいますが、スピーカーを通すと、ボーカルを包み込むような響き方をします。
Abbey Road Studio 3でもスピーカーさながらの響きを得ることができ、ボーカルとリバーブタイプのマッチングなどの際に大いに活躍します。

イコライザー

equalizing

イコライジングでもNxテクノロジーは威力を発揮します。
動画のサンプル楽曲では、キックとベースについて取り上げています。通常のヘッドホンモニターでは、キックがセンターでベースが左右に広がり分離しているように聞こえますが、Abbey Road Studio 3を通すと、両者が混ざり合いながら、キックが前面、ベースが奥という奥行きが見えてきます。
かつ、周波数帯域的にはキックが上で、ベースが下といった判断ができ、その方向性でイコライジングを行うことができます。
特にFAR(ラージモニター)モードで聴くと、低域が見えやすく、また太いローエンドの心地良い響きを感じなら作業することができました。

コンプレッサー

Comp

コンプレッサーはレベルを整えるとともに、サウンドの奥行きをコントロールするエフェクターでもあります。
動画では、キックに適用したコンプレッサーのアタックタイムについて、速めの設定と遅めの設定を比較し、通常のヘッドホンモニターとどちらが奥行きを感じやすいか?を検証しています。
結果はやはりAbbey Road Studio 3に軍配が上がり、特にオケに混ぜた時の前後の動き具合は目を見張るものがありました。
また、個々のトラックの奥行きをチェックする際は、適度に空気感があるMIDモードが適していると感じました。

サラウンドについて

surround

Waves Nx(Abbey Road Studio 3)は、最大7.1chのサラウンドにも対応しています。
動画ではサラウンド音源をトラックに配置して試聴するとともに、簡単なサラウンドミックスにも触れています。
使用感としては、後ろの音は不思議なほど後ろから聞こえてきて、音に包み込まれるような不思議な没入感を得ることができます。
制作においてサラウンドミックスが必要という方については、場所や機材を選ばず作業可能になるので、かなり有用なツールになると感じました。

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Nx
Abbey Road Studio 3



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記事の担当 大鶴 暢彦/Nobuhiko Otsuru

Sleepfreaks DTM講師 大鶴 暢彦
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