Sonnox Oxford Dynamic EQ 特徴と使い方
Sonnox Oxford Dynamic EQは、帯域ごとのダイナミクスに応じてEQ効果を変化させることができるプラグインです。通常のEQと異なり、オートメーション作業を省きながら、ドラムセットの中からスネアやキックだけを選択的に処理したり、アコースティックギターの耳障りなピークのみをカットするなど、精密な音声処理が可能になります。Threshold、Attack、Release、Detectなどのダイナミクスパラメーターを適切に調整することで、狙った音だけに効果を与え、他の音への影響を最小限に抑えた高品質なミックスが実現できます。
ダイナミックEQとは?
今回はSonnox社の「Oxford Dynamic EQ」という製品について解説していきます。
Oxford Dynamic EQは、PCのみで動作するネイティブプラグインと、UAD用のプラグインとして販売されています。

解説に入る前に、まずダイナミックEQとは何か、ということに触れておきます。
通常のEQは、ある帯域をブーストしたりカットした場合、対象のトラックに対して常にその影響が与えられます。一方で、サウンドは常に変化しており、一定の状態にあることはありません。
ある部分ではEQ効果を得たい、他の部分ではEQ効果が欲しくない、という場合もあるでしょう。
その際オートメーションを使うという方法もありますが、頻繁な変化に対してオートメーションを書くのは効率的ではありません。
そこで、帯域ごとのダイナミクスを基準として、EQの効き具合を変化させることができるのが、ダイナミックEQです。
Sonnox Oxford Dynamic EQ 動画
UADプラグインを使用するためのお勧め製品
URL : https://bit.ly/2wpU1Pn
よくある質問
Q1. ダイナミックEQと通常のEQの主な違いは何ですか?
通常のEQは常に同じ量の効果を与えるのに対し、ダイナミックEQはサウンドのレベル変化に応じてEQ量を自動的に変化させます。オートメーション作業なしに、選択的で効率的な音声処理が可能です。
Q2. Oxford Dynamic EQでスネアだけを狙ってEQをかけるにはどうするのですか?
Offsetゲインで対象帯域を探した後、Targetゲインを設定し、Threshold、Attack、Releaseを調整して反応の感度を最適化します。サイドチェイン機能を活用するとさらに精密な処理ができます。
Q3. DetectのOnsetモードはどのような場面で使用しますか?
ドラムのアタック成分を強調したい場合や、サ行の歯擦音をカットする場合など、突発的なレベル変化のみに反応させたい音声処理に活躍します。
Q4. サイドチェイン機能の役割は何ですか?
ダイナミクス検出の周波数範囲を限定できます。例えばキック処理時に50Hz以下の低域のみに反応させることで、スネアへの誤反応を防げます。
Q5. Oxford Dynamic EQはネイティブとUAD版どちらを選ぶべきですか?
ネイティブ版はPCだけで動作し、UAD版はUniversal Audio製のオーディオインターフェースが必要です。既にUAD対応機器があれば、専用版の方がCPU負荷が低い傾向にあります。
記事の担当 大鶴 暢彦/Nobuhiko Otsuru






