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ラウドネス・ノーマライゼーションの結果を手軽に確認できる Loudness Penalty

ミキシングプラグイン解説 公開 2019.08.06 更新 2026.07.18
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Loudness Penaltyは、Meter Plugs社が提供するDTM用プラグインで、楽曲を分析してYouTubeやSpotifyなどの配信サービスにおけるラウドネス・ノーマライゼーションの影響を数値化します。各配信サービスで音量がどのように調整されるかをdb単位で表示し、プレビュー機能で実際の聴こえを確認できるため、マスタリング時に最適な音圧設定を実現できます。無料のWeb版も用意されており、プラグイン購入前のお試し分析も可能です。

各種配信サービス別に音量の指標を表示

top

今回はMeter Plugs社のLoudness Penaltyについて解説していきます。
このLoudness Penaltyは、楽曲を分析し、各種配信サービス向けの音量の指標を示してくれるプラグインです。

YouTubeやSpotifyといった各種配信サービスは、楽曲の再生音量を一定にし、快適にリスニング出来ることを目的として、ラウドネス・ノーマライゼーションという仕組みが取り入れられています。
そのため、過度に音圧を上げたとしても、基準値の音量までボリュームが下げられてしまいます。

normalization

過度に音圧を上げた楽曲は、引き換えにダイナミクスを失ってしまうため、それを避けるには、各種配信サービスのラウドネスノーマライゼーションを意識した音圧の設定が必要になるというわけです。

それでは、Loudness Penaltyの使い方について詳しく見ていきましょう。

Loudness Penalty 動画

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YouTube動画への質問と回答の抜粋

質問です。 YouTube用の音声ファイルを作成したく、 Wavelabでターゲットラウドネスを-13LUFSで調整し、 書き出したものをWEB版のLoudness Penaltyで計測した所、 YouTube欄で-1.0と出ました。 今度はWavelabで-14LUFSにしたものを計測すると --と出ました。 これはどちらが正しいのでしょうか?


Wavelabで-13LUFSになるように調整いただき、Loudness Penaltyで計測すると-1.0と表示されますでしょうか? もし、同じ-1.0と表示される場合は、ソフト上で-12LUFSを目安にファイルを作成させる形が良いと感じました。


録音していると、唾の音が入ってしまうのですがどうすればいいですか?


どのようなノイズか?というサウンドを確認ができておりませんが、ディエッサーやノイズ除去ソフトで軽減できる可能性がございます。 ディエッサー https://sleepfreaks-dtm.com/dtm_word/2-9te/deesser/ RX7 https://sleepfreaks-dtm.com/dtm-materials/izotope-rx7-2/ RX7もデモ版を使用可能ですので、一度、お試しください。


Loudness PenaltyのWebサービスについて

実はこのLoudness Penalty、Webサービスでお試しの分析を行うことができます。
目的のファイルをドラッグ&ドロップすると分析が開始され、

web1

このように結果が表示されます。

web2

再生しながら各配信サービスの数値をクリックすると、それぞれのラウドネスノーマライゼーションの結果をプレビューすることができます。
ただし、Webサービスは書き出したファイルのみが対象なので、DAW上で即座に音量調整を行いたい場合は、やはりプラグインが便利です。

ラウドネス・ノーマライゼーション 解説動画

  • threebodytech 記事中

ラウドネスペナルティスコアを計測する

では実際にプラグインを使用してみましょう。
Loudness Penaltyは、マスタートラックの一番最後にインサートします。
マキシマイザーを適用している場合は、その後に挿しましょう。

insert

この状態で再生すると、即座に計測された数値が表示されます。

result1

これらの数値は、それぞれの配信サービスにおけるラウドネスノーマライゼーションで、どのように音量が調整されるかをdb単位で表しています。
マイナスの場合は大きすぎるため小さくされる、プラスの場合は小さすぎるため大きくされる、といった具合です。配信サービスによっては大きくされないものもありますので、とりあえず0を目指して音量を調整すると考えてよいでしょう。
なお、この数値を本プラグインではラウドネスペナルティスコアと名付けています。

各配信サービスでの音量をプレビューする

目的の配信サービスのラウドネスペナルティスコアをクリックし、Previewボタンを押して楽曲を再生すると、現在のスコア分を補正した音量で聴くことができます。
今回はSpotifyを選択してみましょう。

preview

このプレビュー音量は、ボタンクリック時のラウドネスペナルティスコアを基準とします。なので、スコアが変動しても音量が追従することはありません。
スコア部分をもう一度クリックすると、その時点のスコアで補正された音量をプレビューできます。

one_more_click

なお、プレビューした時点のスコアから0.3db以上の変動があった場合、数値がオレンジ色に点灯します。

orange

これを目安にして、プレビュー音量の更新を行ってもよいでしょう。

この操作を自動的に行ってくれるのがAuto Gain ボタンです。
Auto Gainボタンをオンにすると、現在のラウドネスペナルティスコアに自動追従してプレビューを行うことができます。

正確な計測方法と書き出し時の注意点

正確なラウドネスペナルティスコアを計測するには、リセットボタンを押して、楽曲を最初から最後まで再生する必要があります。

reset

こちらがその数値です。Spotifyの場合、3.7db音量が下げられることになりますから、マキシマイザーのスレッショルドを3.7db戻します。

adjust_gain

その上でもう一度全体を再生し、目的の配信サービスで0に近い数値となっていれば、音量が最適化されたということになります。

最後に一つ注意点です。作業が終わったら、必ずプレビューオフ、あるいはプラグインがバイパスになっていることを確認してください。
プレビュー状態のままだと、補正がかけられた状態で書き出されてしまいます。

notice

Loudness Penaltyは配信の時代のマスタリングに非常に有用なプラグインと感じました。
ご興味を持たれた方は、ぜひWebでお試しの上、購入を検討してみてください。

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よくある質問

Q1. ラウドネス・ノーマライゼーションとは何ですか?

YouTubeやSpotifyなどの配信サービスが採用している仕組みで、すべての楽曲の再生音量を一定に統一しリスニング快適性を保つものです。過度に音圧を上げた楽曲も基準値まで自動的に下げられます。

Q2. Loudness Penaltyのプラグインはどこに挿入するのですか?

マスタートラックの最後に挿入します。マキシマイザーを使用している場合はその後に配置してください。

Q3. ラウドネスペナルティスコアの負の値と正の値は何を意味していますか?

負の値は楽曲が大きすぎるため音量が下げられることを、正の値は楽曲が小さすぎるため音量が上げられることを示しています。

Q4. Web版と プラグイン版の主な違いは何ですか?

Web版は書き出したファイルのみ分析可能で試用向けですが、プラグイン版はDAW上でリアルタイムに数値を確認しながら即座に音量調整できるため実作業に便利です。

Q5. 書き出し時に気をつけるべきポイントは何ですか?

必ずプレビューをオフにするか、プラグインをバイパス状態に設定してください。プレビュー状態のまま書き出すと補正がかけられた状態で出力されてしまいます。

記事の担当 大鶴 暢彦/Nobuhiko Otsuru

Sleepfreaks DTM講師 大鶴 暢彦
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