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Pro Tools 12 新機能_3 トラックバウンス/コミットなど

待望のトラックバウンス機能解放と、新機能「コミット」

splash123

Pro Tools 12.3アップデートでは、トラックバウンスのNative版への解放と、
新機能「コミット」の搭載がメイントピックとなります。
その他細々とした便利機能も増えていますので、併せて解説していきます。

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Protools 12 新機能_1 インプットモニター、Copy to Sendなど
Pro Tools 12 新機能_2 VCAマスターなど
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マルチトラック書出しも可能な「トラックバウンス」

12.2まではトラックバウンスはHD版のみでしたが、12.3からはNativeでも可能となりました。
方法は以下の通りです。

  • 1. バウンスしたいトラックを複数選択します。
  • 2. 選択トラックの内いずれかのトラック名を右クリックし、「バウンス」を選択します。
  • track_bounce

  • 3. 下図のようなダイアログが出ますので、適切なフォーマット・接頭文字等を設定し、OKとします。
  • track_bounce_dialogue

  • 4. 選択したトラック数分のファイルが書き出されます。
  • bounced_files

「コミット」でオーディオ化〜置き換えをスムーズに

HD/Nativeいずれにもなかった新機能「コミット」。
トラックバウンスと近いものではありますが、プラグインのオーディオ化を行いたい場合の
ワークフローが考慮された、非常に便利な機能
です。

幾つかのパターンがありますので、個別に解説していきます

最もシンプルなコミット方法

  • 1. オーディオ化を行いたいトラック名を右クリックし、コミットを選択します。
  • commit

  • 2. コミットダイアログにて、書出しの設定や元トラックの処置を設定します。
  • commit_dialogue

  • 3. インストゥルメントやインサートエフェクト全てを含んだ形でコミットされ、
    オーディオトラックが出来ます。
  • commit_result

ドラッグ&ドロップによるコミット

先にオーディオトラックを作っておき、クリップをドラッグ&ドロップすることで、
コミットを行うことも出来ます。

drag_drop_commit

特定のインサートまでのコミット

インサートを右クリックし、「このインサートまでコミット」を選択すれば、
その次以降のインサートを残した形でコミットする
ことができます。
たとえば、インストゥルメントまでコミットし、インサートエフェクトは残したい、
といった場合に重宝します。

insert_commmit

パラアウト先のAUXも含めたコミット

ドラム等のトラックでパラアウトしている場合、パラアウト先のAUXトラックも含めて
一気にコミットする
ことができます。方法は以下の通りです。

  • 1. 上記同様、インストゥルメントのインサートまでコミットを選択します。
  • para_commit

  • 2. コミットダイアログ後、以下のダイアログが出ますが、そのままOKを押します
  • para_commit_dialogue3. コミットが完了しパラアウトトラック数分のオーディオトラック出来ます

    para_commit_result

  • 4. センドの設定やグループアサインメントも引き継がれています
  • para_commit_result_mixer

※この方法では、パラアウト先において、インストゥルメントと同列のインサートまではコミットされ、
それ以下のインサートは引き継がれる形となります。
全てのインサートエフェクトを残したい場合は、一段ずらす等の工夫を行ってください。

その他の追加機能

  • バッチフェード

batch_fade

複数のオーディオクリップを選択し、command+F(Windowsはctrl+F)を押すと、
バッチフェード画面が表示され、フェードイン、クロスフェード、フェードアウト
の設定を一気に行う
ことが出来ます。

既存のフェードがある場合の処理方法を細かく設定することができたり、
設定をプリセットとして保存できる等、かなり強化されています。
作業効率化に貢献すること間違いなしです。

  • クリップの透過表示

overlay

クリップを左右に動かす際、元の位置が透過表示され、相対的な移動距離を
視覚的に捉えやすくなりました。
地味ですが、拡大して微調整等するさいには中々嬉しい機能です。

次回は引き続き、先日リリースされたPro Tools 12.4の新機能を取り上げる予定です。

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