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Pro Tools 12 新機能_3 トラックバウンス/コミットなど

Protoolsの使い方 上級者編 公開 2015.12.29 更新 2026.07.17
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Pro Tools 12.3では、Native版でのトラックバウンス機能が解放され、新機能「コミット」が搭載されました。トラックバウンスは複数トラックを一括書出しでき、コミット機能はプラグインのオーディオ化を柔軟に行えます。シンプルなコミットから特定インサート単位でのコミット、パラアウト先AUXを含めたコミットまで複数の方法があり、制作ワークフローが大幅に効率化されます。さらにバッチフェードやクリップ透過表示といった細かい機能も追加され、ミキシング作業の生産性向上に貢献します。

待望のトラックバウンス機能解放と、新機能「コミット」

Pro Tools 12.3アップデートでは、トラックバウンスのNative版への解放と、
新機能「コミット」の搭載がメイントピックとなります。
その他細々とした便利機能も増えていますので、併せて解説していきます。

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マルチトラック書出しも可能な「トラックバウンス」

12.2まではトラックバウンスはHD版のみでしたが、12.3からはNativeでも可能となりました。
方法は以下の通りです。

  • 1. バウンスしたいトラックを複数選択します。
  • 2. 選択トラックの内いずれかのトラック名を右クリックし、「バウンス」を選択します。
  • 3. 下図のようなダイアログが出ますので、適切なフォーマット・接頭文字等を設定し、OKとします。
  • 4. 選択したトラック数分のファイルが書き出されます。
  • threebodytech 記事中

「コミット」でオーディオ化〜置き換えをスムーズに

HD/Nativeいずれにもなかった新機能「コミット」。
トラックバウンスと近いものではありますが、プラグインのオーディオ化を行いたい場合の
ワークフローが考慮された、非常に便利な機能
です。

幾つかのパターンがありますので、個別に解説していきます

最もシンプルなコミット方法

  • 1. オーディオ化を行いたいトラック名を右クリックし、コミットを選択します。
  • 2. コミットダイアログにて、書出しの設定や元トラックの処置を設定します。
  • 3. インストゥルメントやインサートエフェクト全てを含んだ形でコミットされ、
    オーディオトラックが出来ます。

ドラッグ&ドロップによるコミット

先にオーディオトラックを作っておき、クリップをドラッグ&ドロップすることで、
コミットを行うことも出来ます。

特定のインサートまでのコミット

インサートを右クリックし、「このインサートまでコミット」を選択すれば、
その次以降のインサートを残した形でコミットする
ことができます。
たとえば、インストゥルメントまでコミットし、インサートエフェクトは残したい、
といった場合に重宝します。

パラアウト先のAUXも含めたコミット

ドラム等のトラックでパラアウトしている場合、パラアウト先のAUXトラックも含めて
一気にコミットする
ことができます。方法は以下の通りです。

  • 1. 上記同様、インストゥルメントのインサートまでコミットを選択します。
  • 2. コミットダイアログ後、以下のダイアログが出ますが、そのままOKを押します
  • 3. コミットが完了しパラアウトトラック数分のオーディオトラック出来ます

  • 4. センドの設定やグループアサインメントも引き継がれています

※この方法では、パラアウト先において、インストゥルメントと同列のインサートまではコミットされ、
それ以下のインサートは引き継がれる形となります。
全てのインサートエフェクトを残したい場合は、一段ずらす等の工夫を行ってください。

その他の追加機能

  • バッチフェード

複数のオーディオクリップを選択し、command+F(Windowsはctrl+F)を押すと、
バッチフェード画面が表示され、フェードイン、クロスフェード、フェードアウト
の設定を一気に行う
ことが出来ます。

既存のフェードがある場合の処理方法を細かく設定することができたり、
設定をプリセットとして保存できる等、かなり強化されています。
作業効率化に貢献すること間違いなしです。

  • クリップの透過表示

クリップを左右に動かす際、元の位置が透過表示され、相対的な移動距離を
視覚的に捉えやすくなりました。
地味ですが、拡大して微調整等するさいには中々嬉しい機能です。

次回は引き続き、先日リリースされたPro Tools 12.4の新機能を取り上げる予定です。


よくある質問

Q1. Pro Tools 12.3のトラックバウンスとコミットの違いは何ですか?

トラックバウンスは複数トラックを選択して一括書出しする機能です。一方、コミットはプラグインをオーディオ化して元のトラックと置き換え、ワークフローを効率化する機能で、特定インサート単位での処理も可能です。

Q2. コミット時に特定のインサートエフェクトだけを残すことはできますか?

はい。インサートを右クリックして「このインサートまでコミット」を選択すれば、その次以降のインサートエフェクトを残した状態でコミットできます。

Q3. ドラム音源のパラアウトトラックも一緒にコミットできますか?

できます。インストゥルメントのインサートまでコミットを選択すると、パラアウト先のAUXトラックも含めて一括コミットでき、センド設定やグループアサインメントも引き継がれます。

Q4. バッチフェード機能でフェード設定をプリセット保存できますか?

はい。複数クリップを選択してバッチフェード画面を開き、フェードイン・アウトやクロスフェード設定をプリセットとして保存でき、後で同じ設定を再利用できます。

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