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グルーブクオンタイズを使用する ProTools の使い方

ノリを抽出し、楽曲へ取り入れる ProTools「グルーブクオンタイズ」

カッコ良いと思う楽曲のリズムパターンを実際に打ち込んでみたことはありますか?

フレーズは全く一緒なのに思った感じに仕上がらなかったと思います。

この原因は「音色」「タイミング」「強弱」「長さ」
実際の楽曲と異なるためです。

この「グルーブクオンタイズ」機能を使用する事で、
お気に入りのパターンから上記「音色」以外の要素を抽出し、
楽曲中で使用することができます。

グルーブを抽出する

サンプリングCDからカッコいいパターンを見つけました。

打ち込み

上記パターンをモデルとし、MIDIで打ち込んだファイルです。
「ベロシティ」(ゴーストノート以外)「タイミング」ともにベタ打ちです。

きついですね。。

ここで「グルーブクオンタイズ機能」を使用します。

Beat Detective

グルーブを抽出したいリージョンを選択し、
上メニュー → 「イベント」→「Beat Detective」をクリックします。

Beat Detective

「Beat Detective」メニューが開きます。

  • 1_「グルーブテンプレートを抽出」を選択します
  • 2_抽出する素材の長さを選択します。今回のモデルは2小節ループのため
    「1小節1拍〜3小節1拍」となります。
    その下の「次を含む」で、ループ内の最小音符を指定します。
  • 3_「分析する」ボタンをクリックします
  • 4_アタック検出の度合いをスライダーで調整します。この時「サブ拍」を指定します。

検出部分に紫色の線が入ります。
スライダーを右に動かせば動かすほど検出結果が細かくなります。
アタック部分がしっかりと検出されていることを確認してください。

最後に「検出」をクリックします。

ディスクに保存

表示されるウィンドウから「ディスクに保存」を選択します。

グルーブ名を任意の名前で保存

グルーブ名を任意の名前で保存します。

これでモデルループのグルーブが抽出され、楽曲中で使用できるようになりました。

保存したグルーブを使用する

保存した「グルーブ」を先ほどのMIDIデータへ適用します。

「グルーブ」を適用したいリージョンを選択し、
上メニュー → 「イベント」→「クオンタイズ」を選択します。

クオンタイズパネル

クオンタイズメニューが開きます。

  • 1_「クオンタイズ グリッド」から上記で保存したグルーブを選択します
  • 2_「グルーブ」から、どの要素を参照するか?を決定します。
    また値は100%で抽出グルーブと同じ値。
    数字が下がるにつれかかり方が弱くなり、数字が上がるとその癖を元グルーブ以上に強調します
    ここでは全て100%(参照グルーブと同じ値)になるように設定しました。
  • 3_上記を設定後に「適用」をクリックします

これで選択リージョンへ「グルーブ」が適用されました。

クオンタイズ結果

このように「タイミング」「強弱」「長さ(ドラム打ち込みは関係ありません)」が変わっています。

肝心の音もいい感じです。
音色もベロシティによって大きく変わっていますね。

今回はドラムループでの実践でしたが、
これ以外の楽器でも検出可能です。

気に入ったノリを全て検出、保存し、
ストックしておくというのもオススメです。

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